モンゴルのサッカーリーグのまとめ

モンゴルのサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
https://the-mff.mn

◆連盟
アジアサッカー連盟(AFC)

◆1部リーグ名称
モンゴル・ナショナルプレミアリーグ(Mongolian National Premier League/Монголын Үндэсний Дээд Лиг)

◆所属チーム数
10

◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数18

◆開催期間
11月上旬~

◆移籍期間
不明

◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→得失点差→総得点

◆ACL枠
0
※モンゴル・ナショナルプレミアリーグの優勝チームはAFCカップのプレーオフラウンド2に参戦

◆2部リーグ(モンゴル・ファーストリーグ/Mongolian First League/Нэгдүгээр Лиг)
10チームが所属。ホーム&アウェー2回戦総当たり。

◆昇降格枠
1.5±0.5(モンゴル・ナショナルプレミアリーグの10位のチームとモンゴル・ファーストリーグの1位のチームが自動昇降格。モンゴル・ナショナルプレミアリーグの9位のチームとモンゴル・ファーストリーグの2位のチームが昇降格プレーオフに進出)

◆それ以外の大会
◇MFFカップ(MFF Cup/Холбооны Цом)
モンゴル・ナショナルプレミアリーグ加盟チームなど計32チームが参加する1発勝負のトーナメント方式の大会。ただし準々決勝、準決勝はホーム&アウェー方式で実施。2020年シーズンは10月から11月にかけて開催。モンゴル・ナショナルプレミアリーグ勢もノーシードで、つまりラウンド32より参加。
◇MFFスーパーカップ(MFF Super Cup/Супер цом)
モンゴル・ナショナルプレミアリーグ開幕前に行われる前年度のモンゴル・ナショナルプレミアリーグ優勝チームとMFFカップ優勝チームが闘う1発勝負の大会。

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
アスレティック220FC(Athletic 220 FC/Атлетик 220)
BCHライオンズ(BCH Lions/Би Ст Эйч Лионс)
デレンFC(Deren FC/Дэрэн)
SPファルコンズFC(SP Falcons/СП Фалконс)
ハーン・フンズ-エルチムFC(Khaan Khuns-Erchim FC/Хаан Хүнс-Эрчим)
ハンガリッドFC(Khangarid FC/Хангарьд)
ホヴドFC(Khovd FC/Ховд)
トゥヴ・ブガヌードFC(Tuv Buganuud FC/Төв Буганууд)
FCウランバートル(FC Ulaanbaatar/ФС Улаанбаатар)
ウランバートル・シティFC(Ulaanbaatar City FC/УлаанбаатарСити)

◆最近の概要
新型コロナウイルスは世界中で拡散しているが、モンゴルのサッカーの灯が消える事はなかった。
4月頃に開幕し9月頃にシーズンを終えるというのがこれまでのモンゴル・ナショナルプレミアリーグの基本パターンだった。2019年シーズンにはそれまでの単純な2回戦総当たり方式のリーグ戦を終えた後に戦績別に上下5チームずつのグループに分けて、そのグループの中で1回戦総当たり方式のリーグ戦をするといういわゆる「スプリット制」まで導入した。それでも寒さが厳しくなる前の10月下旬にはシーズンが終わっていた。ただし2020年シーズンの開幕は7月上旬になり、2021年シーズンは8月上旬になった。閉幕がそれぞれ9月下旬、10月上旬だった事を考えると、モンゴルサッカー界にしては相当日程を圧縮した事になる。1シーズンが2ヶ月ほどで終わるなら、よほどコロナウイルスがひどく蔓延しない限りシーズンを全うできるだろう。ちなみに特殊なシーズンだった2021年シーズンの国内1部リーグを制したのはアスレティック220FCだった。
ほとんどのクラブが首都ウランバートルにあってモンゴル代表にとっても本拠地である収容人員5,000人のMFFフットボールセンターをホームスタジアムとしている。公式戦を実施する他のスタジアムの収容人員は2,000〜3,000人規模になる。つまりモンゴル・ナショナルプレミアリーグの規模はカリブ海のごく小さな島の国内リーグ程度である。
モンゴルで盛んな競技はサッカーというよりも馬術や弓術、レスリングなどであり、特に相撲が盛んである。モンゴルからは白鵬や朝青龍などの力士を数多く日本の角界に輸出してきた。サッカー界では角界と逆の現象が起きている。岩橋聡志、立石爽志(以上アスレティック220FC)、三澤徹晃(BCHライオンズ)、金城寛大(ハーン・フンズ-エルチムFC)、森本敏司、佐々木瑞穂、南陽介、野村和正、大津一貴(以上FCウランバートル)、栗山優也 (ウランバートル・シティFC)といった日本人選手がモンゴル・ナショナルプレミアリーグで鎬を削っている。2021年シーズンの得点王も17ゴールを挙げた三澤であり、7位のチームでありながらチームの合計ゴール数(36ゴール)の半数に迫る結果を出した。モンゴルでプレーしている日本人選手の多くが大学に入学したり社会人サッカーを経験したりしていて「それでもサッカーを続けたい者」にとってモンゴルのサッカー界が受け皿になりつつある。
モンゴルは相撲だけじゃない所を見せてほしい。

◆最終更新日時
2021/12/13

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