選手はファンの要望に応えないといけないのか?

「お客様は神様です」と日本では言う。

それならば、客のどんな要望も受け入れないといけないのか?

店にはいろんな客が来る。
万引きしに来る輩もわめき散らす輩も、日本では「客」だ。

そんな輩でも、日本では手荒に扱われることはあまり無い。

なぜなら彼らも客だから。
客である以上、神様だから。

クレーマーが増殖したり海外で破格の値段で日本の商品が売られたりするのは、この辺と無関係だろうか?

プロサッカー選手である槙野に大量のカードを送りつけてサインして送り返すように求める者がいる。

その求めに応じるのは、正しいのか?

ある国では、店内で万引き行為などの迷惑行為を働く輩に対しては永久入店禁止措置を採る。

なぜならそういう輩は客ではなく、犯罪者だから。

無宗教の人が多い日本では、あまりにも簡単に「神」という言葉を使う。
そんな国は日本と中国ぐらいだ。

大体誰も助けないで迷惑行為ばかり働く神様などいてたまるか?
神様は人間同士が幸せに楽しむ姿を見て、一緒に楽しむものだ。

日本の様に「お客様は神様だから」と迷惑行為を働く輩にまで丁重に扱えば、他の「神様」を粗相することになる。

槙野が所属する浦和レッズでは去年のACL決勝第2戦、つまり「この試合でアジア王者が決まる」という大一番のチケットが入手困難に陥った。

理由は転売屋が組織的にチケットを買い占め、それを高額で転売していたからだ。

レッズサポーターなら誰もが観たかった筈の大一番の会場埼スタでは、空席が何気に有った。

転売する輩を神様扱いすると、そのチケットを欲しかったサポーターにもレッズにも迷惑をかけることになる。

送られた大量のカードに全部サインして槙野が送り返せば、そのカードが転売されるのは目に見えている。

大量のカードにサインすれば、それだけ多くエネルギーを削がれる。
その分他のファンサービスにかけるエネルギーが減り、どうしてもぞんざいになってしまう。

槙野が疑問を投げかけた通り、カードにサインして送り返すのは間違っている。
ファンサービスはファンである人に行うべきだ。

「紙切れよこせば誰でも客になる」という考えは、間違いだ。



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