台湾のサッカーリーグのまとめ

台湾のサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
https://www.ctfa.com.tw

◆連盟
アジアサッカー連盟(AFC)

◆1部リーグ名称
台湾社会人甲級サッカーリーグ(Taiwan Football Premier League/台灣企業甲級足球聯賽)

◆所属チーム数
7

◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー3回戦総当たり)
※試合数18

◆開催期間
4月中旬〜11月下旬

◆移籍期間
2022年シーズンは1/17〜4/1と8/15〜9/10

◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での得点数→得失点差→得点数

◆ACL枠
0
※台湾社会人甲級サッカーリーグの優勝チームはAFCカップにグループステージから参戦

◆2部リーグ(台湾社会人乙級サッカーリーグ/Taiwan Second Division Football League/台灣乙級足球聯賽)
8チームが所属。ホーム&アウェー2回戦総当たり。

◆昇降格枠
昇格枠は1.5±0.5。降格枠は0.5±0.5(台湾社会人乙級サッカーリーグの1位のチームが自動昇格。台湾社会人甲級サッカーリーグの7位のチームと台湾社会人乙級サッカーリーグの2位のチームが昇降格プレーオフに回る)

◆それ以外の大会
なし

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
AC台北(AC Taipei/台北競技)
航源足球隊(Hang Yuen FC/航源足球隊)
大同足球隊(Leopard Cat FC/台灣石虎足球隊)
銘伝大学FC(Ming Chuan University F.C./銘傳大學足球隊)
台中Futuro(Taichung Futuro F.C./台中FUTURO)
台南市台湾鋼鉄足球隊(Tainan City F.C./台南市台灣鋼鐵足球隊)
台湾電力足球隊(Taiwan Power Company F.C./台電足球隊)

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◆最近の概要
世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルスの猛威はアジアの中華圏の島国のサッカー界にも届いていた。
2020年シーズンの台湾社会人甲級サッカーリーグはパンデミックの真っ只中にもかかわらず4月中旬に開幕した。このタイミングで国内リーグを実施していた国や地域はベラルーシやニカラグア等のごく少数に限られていた。ただ台湾の国内リーグの場合は完全無観客試合で実施していた。まだ未知のウイルスだという認識の中で、しかも九州並みの面積しかない狭い国土であり感染爆発した時の社会的影響が計り知れないであろうこの地で「国内リーグを中断せず実施する」という決断は勇気あるものであり、破滅と紙一重の危険なものだった様に思う。
2020年シーズンの台湾社会人甲級サッカーリーグは当初は8チームで実施する予定だった。だが開幕前にCPCコーポレーションFC(CPC Corporation F.C./台灣中油足球隊)の親会社の方針による国内リーグからの撤退を受けて、このシーズンに限り1部リーグが7チームの編成になった(つまり本来1.5±0.5だった降格枠がこのシーズンでは0.5±0.5に減少)。このリーグで最も多くのサポーターを収容出来るのは台湾の南端の高雄市にある収容人員55,000人の高雄国家体育場であり、台湾電力足球隊のホームスタジアムである。このリーグのスタジアムはこのサイズの大箱から600人しか入れられない箱の小さなスタジアムまであり、サイズ感がバラエティーに富んでいる。
台湾社会人甲級サッカーリーグを活躍の場に選んだ外国人選手はアジア人に限らず欧州人、アフリカ人、南北アメリカ大陸人と幅広い。国籍別でみると日本人選手の数が14人と断トツに多い(その次に多い韓国人選手の在籍者数は4人)。その中には東京ヴェルディ1969、サガン鳥栖、ベガルタ仙台、ファジアーノ岡山FC、松本山雅FC、FC琉球でプレーした一柳夢吾(AC台北)やスルクラロ沼津でプレーした山崎直之(大同足球隊)、ザスパクサツ群馬、FC町田ゼルビアでプレーした横山翔平(台中Futuro)、アルビレックス新潟でプレーした東風淳(台中Futuro)といった元Jリーガーから東南アジア等のリーグを転戦した選手、日本のアマチュアクラブで経験を積んで訪れた選手までキャリアは様々である。台湾のリーグはモンゴルやリトアニアの国内リーグと同じように「それでもサッカーを続けたい選手」にとっての受け皿になっている。ちなみに台湾では20歳の男子国民に兵役の義務が課せられている。経済的に裕福な地という事もあり、外国人選手の補強で困ったという話は今のところは無い。ただ狭い島国の中に関西地方並みの人口が詰まっているという事もあり、台湾人だけで選手を構成しているチームもこのリーグには存在する。
コロナ対策を間違えなければサッカー界が活気付く所をこれからも示してほしい。

◆最終更新日時
2022/5/17

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