Jリーグの主審をもっと採点しよう

鹿島アントラーズvs川崎フロンターレ戦で勝利を逃した鹿島の内田が、試合後にコメントしていた。

要約すると

◆Jリーグはストレスが溜まりすぎ
◆解説者も誤審に対して言葉を濁さず厳しく言え

こんな内容になる。

これはサッカーメディアがもっと主審の採点を徹底すれば解決する。

日本では主審を採点するメディアはごく一部だ。
それもページの図の端っこに小さな字で数字を記載しているに過ぎない。

他の選手と同じように、採点理由のコメントを併記すべきだ。

これを全てのサッカーメディアが採用しないと、主審の仕事のレベルは中々上がらない。

VARの導入にはある程度の時間がかかる。
主審の採点は今すぐできる。

Jリーグでは試合後にアセッサーが主審の仕事ぶりを検証する。
誤審の多い者は、知らない間に下部リーグの担当に降格しているという。

ただどんなにアセッサーが奮闘しようと、それは所詮「内輪」での作業に過ぎない。
「内輪」の作業だけでは、検証としては不十分だ。

解説者やスポーツメディアの人達のような「外部」の眼や口が、検証には重要だ。

弟子の貴ノ岩が暴行事件を受けた時、貴乃花は何故日本相撲協会への手続きではなく警察への被害届や内閣への告発状の提出といった「外部」への手続きにこだわったのか?

「内輪」だけで済ませると、事件が揉み消される危険性が高かったからだ。

主審の採点も同じこと。
「内輪」の採点だけで済ませると、「Jリーグの重鎮にとって都合の悪いことを揉み消しているのでは?」と疑う人が出てくる。
公平に主審を仕事させ、仕事の質を高めるためには「外部」からの採点も必要だ。

サポーターはプレーを1つの角度からしか観られない。
サポーターの死角で選手が相手の肉をつかんでいても、サポーターにはそれが分からない。

「なぜ今のがイエローなんだ?」
「ヘボ審判! 辞めちまえ!」

サポーターがこうなるのは当然だ。

それを補うのが解説者やスポーツメディア関係者といったプロの「外部」の人達の役目だ。

彼ら彼女らには、様々な角度からのVTRで疑惑のプレーを検証できる権利がある。
「実は誰々が肉をつまんでいたから、イエローを出した」と書く事ができる。

その結果、サポーターが誤審だと思っていた判定が実は正当な判定だったという事はよくある。
良い仕事をする主審は、そうやって守られるべきだ。

もちろんサポーターが誤審だと思っていた判定が実は本当に誤審だったという事もある。
この場合、解説者やスポーツメディアは「微妙な判定だ」とか言葉を濁さないで、「今のは誤審だ」とはっきり言い切るべきだ。
良い仕事をする主審には良い採点をし、悪い仕事をする主審には悪い採点をすべきだ。

もちろん悪く採点し、理由を書けば嫌われる。
だがそれを怖れて「微妙な判定でした」とごまかしている内は、解説者やメディアの人達は金を貰う資格はない。
金を貰っているんだから、言うべき事は言わないと。

同様に、選手だけでなく主審も日当という形で金を貰っている。
それも決して安くない金を。

金を貰う以上、自分の仕事には責任を持つべきだ。
判定への批判を止める様に求める姿勢は、主審を甘やかすだけだ。

判定に批判するサポーターを批判する者は、誤審が原因で贔屓のチームが優勝を逃したり降格したりしても、その主審を批判しないのか?

仕事には緊張感がなければならない。



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