自動的に入る情報だけに頼るとどうなるか?

「ホリエモン」こと堀江貴文の近畿大学卒業式での伝説のスピーチの内容が、俺は気にいっている。

レールの上を敷かれた人生を歩めば家庭や家、車を持てる時代は終わった。
これまで一生安泰だと思っていた会社は潰れたり吸収合併されたりする。
会社をアテに出来ない時代になる。

俺が最初に就職した会社もそうだった。
入社時点でその業界の最大手だった会社は、既に吸収合併の憂き目に遭っていた。
もちろん俺は、そうなる前にその会社を辞めていた。

その中で生きていくには自分で情報収集し、それを整理して発信することが重要になる。

なぜなら10年もすれば常識は変わるからだ。
日本の今の常識が、世界の今の非常識になるからだ。

出来る人は、世界最高峰の知を英語ベースで手に入れている。
そういう人がどんどん世の中を変えてしまっている。

そういう時に自分から情報収集しようとせず、旧い常識に固執するだけではすぐにその人は絶滅危惧種になり、化石の中に埋もれてしまう。

先に挙げた俺が最初に入社した会社が、まさにそうだった。
新しいやり方をどんどん導入して快進撃を飛ばすライバル会社を尻目に、自分達の旧い常識だけで動いていた会社はどんどん斜陽化していった。

辞めた理由は他にもあるが、社内の慢性的に淀んだ雰囲気に耐えられなくなったのも一因だ。
その会社が吸収合併されたのは、俺が辞めて10年もしない後のことだった。

会社の常識は、ごく狭い場所での常識でしかない。
情報を自分からどんどん採り入れて自分の常識を更新していかないと、あっという間に奈落の底に落ちてしまう。

これがこの時に俺が得た教訓だった。

だからこそ近畿大での堀江のスピーチには全面同意する。
テレビや新聞を見れば自動的に入ってくる情報に頼るだけでは駄目で、インターネットを駆使して自分から情報を取りに行かないと生きていけない。

もしスマホから情報を取りに行かないと、どういう事になるか?

先日、外務大臣の河野がカナダ・EU共催女性外相会合に出席した。

この事実自体、テレビや新聞のニュースを受け身で眺めていた人はほとんど知らないだろう。

外務省の公式サイトには「女性の活躍推進,女性・平和・安全保障,ルールに基づく国際秩序,女性に対する暴力撤廃等をテーマに,世界の女性外相とG7各国外相を招待して開催した」と有る。
女性に対する非常にデリケートな議題ばかりである。

これが英語ベースでの記事には、こう書かれている。

「カナダが女性の外国の大臣の初の会合を開いたのに、日本だけが男性を送った」

女性のデリケートな諸問題を語るデリケートな場にすら女性を送らない日本の総理大臣の安倍の姿勢に疑問を投げかける内容になっている。

この会合で参加した男性は、河野のみ。

会合に招待されたのは河野ではなく、日本の大臣の誰かではないか。

女性の権利を語る場に1人の女性も派遣させない程、日本では女性の権利を踏みにじっている。

この記者からは、そういう意識がにじみ出ている。
実際、日本の大臣に投与している女性は2人しか居ない事にも触れている。

日本では、これほど女性は冷遇されている。
こういう情報は、テレビのニュースを自動的に見るだけでは分からない。

サッカーの話題についてもそう。
鹿島アントラーズはACL準決勝第1戦で水原三星ブルーウィングスに先勝した。
第2戦も勝ち抜けば、他会場で行われているアルサッドとペルセポリスの勝者とアジア王者の座を賭けて決勝で対決することになる。

そういう中東勢同士の試合の大事な情報を載せた記事が、いつまで経っても日本のメディアには上がらない。
日本のテレビなどを見ているだけでは、中東ラウンドの動向どころかACLを本当に開催しているかすら分からない人が大半だろう。

こういう時、「英語ベースでの世界最高峰の知」ではここまで詳しく書かれている。

最初の15分間は慎重な試合展開だったこと。
アフィフが前半終了間際にドライブシュートで危険な場面を演出したこと。
ペルセポリスの選手達がアルサッドの攻撃陣にイライラしていたこと。

日本のメディアでは考えられない詳しさだ。

韓国のメディアには、この試合に触れている所もあった。
逆に鹿島vs水原戦のレビュー記事は中東のメディアにしっかり載っている。

日本のメディアだけが、準決勝の次の対戦相手についてのレビュー記事を書かない。

日本の記者は記者クラブに張り付いてぶら下がり記事をもらうのが常識だ。
決してカタールまで行って生の試合を観に行ったりはしない。

日本のメディアは現地に行かない。
外国のメディアは現地に行く。

「現地に行く」のが常識な所での記事の方が、「現地に行かない」のを常識としている所の記事より信憑性が高いのは当然だ。

受動的に記事を眺めているだけでは、いつまで経っても決勝の相手について具体的な情報を手にできない。
積極的に英語ベースでの記事を探りにいくからこそ、具体的な情報が手に入る。

知ることと知らないことの差は、ここまでハッキリと違う。

知ることに貪欲になろう。
変わることを諦めるな。



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