闘うことをやめない漢

昭和を代表する横綱の千代の富士は脱臼癖に悩まされた。

立ち会いの時の鋭い眼光が特徴の「ウルフ」は、筋骨隆々の身体を持ってしても度々の肩の脱臼に泣かされた。
激痛に顔を歪めながら優勝杯を掲げたこともあった。

それでも引退する時まで、身体が闘える状態の時は闘うことをやめなかった。

同じく脱臼に悩まされた者が、浦和にもいる。

6月21日。ロシア・サマーラ。

デンマーク代表を倒して活躍するために豪州代表の一員として奮闘していたナバウトのワールドカップは、グループステージ第2戦のこの試合の75分に突然幕を下ろした。

接触プレーで肩を痛めるナバウトの尋常じゃない苦悩ぶりが、テレビのブラウン管越しに伝わってきた。

脱臼だった。
同じ場所を少し前に脱臼していて、そこから回復した矢先の負傷だった。

「結果は自信になる。僕はちょっと変わり者なので(再発の)怖さはない。当たっても問題はない」

浦和レッズでのトレーニングマッチでゴールを決めた彼は言う。

ナバウトもまた、闘うことをやめない漢だ。

脱臼を怖れず、彼は闘い続ける。
そんなナバウトの活躍を、俺は願う。



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