チリのサッカーリーグのまとめ
チリのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
https://campeonatochileno.cl/campeonato-planvital
◆連盟
南米サッカー連盟(CONMEBOL)
◆1部リーグ名称
チリ・プリメーラ・ディビシオン(Chilean Primera División/Primera División de Chile)
◆所属チーム数
16
◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数30
◆開催期間
2月上旬〜11月上旬
◆移籍期間
2022年シーズンは1/7〜3/31と6/21〜7/21
◆順位決定方法
勝ち点→プレーオフ(最も勝ち点の多いチームが2つある場合のみ)→得失点差→勝利数→総得点→アウェーゴール数→レッドカードの数→イエローカードの数→抽選
◆コパ・リベルタドーレス枠
2.5(チリ・プリメーラ・ディビシオンの優勝、準優勝チームがグループステージから、3位のチームとコパ・チリの優勝チームが予選2回戦から参戦)
※チリ・プリメーラ・ディビシオンでの4〜7位のチームはコパ・スダメリカーナのファーストステージから参戦
◆2部リーグ(チリ・プリメーラB/Primera B de Chile/Primera B de Chile)
17チームが所属。2回戦総当たりのリーグ戦。
◆昇降格枠
2
※チリ・プリメーラ・ディビシオンの15位と16位のチームが自動降格。チリ・プリメーラBの1位のチームが自動昇格。2〜6位のチームが昇格プレーオフに回る。昇格プレーオフでは3位vs6位、4位vs5位の勝者同士が2位のチームと闘い、そこでの勝者も昇格。
◆それ以外の大会
◇コパ・チリ(Copa Chile/Copa Chile)
プロクラブとアマチュアクラブが参戦するトーナメント方式の大会。1回戦と決勝は1発勝負で、他は全てホーム&アウェー方式。プリメーラ・ディビシオン勢は2回戦(ラウンド32)より参戦する。2022年シーズンは6月中旬〜9月上旬まで開催。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
アウダックス・イタリアーノ(Audax Italiano/Audax Italiano La Florida)
CDコブレサル(C.D. Cobresal/Club de Deportes Cobresal)
CSDコロコロ(Colo-Colo/Club Social y Deportivo Colo-Colo)
コキンボ・ウニド(Coquimbo Unido/Coquimbo Unido)
クリコ・ウニド(Curico Unido/Club de Deportes Provincial Curicó Unido)
CDアントファガスタ(C.D. Antofagasta/Club de Deportes Antofagasta)
デポルテス・ラ・セレナ(Deportes La Serena/Club de Deportes La Serena)
エベルトン・デ・ビニャ・デル・マール(Everton de Vina del Mar/Everton de Viña del Mar)
CDウアチパト(C.D. Huachipato/Club Deportivo Huachipato)
ニュブレンセ(Nublense/Club Deportivo Ñublense)
CDオヒギンス(O’Higgins F.C./Club Deportivo O’Higgins)
CDパレスティーノ(Club Deportivo Palestino/Club Deportivo Palestino)
ウニオン・エスパニョーラ(Union Espanola/Unión Española)
ウニオン・ラ・カレラ(Union La Calera/Club de Deportes Unión La Calera)
ウニベルシダ・カトリカ(Club Deportivo Universidad Catolica/Club Deportivo Universidad Católica)
CFウニベルシダ・デ・チレ(Club Universidad de Chile/Club Universidad de Chile)
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◆最近の概要
新型コロナウイルスはアンデス山脈を背負ったこの国のサッカー界でも猛威を振るっていた。
2月に始まり11月に終わるのがチリ・プリメーラ・ディビシオンの基本パターンであるが、チリ暴動が落ち着いた2020年シーズンではパンデミックのため第8節進行中の3月中旬に中断に陥った。中断期間が8月下旬までの長期間に及んだためコパ・チリは開催出来ずに国内リーグの再開に入った。1月下旬に始まったこのシーズンが終わったのは翌年の2月中旬だった。翌2021年シーズンの1部リーグが始まったのは3月下旬と遅かったが、無事にシーズンを終えている。
チリは国土が南北に極端に細長く、しかもアンデス山脈に沿っているので気候がバラエティーに富んでいる。チリ・プリメーラ・ディビシオンに加盟しているクラブの本拠地は当然ながら南極に近い寒冷な南部にはなく、北部と中部に存在している。首都サンティアゴに6チーム存在していて、その中にはCSDコロコロの様な国際大会の常連もある。スタジアムは収容人数の面では実に様々だが、どのスタジアムも8,000人以上収容出来るなど、プロサッカーの大会を開催するクォリティーは保てている。最も多くのサポーターを収容出来るのは48,665人収容のサンティアゴにあるエスタディオ・ナシオナル・デ・チリで、CFウニベルシダ・デ・チレだけでなくチリ代表もホームスタジアムとして利用している多目的スタジアムである。ここは2023年のパン・アメリカに向けて改修工事が入る予定だ。
チリは南米の中では経済的に豊かな国であり、チリ・プリメーラ・ディビシオンでプレーする外国人の数は多い。特にアルゼンチン人選手が64人という圧倒的な数を占めていて、次に多いのが15人のウルグアイ人選手だ。外国人選手全員がアメリカ大陸の国籍を持っている。
チリ・プリメーラ・ディビシオン4連覇を果たしたウニベルシダ・カトリカは2021年シーズンのコパ・リベルタドーレスの舞台でラウンド16に参戦する意地を見せたが、もう1つのチリ勢のグループステージ出場チームであるウニオン・ラ・カレラはそのステージで敗退している。
この国のサッカーの未来が明るい事を願う。
◆最終更新日時
2022/2/28
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