ガボンのサッカーリーグのまとめ
ガボンのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
なし
◆連盟
アフリカサッカー連盟(CAF)
◆1部リーグ名称
ガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1(Gabon Championnat National D1/Championnat du Gabon de Football National Foot 1)
◆所属チーム数
14
◆試合形式
7チームずつの2グループに分かれて2回戦総当たり方式のレギュラーシーズンを実施し、各グループの上位3チームずつが1回戦総当たり方式のチャンピオンシップラウンドに進出。
※試合数12または17
◆開催期間
5月中旬~
◆移籍期間
不明
◆順位決定方法
不明
◆CAFチャンピオンズリーグ枠
0.25(ガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1の優勝チームは予選1回戦に参戦)
◆2部リーグ(ガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD2/Gabon Championnat National D2/Championnat du Gabon de Football National Foot 2)
詳細不明
◆昇降格枠
降格枠は2(ガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1の各グループの7位のチームが自動降格)
◆それ以外の大会
なし
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
アカンダFC(Akanda FC/Akanda Football Club)-グループBに所属
USビタム(US Bitam/Union sportive de Bitam)-グループBに所属
ブエンギディ・スポル(Bouenguidi Sports/Bouenguidi Sports)-グループAに所属
セルクル・ンベリ・スポルティフ(Cercle Mberi Sportif/Cercle Mbéri Sportif)-グループBに所属
ASディカキ(AS Dikaki/Association Sportive Dikaki)-グループBに所属
FC105リーブルヴィル(FC 105 Libreville/Football Canon 105 de Libreville)-グループAに所属
ロゾ・スポル(Lozo Sport/Lozo Sport)-グループBに所属
ASマンガスポル(AS Mangasport/Association sportive MangaSport football)-グループBに所属
ミシルFC(Missile FC/Missile Football Club)-グループBに所属
CFムナナ(CF Mounana/Centre de formation de Mounana)-グループAに所属
ASペリカン(AS Pelican/Association sportive Pélican)-グループAに所属
ASスタッド・マンジ(AS Stade Mandji/Association sportive stade Mandji)-グループAに所属
スタッド・ミゴヴェーン(Stade Migoveen/Stade Migovéen)-グループAに所属
USオイェム(US Oyem/Union Sportive d’Oyem)-グループAに所属
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◆最近の概要
新型コロナウイルスはアフリカ中部のこの地のサッカー界にものっぴきならない損害をもたらした。
2020年シーズンのガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1は2022年シーズンと同じ大会方式で1月下旬に開幕したものの、パンデミックの影響をまともに受ける形でレギュラーシーズン第7節を最後に3月上旬で中断し、優勝チームも降格チームもないまま打ち切られた。再び国の規模のサッカー大会を開催するのにのに2年以上も待たなければならなかった。
ガボンはアフリカの中では経済的に豊かな部類に入る国だが、その経済力がサッカー界に反映されているとは言い難い。Jリーグの様にグループ分けをしない2回戦総当たり方式のシンプルな大会方式だったかと思えば4グループに分かれて2段階方式で大会を実施したり、途中で大会が打ち切られたり、開幕時期が11月だったかと思えば1月になる等バラバラだったりと、ガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1は大会の進行に統制が取れていない面は否めない。そういう部分はカップ戦にも現れている。ガボンにはかつてクー・デュ・ガボン・インテルクリュブ(Coupe du Gabon Interclubs/Coupe du Gabon de football)というカップ戦が開催されていたが、開催しなくなった年が出てきた末に2016年シーズンを最後に開催しなくなった。
ガボンの人口の半分が首都リーブルヴィルに集中しているが、ガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1を開催するスタジアムは全土に散らばっている。ただ収容人員の面では小粒なスタジアムばかりであり、最も多くのファンを入れられるスタジアムでもガボン南東部の内陸部にあたるモアンダにある収容人員9,500人のASマンガスポルのホームスタジアムであるスタッド・アンリ・シルヴォズになる。1部リーグのスタジアムにもかかわらず収容人員が500人未満のスタジアムも珍しくない。
ガボンの人口は日本の四国全域を合わせた人口よりも少ない。そして経済状況は悪くないので近隣諸国から外国人労働者が流入している。この傾向はガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1でも同様であり、中央アフリカ人選手やコートジボワール人選手、マリ人選手などの様々な国の人達がこの地のピッチを求めてきた。ただし「様々な国」と言っても「アフリカの国」に限られている。この様にガボンはサッカー界では輸入国である一方で輸出国でもある。ピエール=エメリク・オーバメヤン(FCバルセロナ)等の欧州のクラブでの活躍が認められてガボン代表した選手が珍しくない。この中にはガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1加盟クラブのトップチームで長年プレーした後に欧州に渡った選手もいる(元々欧州にいたオーバメヤンは違うが)。
これまでガボン・シャンピオンナ・ナシオナルD1の様々なチームがCAFチャンピオンズリーグに挑戦してきたが、残念な事に近年ではどのチームもグループステージにたどり着けず、その前の予備予選の段階で敗退してしまっている。
この国のサッカー界の健全な発展を願っている。
◆最終更新日時
2022/6/19
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