コンゴのサッカーリーグのまとめ
コンゴのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
なし
◆連盟
アフリカサッカー連盟(CAF)
◆1部リーグ名称
コンゴ・プレミアリーグ(Congo Premier League/Championnat du Congo de football Ligue 1)
◆所属チーム数
14
◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数26
◆開催期間
12月中旬~
◆移籍期間
不明
◆順位決定方法
不明
◆CAFチャンピオンズリーグ枠
0.25(コンゴ・プレミアリーグの優勝チームは予選1回戦に参戦)
※クープ・ドゥ・コンゴの優勝チームはCAFコンフェデレーションカップ予選1回戦に参戦
◆2部リーグ(コンゴ・セカンド・ディビジョン/Congo Second Division/Championnat du Congo de football Ligue 2)
詳細不明
◆昇降格枠
降格枠は1.5±0.5(コンゴ・プレミアリーグの14位のチームが自動降格。13位のチームは昇降格プレーオフに進出)
◆それ以外の大会
◇クープ・ドゥ・コンゴ(Coupe de Congo/Coupe du Congo de football)
コンゴのクラブチームが参戦するトーナメント方式のカップ戦。基本的に一発勝負だが準々決勝と準決勝はホーム&アウェー制で実施。
◇スーペル・クープ・ドゥ・コンゴ(Super Coupe de Congo /Supercoupe du Congo de football)
コンゴ・プレミアリーグとクープ・ドゥ・コンゴの優勝チーム同士が闘う一発勝負の大会。エジプト・プレミアリーグの開幕直前に開催する。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
ACレオパルズ(AC Leopards/Athlétic Club Léopards de Dolisie)
ASシェミノ(AS Cheminots/Association sportive des cheminots)
ASコンゾ(AS Kondzo/Association Sportive Kondzo)
ASオトオ(AS Otoho/Association sportive Otohô)
バナ・ヌヴェユ・ジェネラシオン(Bana Nouvelle Generation/Bana Nouvelle Génération)
CARAブラザビル(CARA Brazzaville/Club Athlétique Renaissance Aiglon Brazzaville)
CSMDディアブル・ノワール(CSMD Diables Noirs/Diables noirs de Brazzaville)
エトワール・デュ・コンゴ(Etoile du Congo/Étoile du Congo)
FCナタリーズ・ドゥ・ポワントノワール(FC Nathaly’s de Pointe-Noire/Caisse Nationale de Prévoyance Sociale Sport – Disciples FC)
インテル・クラブ・ブラザビル(Inter Club Brazzaville/Interclub de Brazzaville)
JSタランガイ(JS Talangai/Jeunesse Sportive de Talangaï)
ニコ・ニコイェ(Nico-Nicoye/Nico-Nicoyé)
パトロナージュ・サンタンヌ(Patronage Sainte-Anne/Patronage Sainte-Anne)
ヴィタ・クリュブ・モカンダ(Vita Club Mokanda/Vita Club Mokanda)
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◆最近の概要
新型コロナウイルスの猛威はアフリカ大陸中央部のこの地にも届いていた。
12月頃から5月頃にかけて行われるのがコンゴ・プレミアリーグの典型的なシーズンだったが、2019-2020年シーズンではコロナ禍のため第22節まで進めた3月中旬の時点でリーグが中断し打ち切りになった。全日程の9割近く消化していたため大会は成立し、ASオトオは優勝クラブとして認められた。中断してから10ヶ月あまり経った2021年の1月下旬に新シーズンの2020-2021年シーズンとしての国内リーグが始まり、例年より遅いながらも6月下旬に無事大会を終えた。
コンゴは地形が山がちなので、遠征時の移動が割と難しい。いくつものクラブが大都市の1つの大きな箱のスタジアムをホームスタジアムにするのは自然な流れだ。コンゴ・プレミアリーグを開催するスタジアムの中で最も観客を多く収容できるのは首都ブラザビルにある収容人員33,037人のスタッド・アルフォンゼ・マサンバ・デバであり、ここを実に7つものチームがホームスタジアムにしている。つまり多い時だと4試合がこのスタジアムで1つの節を行うことになる。コンゴ・プレミアリーグは基本的に3日間の分散開催なので、1つのスタジアムで2試合行う場合が出てくる。選手のロッカールームでの準備は相当大変だろう。
これといった産業のないコンゴは決して裕福な国ではない。むしろ大多数の国民の暮らしぶりは過酷だろう。その辺の事情はサッカー界でも同様だと思われる。他の多くのアフリカの国内リーグとおなじく、コンゴ・プレミアリーグでもDRコンゴ人やマリ人、ブルキナファソ人といったアフリカ大陸の中の人が外国人選手の枠を占めている。
コンゴ・プレミアリーグではASオトオが4連覇していて国内大会では無双状態だが、CAFチャンピオンズリーグでは予選敗退が続いている。個席化された大箱のスタジアムがあるにもかかわらずアフリカネーションズカップを近年開催していない等、招致レースも含めてコンゴのサッカー界は国際大会では苦戦を強いられている。
この地のサッカー界が人々に夢を与えられる立場になる様に願う。
◆最終更新日時
2021/12/29
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