ガンビアのサッカーリーグのまとめ
ガンビアのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
なし
◆連盟
アフリカサッカー連盟(CAF)
◆1部リーグ名称
GFAリーグ・ファースト・ディビジョン(GFA League First Division)
◆所属チーム数
16
◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数30
◆開催期間
11月中旬~
◆移籍期間
2021-2022年シーズンは10/1〜10/31と1/3〜1/31
◆順位決定方法
不明
◆CAFチャンピオンズリーグ枠
0.25(GFAリーグ・ファースト・ディビジョンの優勝チームは予選1回戦に参戦)
※ガンビアカップの優勝チームはCAFコンフェデレーションカップ予選1回戦に参戦
◆2部リーグ(GFAリーグ・セカンド・ディビジョン/GFA League Second Division)
詳細不明
◆昇降格枠
降格枠は4(GFAリーグ・ファースト・ディビジョンの13〜16位のチームが自動降格)
◆それ以外の大会
◇ガンビアカップ(Gambian Cup)
ガンビアのクラブチームが参戦するトーナメント方式のカップ戦。大会方式の詳細は不明。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
バンジュール・ユナイテッドFC(Banjul United FC)
ブリカマ・ユナイテッドFC(Brikama United FC)
エリート・ユナイテッドFC(Elite United FC)
ファルコンズFC(Falcons FC)
フォーチュンFC(Fortune FC)
ガンビア・アームド・フォーシズFC(Gambia Armed Forces FC)
ガンビア・ポーツ・オーソリティFC(Gambia Ports Authority FC)
ガムテルFC(Gamtel FC)
ホークスFC(Hawks FC)
マリムーFC(Marimoo FC)
レアル・デ・バンジュールFC(Real de Banjul FC)
サムジャーFC(Samger FC)
スティーヴ・ビコFC(Steve Biko FC)
チーム・ライノFC(Team Rhino FC)
ワー・バンジュールFC(Waa Banjul FC)
ワリダンFC(Wallidan FC)
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◆最近の概要
新型コロナウイルスはアフリカにしては水の豊かなこの国のサッカーシーンも翻弄した。
基本的に6〜10月の雨季を避けて行われてきたGFAリーグ・ファースト・ディビジョンは、2019-2020年シーズンに関してはリーグ中盤の第14節を終えた3月中旬をもってパンデミックのため打ち切られた。そしてカップ戦の2020年シーズンのガンビアカップも打ち切られた。翌2020-2021年シーズンの国際大会に関しては打ち切り時にGFAリーグ・ファースト・ディビジョンで2位だったガンビア・アームド・フォーシズFCがCAFチャンピオンズリーグへの、3位だったガムテルFCがCAFコンフェデレーションカップに参戦する事になった。そしてGFAリーグ・ファースト・ディビジョンの新シーズンを開幕できたのは前大会が打ち切られてから10ヶ月後の1月中旬のことだった。
アフリカの西端にあるガンビアはセネガルに囲まれていた国であり、ガンビア川の流域に沿った極端に細長い形になっている。国内のほとんどの人が河口のセレクンダや首都バンジュールで暮らしている。同然ながらこの東京都並みの広さしかないこのエリアにGFAリーグ・ファースト・ディビジョンのクラブが集中している。日本の東京都に現在存在している1部リーグのクラブがFC東京の1クラブしかない事を考えると、ガンビアの「東京都」に16クラブもあるこの状況は驚異的と言えるだろう。この様に非常にコンパクトなリーグであるゆえに、収容人数5,000人以下の座席数の少ないスタジアムが多い。バカウには収容人数20,000人のインディペンデンス・スタジアムがあるが、ガンビア代表の本拠地でありコンサートも行われる場所なのでリーグ戦が行われる事は少なく、小さいサイズのスタジアムを数チームずつが日をずらしながら使い回して国内リーグの公式戦を進めている。このリーグには国の施設や電話通信会社の名前をチーム名に採り入れているクラブがある。
大人の2人に1人は字が読めず、極貧の生活を強いられている人が多い。この様な状況でクラブが大金を選手の補強に注ぎ込む事はできず、国の1部リーグであってもGFAリーグ・ファースト・ディビジョンには外国人選手が非常に少なく、セネガル人等の近隣の国の選手がわずかにチームに混ざっているのみである。つまりガンビアの国内リーグではほとんどの選手を神奈川県横浜市の7割ほどしかいないガンビア人の中から賄っている。
外国でのアウェーの危険な環境を嫌っての事なのか、それとも遠征時の安全対策に金をかけられないからなのかは不明だが、クラブによってはCAF管轄の国際大会への参加を取りやめるケースがある。例えばレアル・デ・バンジュールFCは参加資格が有ったにも関わらず2019-2020年シーズンのCAFコンフェデレーションカップも2020-2021年シーズンのCAFチャンピオンズリーグも参加していない。2020-2021年シーズンのGFAリーグ・ファースト・ディビジョン優勝チームであるフォーチュンFCが翌シーズンのCAFチャンピオンズリーグに挑戦したが、その前のシーズンの参戦チームのガンビア・アームド・フォーシズFCに続いて予選1回戦敗退が続いている。
小さな国でもサッカーで成功できる所を見せてほしい。
◆最終更新日時
2021/12/21
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