ダービーとはプロレスだ
ツイッターでガンバ大阪公式アカウントで放った言葉が、話題になっている。
「向こう」って。公式サイトでの公式発表の時点でこの表現。ガンバも中々やるな。 https://t.co/7GK9pnkphI
— 紅夢 (@beniyume_) 2018年10月4日
昨日の @GAMBA_OFFICIAL での「向こう」発言に対し @crz_official は沈黙。煽りこそダービーの最大の醍醐味だが、煽りに乗らないのもまた1つの対応だ。発煙筒を投げ入れるとかいう物騒な事をしなければ、ダービーはサッカーを面白くするスパイスになる。他のダービーももっと熱くやれば良い。
— 紅夢 (@beniyume_) 2018年10月5日
「たまたま同じ県にクラブが有るだけ」そういうクラブ同士のカードをダービーと言えるか? 何でもかんでもダービーと言えば良いモンじゃない。大阪ダービーはお世辞にもお上品とは言えないし、少々攻撃的な言葉も飛び交う。ただダービーと言うからにはそれ位の熱さがほしい。ダービーとはプロレスだ。
— 紅夢 (@beniyume_) 2018年10月5日
「向こうが儲かるのはあれですけどね」
「向こうのチケット」
敢えて具体名を避け「向こう」という言葉を使っている。
実に素敵な煽り文句だ。
ONE PIECEでのゾロとサンジの様にライバル関係にある人達は、お互いを名前で呼び合うなんて事はまずない。
ゾロはサンジを「てめえ」「クソコック」「ほげー」と呼ぶ。
サンジはゾロを「てめえ」「マリモ」「クソ野郎」と呼ぶ。
名前を呼べば、それは相手の宣伝行為にもなり得る。
だからこそ敵対関係にある者達は、敵を名前で呼ぶことを避ける。
煽りが有ってこそ、ダービーだ。
煽りは言葉のストリートファイトだ。
「ダービーとはプロレスだ」
これはサッカーサポーターが集う「やどかり」の場で大宮サポーターが放った言葉だ。
プロレスラーは敵を煽って煽って敵の技を受け、敵に技を仕掛ける。
煽りが有るからこそ、プロレスは盛り上がる。
プロレスとはストリートファイトに最も近い格闘技だ。
ダービーでは、煽りが有ってナンボ。
煽りを取り除いて無菌衛生的な環境で実施するダービーは、ダービーではない。
その意味で大阪ダービーは、ダービーらしいダービーだ。
当事者ではない俺がここに書くのをためらうような言葉が、大阪ダービーでは普通に飛び交う。
ダービーとはいえ、ルールはちゃんと存在する。
踏み越えてはいけない一線も確かにある。
ただこんな風に発煙筒を投げつけるような暴力行為に出ない限り、ダービーはダービーでいられる。
発煙筒の間違った使用法。コソボの議会場にて。 https://t.co/NADNwLlzVF
— 紅夢 (@beniyume_) 2018年10月5日
「たまたま同じ都道府県に有るクラブと闘えば金になる」と安住しないで、もっと煽ってみればいい。
え? 「レッズのダービーは?」って?
さいたまには浦和が有ればいい。
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