ニューカレドニアのサッカーリーグのまとめ
ニューカレドニアのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
なし
◆連盟
オセアニアサッカー連盟(OFC)
◆1部リーグ名称
ニューカレドニア・シュペールリーグ(New Caledonia Super Ligue/New Caledonia Super Ligue)
◆所属チーム数
12
◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数22
◆開催期間
4月上旬〜
◆移籍期間
2022年シーズンは1/1〜2/28と7/1〜7/31
◆順位決定方法
不明
◆OFCチャンピオンズリーグ枠
1(FPL優勝チーム、準優勝チームが予備予選に参戦)
◆2部リーグ
詳細不明。3つの地域リーグが存在している。
◆昇降格枠
降格枠は1.5±0.5(ニューカレドニア・シュペールリーグの12位のチームが自動降格。11位のチームは昇降格プレーオフに進出)
◆それ以外の大会
なし
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
ASモン=ドール(AS Mont-Dore/Association sportive du Mont-Dore)
JSバコ(JS Baco/Jeunesse sportive Baco)
デュンベアFC(Dumbea FC/Dumbéa FC)
ヤンゲン・スポール(Hienghene Sport/Hienghène Sport)
ASオリゾン・パト(AS Horizon Patho/Association sportive Horizon Patho)
ASクニエ(AS Kunie/AS Kunié)
ASロシ(AS Lossi/Association sportive Lössi)
ASマゼンタ(AS Magenta/Association sportive Magenta Nickel)
SCヌ・ドレウ(SC Ne Drehu/SC Ne Drehu)
ASカノノ(AS Qanono/AS Qanono)
ASディガ・スポール(AS Tiga Sport/Association sportive Tiga Sport)
ASヴェトル(AS Wetr/Association sportive de Wetr)
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◆最近の概要
新型コロナウイルスは南の島の屈指の観光地のサッカー界に甚大な影響をもたらした。
2020年シーズンのニューカレドニア・シュペールリーグの構成チーム数は10チームである。つまり当初は18節実施予定だった。パンデミックがオセアニアの島国にも迫る中の3月中旬に開幕したが、即中断を強いられた。この中断期間が長期に渡ったので、大会方式を1回戦総当たり方式に変更する事を決定した。その上で7月中旬にリーグを再開し第2節を実施した。そして第9節、11月下旬をもってこのシーズンは閉幕した。降格チームはなかったが、2部リーグに当たる3つの地域リーグの1位のチームが3つとも昇格するので、1部リーグのチーム数が10→13に増加した。そして翌2021年シーズンは4月中旬に開幕したが、パンデミックが収まった訳ではなかった。ニューカレドニアはフランスの海外領土のためフランスのカップ戦であるクープ・ドゥ・フランスへの参戦資格があるが、8月一杯ロックダウンに入っていたためニューカレドニア勢はこの大会に参戦できなかった。国内大会もコロナ禍のため9月上旬に16〜18試合消化した段階で中断し、結局このシーズンは11月上旬に打ち切られた。試合数がバラバラなため順位は1試合当たりの勝ち点で決定した。このシーズンでは降格枠が2.5±0.5だったため、チーム数が13→12に減少して2022年シーズンの大会が幕を下ろしている。
面積が四国なみのニューカレドニアではどうしても公式戦を実施するスタジアムが限られる。ニューカレドニア・シュペールリーグを開催するスタジアムで最も多くの客を収容できるのは首都ヌメアにある10,000人収容のスタッド・ニュマ=ダリという陸上競技場であり、このリーグに加盟している全チームの中の半数の6チーム(デュンベアFC、ASクニエ、ASロシ、ASマゼンタ、ASディガ・スポール、ASヴェトル)がホームスタジアムとしている。他は収容人数の面で小規模なスタジアムばかりであり、中には収容人数が1,000人未満の所もある。ちなみにJSバコのホームスタジアムの名前はスタッド・ヨシダだ。どこからどう見ても日本人チックなスタジアム名がどこから来たのかが気になる。
ニューカレドニアの人口は青森市なみであり国内選手だけでやりくりするのは厳しいと思うが、ニューカレドニア・シュペールリーグには今のところニューカレドニア人以外の選手が見当たらない。最もこのリーグには選手名まで明らかにしているクラブが少ないので、もしかしたら外国人選手がいるのかもしれないが。そしてこのリーグでは試合で勝てば勝ち点が4入る。同様に引き分ければ勝ち点2、負けても勝ち点1が入っている。つまり公式戦に参戦すれば勝ち点が入る様に、他の国の国内リーグで一般的な勝ち点の計算式に勝ち点1ずつ加えている。
ニューカレドニア・シュペールリーグは絶対王者が君臨する様なクラブではない。2021年シーズンではヤンゲン・スポールが優勝したが、残念ながらニューカレドニア勢が参戦できる国際大会が実施されていないのが現状だ。OFCチャンピオンズリーグでは2020年シーズンはグループステージが終わった所で打ち切られ、2021年シーズンと2022年シーズンに至っては1試合も実施すら出来ず中止に追い込まれた。
コロナ禍に負けずにサッカーを盛り上げていくのを願っている。
◆最終更新日時
2022/5/14
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