モルディブのサッカーリーグのまとめ
モルディブのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
なし
◆連盟
アジアサッカー連盟(AFC)
◆1部リーグ名称
ディヴェヒ・プレミアリーグ(Dhivehi Premier League)
◆所属チーム数
8
◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数14
◆開催期間
2月中旬〜
◆移籍期間
2022年シーズンは前年11/1〜1/23と5/15〜5/29
◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→得失点差→総得点
◆ACL枠
0
※ディヴェヒ・プレミアリーグの優勝チームとモルディブFAカップの優勝チームはAFCカップのそれぞれグループステージ、予選1回戦に参戦。
◆2部リーグ
なし
◆昇降格枠
なし
◆それ以外の大会
◇モルディブFAカップ(Maldives FA Cup)
ディヴェヒ・プレミアリーグのチームが参戦する一発勝負のトーナメント方式の大会。
◇モルディブ・プレジデンツ・カップ(President’s Cup)
ディヴェヒ・プレミアリーグの上位4チームが参加する大会。
◇モルディブFAチャリティーシールド(Maldivian FA Charity Shield)
ディヴェヒ・プレミアリーグとモルディブFAカップの優勝チーム同士が闘う1発勝負の大会。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
クラブ・イーグルス(Club Eagles)
ダ・グランドSC(Da Grande Sports Club)
クラブ・グリーン・ストリーツ(Club Green Streets)
マジヤS&RC(Maziya S&RC)
スーパー・ユナイテッド・スポーツ(Super United Sports)
TCスポーツ・クラブ(T.C. Sports Club)
ユナイテッド・ビクトリー(United Victory)
クラブ・バレンシア(Club Valencia)
◆最近の概要
新型コロナウイルスはユーラシア大陸の南方に浮かぶ島国にも影響を及ぼしていた。
2019-2020年シーズンのディヴェヒ・プレミアリーグは加盟9チームによる2回戦総当たり方式のレギュラーシーズンを行い、上位6チームが1回戦総当たり方式のチャンピオンシップラウンドに進出するという、一種のスプリット制を敷いていた。どんなに多くても21試合で、下手すれば16試合で1シーズンのリーグ戦が終わるため、6月中旬に開幕したこのシーズンが閉幕したのはパンデミックの直前の3月上旬になり、シーズン中に長期中断したりリーグを打ち切りにしたりといった憂き目は免れた。ただ世界的に流行し出した新型コロナウイルスの猛威を受けての事なのか、翌2020-2021年シーズンのモルディブの国内リーグの開幕は12月中旬にまで後ろ倒しになってしまった。なおこのシーズンからチーム数も大会方式も現在の形になった。14試合で全てのリーグ戦が終わるため閉幕が4月下旬となり、4ヶ月ほどで終わる世界的に短いリーグ戦となった。
モルディブは無数の島から成る国である。それぞれの島は「空港の島」「首都の島」「ゴミの島」「囚人の島」「観光の島」といった感じに用途別に分かれている。日本人を含むモルディブ人以外の大抵の外国人が抱くモルディブのイメージは「観光の島」のものである。モルディブは観光立国でもあり、観光も国民にとって重要な産業ではあるのだが、モルディブでプレーするサッカー選手はこれとは異なる世界で暮らしている。モルディブの心臓部である国民の3割ほどが生活している「首都の島」の首都マレに11,850人を収容できるガロル国立競技場がある。モルディブは西表島並みの面積しかないため、ディヴェヒ・プレミアリーグの全ての公式戦をこのスタジアムで実施する。
人口が鳥取県並みしかない島国モルディブのサッカー界では、外国人選手が鍵を握る。サッカー界のIT化が進んでいるとは言えないためディヴェヒ・プレミアリーグの現所属選手を調べ上げるのは非常に難しいが、このリーグには過去プレーした事のある外国人選手はイタリア人やスペイン人、ナイジェリア人、セントヴィンセント・グレナディーン人、ウズベキスタン人、ウクライナ人などであり、国籍が多岐に渡っている。日本人選手では2017年シーズンに東風淳がクラブ・グリーン・ストリーツに、2020年シーズンに小田原貴がマジヤS&RCに在籍していた。
直近のディヴェヒ・プレミアリーグではマジヤS&RCが2連覇を達成した。ただこのリーグは少数のチームが長期に渡って王政を敷くという感じではなく、割と色んなチームにタイトルの可能性がある大会である。
標高の最高点が2.4mであるモルディブは海面上昇による国土消滅の危機に晒されている。「SDGs」という言葉がここ以上に身につまされる国はないであろうモルディブの未来が明るいものになる事を、そしてサッカーのある幸せが続く事を願っている。
◆最終更新日時
2022/3/8
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