医大の入試で女性の点数を減点するのは必要悪か?

まさか4日もブログを更新しなくなってしまうとは。

東京医大の入試で女性の点数を下げるのは、必要悪らしい。

理由は女性は出産や子育てですぐ退職するからだと言う。
ある人は女性には力が無いし長時間の作業に向かないから、外科医には向かないという。
宿直のスケジュールにも支障をきたすから、内科医などの他の診療科の医師にも女性はお断りだという。
東京女子医大という女子の受け皿があるんだから、他の医科大学で男子に下駄を履かせるのは当然だと言う書き込みも沢山見かけた。

テレビや新聞、世間で述べているこれらの理由は、全部言い訳だ。

【OECDによる就業医師に占める女性医師の割合】
エストニア74%
フィンランド57%
ポーランド56%
オランダ50%
スウェーデン47%
イギリス46%
ドイツ45%
フランス43%
イタリア40%
オーストラリア39%
アメリカ34%
韓国22%
日本20%

女性医の比率が日本より高くても、医療が成立している国は山ほど有る。

成立している国が山ほどある以上、日本でのこれらの御託は言い訳だ。

これらの国ではどうやっているかを調べて、それを日本で実践すれば良い。

これだけの事をやろうとせずに「女性は医療に必要ない」と断定するのは、言い訳だ。

出産や子育てで簡単に辞めるから女性は嫌?
出産が終わり子育てに入っても復職できない社会こそ問題だ。

夜まで長時間働かせられないから、女医は面倒?
夜でも働き、必要なら長時間勤務も辞さない女性看護師の存在をどう説明するのか?

宿直を誰にするか困るから、女医は要らない?
それなら24時間営業のコンビニにも女性の店員は必要ない事になる。

女性医は力作業が不得手だから、手術室には要らない?
それなら男性の助手は何のために居るのか?

日本でもこちらの様に女性外科医が働ける様に整備している職場が有るんだけどな。

よその国のやり方を研究して、自分の職場に落とし込めばいい。

「それだけじゃ浅い。具体策を書け」と言う者は、たとえばコチラをクリックすれば良い。

それ以上、何の説明が必要なのか?

仕入れた情報を具体策に落とし込む為に、医療の専門家がいる。
その程度の努力もしないで、差別で苦しんでいる女性が目の前にいるのに「医療は男性の医師がやるもの」と結論付けるなら、それは医師ではない。
医師は他の人の弱みと向き合う職業の筈だ。

試験で男子に下駄を履かせたり、就職や職場で露骨に女性差別したりする場は、残念ながら医療界では掃いて捨てるほど有るらしい。

ここまで医療界への信頼を失った責任は、歴代の政府と男性医師に有る。
だから本来なら誰に言われなくても、国会議員や男性医師が自分達で改善策を見いだすのが筋だ。

医療現場で出来る事には限度がある。
当然、政府に協力を仰がなければいけない事も出てくる。

それにしたって、まず男性医師が動かなければ、政府は絶対に動かない。
実際に医療現場でささやかな工夫をしてみて、それでも上手く行かないから厚生労働省に「こういう風に制度を変えてほしい」とお願いして、それで初めて内閣は動く。

まず現場が動かないと。

何故東京医大の事件が世界中でニュースになるか?

他の国では多くの女性医が活躍しているからだ。

その現実がある以上「日本の病院の医者は男性ばかり」というのは性差別になる。
海外では当然の様に女性医も手術室で執刀する。

女性の権利よりも、既得権が優先する。
その理由を認めてはいけない。

それを認めることは「女性は職場にいられなくなっても構わない」を認めることになる。

医師の人不足が深刻らしい。
女性の医師は要らないのか?

日本人でさえも、入学先の選択肢から日本の医科大学を外し海外の医科大学を選ぶ女子学生が出てきている。

女性に逃げられている状況でも改革踏み切らないからこそ、いつまでも医師不足は解消されないのではないのか?
それこそ地方の医療崩壊の引き金になる。

性差別を許すな。
性差別は言い訳だ。



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