お盆に車で出かけるという事

「8/10の23時半に本厚木インターチェンジの近くの駐車場に停めていた車に乗り、8/11の19時に鳥栖のベストアメニティスタジアムに試合を観戦しよう! そしてトーレスが悔しがる姿をこの眼に焼き付けよう!」

そう行って俺は意気揚々に車に乗り込んだ。

iPhoneに標準装備されているmapによると、移動時間は13時間強。
お盆にはさすがに渋滞が有るだろうから、3〜4時間は余裕を見ておこう。
渋滞は特に昼間がひどいだろうから、寝る時間を究極に削り真夜中に新東名をかっ飛ばせば何とかなる。
朝の5時に滋賀県を出て、昼の11時に広島県を出れば間に合う。

カーナビの目的地到着時刻は13時を指している。
これでお盆の俺の一人旅は上手くいく筈だった。

ところが。

真夜中の新東名の段階で、大渋滞。
時速110km/h出していい道でもそこまで出すどころか、時速20〜30km/hくらいしか出せない混み方をしている。
運転していてさすがに眠くなるので休憩しようにも、サービスエリアやパーキングエリアは行く先々で駐車場が満員御礼。

明るくなり出した朝の6時になって、ようやく湾岸長島パーキングエリアに無理矢理スペースを作って車を停めた。
嗚呼、やっと寝られる。

1時間仮眠し、朝の7時。

この時点で、予定から大幅に遅れている。
朝の5時の段階で滋賀県を出て今頃は大阪府辺りを悠々と走っている筈なのに、何故三重県に入ったばかりの場所にいる?
近畿地方のど真ん中にいるべき時間に、なぜ中部地方にいる?

それでもカーナビの目的地到着時刻は17時を指していた。
渋滞が1回や2回程度なら、なんとか持ちこたえるはずだ。

ところが車を動かした伊勢湾岸自動車道でも、もれなく渋滞にハマった。
新名神自動車道をかっ飛ばして入った名神自動車道でも、2時間近くの渋滞。
カーナビの目的地到着時刻は19時を過ぎている。

おいおい、これじゃキックオフ過ぎてんじゃねえか。

時刻は13時。
とっくに広島県を出て山口県にいるはずの時刻に、なぜ兵庫県にいる?

この段階で、予定から4時間も遅れている。
繰り返す渋滞で車内はサウナ状態になり、着ている服が汗でずっしり重くなっている。

終わりの見えない大渋滞に痺れを切らした俺は宝塚北サービスエリアに避難し、ひとり対策会議を開いた。
道路さえ空いていれば、これ以上渋滞が無ければ、車でぶっ飛ばせばなんとか間に合う。

そこで道路情報インフォメーションを見たら、山陽自動車道でも何箇所も渋滞がある。
渋滞のべ100km。

ここで俺は観念した。


お盆での車の旅行は、無理無茶無謀。
これはお盆だけでなく正月やゴールデンウィークなどにも当てはまる。

お盆には不要不急の外出手段に車を選んではいけない。
東京から九州に行く様な旅行に行く場合は、新幹線や飛行機を選ぶべきだ。

この事は色々旅行をしてきた人や旅行会社で働いている人にとっては、常識だろう。
ところが旅行をあまりしない人や、旅行の仕方がパターン化している人にとっては常識でない場合がある。

実は、俺はお盆の自家用車での大移動は人生初。
親と同居していた時は新幹線で移動していたし、一人暮らしを始めてからはお盆の様な時期に移動するのは避けていた。
ところが今回はトーレスがレッズの対戦相手の一員として鳥栖に乗り込むという話なので、「だったらメインイベントを邪魔してやろう」と参戦を決めたのだ。

盆暮れ正月やGWには車を避ける。これ基本。
ところがどうしても車での移動を避けられない場合がある。

そんな人への注意点も書く事にした。

お盆は高速道路としての機能をほぼ果たせない。
時速100km/h出して当たり前の高速での移動速度は時速20〜30km/hにまで落ちる。

これでは高速道路の意味はない。
「これでは下道で移動する方がマシでは?」とも思ったが、下道ももれなく絶賛大渋滞なのでそこは割り切ろう。

冗談ではなく移動時間を3〜4割増しではなく3〜4倍増しで見積もっておかないと、ヤバい。
そういう感覚で予定を組まないと、寝不足の中で事故寸前の運転をすることになる。

大渋滞で動けなくなるのは、1度や2度ではない。
渋滞に何度も浸かると、人間なのでサービスエリアに車を停めて休憩したくもなる。

ところがサービスエリアやパーキングエリアは車を停められない程殺到する。
お盆にSAやPAでは休憩できないと思う方がいい。
停められたとすれば、それは非常にラッキーなだけだ。

トイレや食事、給油などの用事は下道にいる時に済ませよう。
高速道路にいる時にどうしても用事を済ませたくなったら、下道に降りよう。

今回の旅行で不幸中の幸いなのは、ホテルを一切予約していないことだった。
キャンセルによるホテルの従業員への被害や俺自身の金銭被害を最小限に食い止められた。

では、お風呂はどうする?
真夏に鉛の様な重い服で髪の毛がスパゲッティヘアになった状態でずっと移動するのは、さすがに気が引ける。

その辺は大丈夫。

お風呂なら、かんぽの宿が有る。
日帰り入浴だけなら、お盆でも予約なしで受け入れてくれる所がある。
宿によってはロビーでWiFiが利く所もあり、そういう旅館だと携帯電話でDAZNを観るのに困らない。

宿泊場所は車中泊。
今回の旅行では、スタジアムの到着時刻以外で時間に縛られたくなかった。

お盆の感覚は、普段の感覚とは違う。

どうせ飛行機を使うなら、賢く利用しよう。



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