香港のサッカーリーグのまとめ

香港のサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
http://m.hkfa.com/zh-hk/

◆連盟
アジアサッカー連盟(AFC)

◆1部リーグ名称
香港プレミアリーグ(Hong Kong Premier League/香港超级联赛/香港超級聯賽)

◆所属チーム数
8

◆試合形式
スプリット制。ホーム&アウェー方式の2回戦総当たり戦のリーグ戦のレギュラーシーズンを実施。レギュラーシーズン終了後に上位4チームが入るチャンピオンシップグループ、下位4チームのレリゲーショングループに分け、1回戦総当たり戦のリーグ戦のセカンドステージを行う。
※試合数17

◆開催期間
10月下旬〜5月下旬

◆移籍期間
2021-2022年シーズンは7/15〜10/6と1/4〜1/31

◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での得点数→得失点差→得点数→フェアプレーポイント→抽選→プレーオフ(優勝チームを決める場合のみ実施)

◆ACL枠
0.5(香港プレミアリーグの優勝チームはACLプレーオフに参戦)
※香港FAカップの優勝チームと香港プレミアリーグ準優勝チームはAFCカップのそれぞれグループステージ、プレーオフより参戦

◆2部リーグ(香港ファーストディビジョンリーグ/Hong Kong First Division League/香港甲组足球联赛/香港甲組足球聯賽)
14チームが所属。ホーム&アウェー2回戦総当たり。

◆昇降格枠
1(香港プレミアリーグの8位のチームと香港ファーストディビジョンリーグの1位のチームが自動昇降格)

◆それ以外の大会
◇香港FAカップ(Hong Kong FA Cup/香港足总杯/香港足總盃)
香港プレミアリーグの8クラブが参加する1発勝負のトーナメント方式の大会。11月下旬から2月上旬まで行われる。
◇サプリングカップ(Sapling Cup/菁英杯/菁英盃)
香港プレミアリーグの8クラブが参加する2回戦総当たり方式の大会。有望な若手の選手にチャンスを与えるため、22歳以下の選手や外国人選手の出場人数の条件がある。9月中旬から5月上旬まで行われる。

◆平均入場者数
1,067人(2020-2021年シーズン)

◆チーム名
東方足球隊(Eastern Sports Club/东方龙狮足球队/東方龍獅足球隊)
香港U23足球隊(HK U23 Football Team/香港U23足球队/香港U23足球隊)
香港足球会(Hong Kong FC/香港足球会/香港足球會)
香港流浪足球会(Hong Kong Rangers FC/香港流浪足球会/香港流浪足球會)
傑志体育会(Kitchee SC/杰志体育俱乐部/傑志體育會)
理文足球会(Lee Man FC/理文足球会/理文足球會)
晋峰足球会(Resources Capital FC/晋峰足球会/晉峰足球會)
南区足球会(Southern District FC/南区足球会/南區足球會)

◆最近の概要
世界中で暴れ回っている新型コロナウイルスはアジア屈指の観光地であるこの地に空前の大混乱をもたらした。
元々は香港プレミアリーグは10チームで運営されていた。たとえ政治的な動乱があっても単純な2回戦総当たり方式の1ステージ制は崩さなかったし、8月に開幕し5月に閉幕するという「サッカーのある日常」も変わらなかった。だが拡散力の強い伝染病が勃発したとなると、流石にそういう訳には行かなくなった。2019-2020年シーズンはコロナ禍のために香港プレミアリーグはシーズン終盤に差し掛かった3月中旬をもって、香港FAカップは準決勝が終わった3月下旬をもって中断した。4月中旬になるとこの中断が9月中旬にまで及ぶ長期のものになる事をHKFA(香港サッカー協会)が発表した。この発表を受けて香港飛馬足球隊と香港流浪足球会、大埔足球会、元朗足球会の4クラブは残りのシーズンの参加を取りやめた。香港の国内リーグではシーズン中に大会から撤退するとそれまでの記録が無効になるので、2019-2020年シーズンの国内1部リーグは6チームで行い10試合でシーズンが終わるという扱いになる。その後予定通り9月にサッカーの試合が再開され、国内1部リーグとカップ戦は全日程の消化に成功した。こうして2019年8月下旬に開幕した2019-2020年シーズンの香港プレミアリーグは2020年10月中旬に閉幕するという1年を超える長丁場の大会になり、香港FAカップに至っては決勝が実施されたのが9月下旬のため準決勝から決勝までの試合間隔が半年に及ぶという異様な大会となった。この流れで傑志体育会のリーグ優勝と東方足球隊のカップ戦の優勝、それに加えてこのシーズンでは降格チームが発生しない事が決まった。だが長期の中断で資金不足を引き起こしたクラブもあり、これが原因で大埔足球会と元朗足球会の2チームは自ら香港ファーストディビジョンリーグに降格する事になった。そして中超の広州富力足球倶楽部(現・広州城足球倶楽部)のサテライトチームである富力R&Fがチームを解散した。香港の2部リーグの香港ファーストディビジョンリーグは香港プレミアリーグと違いシーズン中に大会が打ち切られてしまったが、その時に1位だった晋峰足球会が富力R&Fと入れ替わる形で1部リーグに加入した。つまり2020-2021年シーズンの香港プレミアリーグは8チームで行われる事になる。このチーム数減少を受けてそれまでの1ステージ制から現在のスプリット制に大会方式が変更した。ただ11月中旬に開幕し5月下旬に閉幕するという圧縮されたスケジュールに加え、このシーズンも度々中断された。これに対応しようとして香港FAカップは「グループステージ→ノックアウトステージ」方式に変更して日程の消化に努めたが、結局試合自体が1試合も行われず中止になった。サプリングカップは続行したものの香港シニアシールド(香港プレミアリーグの加盟クラブが参加する一発勝負のトーナメント方式の大会)も中止に追い込まれた。決してコロナ禍が収まったと言えない状況の中で一部の試合を無観客にして大会を進めた結果、国内1部リーグに関しては全日程の消化に成功した。このシーズンのレリゲーショングループを含む全日程の勝ち点の結果をもって愉園体育会が香港ファーストディビジョンに降格し、古くから活動していた香港足球会が1部リーグに昇格した。一方で香港飛馬足球隊は残留争いのグループではなくチャンピオンシップグループという優勝争いをするグループに入っていたが、資金不足のため4部リーグに相当する香港サードディビジョンリーグに自ら降格する事になった。こういった撤退劇を受けて2021年9月に香港U23足球隊が設立され、そのまま香港プレミアリーグに加入した。香港U23足球隊は23歳以下の選手をメインに編成しているチームであり、外国人選手が存在しない。ちなみに国家代表チームとしての香港U23代表とは別物である。
香港は山がちな地形のため、スタジアムは沿岸部に集中している。最も多くの人を入れられる所でも6,664人収容の旺角大球場(東方足球隊と傑志体育会のホームスタジアム)という事になり、香港プレミアリーグは収容人数の面で小規模なスタジアムで試合を行っている。平均観客数は1,000人程度なので、このサイズの客席数でもサポーターをスタジアムに受け入れる事ができる。
香港プレミアリーグには日本とゆかりの有る選手が多数在籍している。日本人選手だけでも南区足球会には佐々木周と川瀬浩太が、香港流浪足球会には林遼太が、そして香港足球会には中村俊輔か在籍している。ちなみにこの中村俊輔は横浜F・マリノスやセルティックFC等で活躍し現在横浜FCでプレーしている同姓同名の選手とは別人である。他にも日系人としては香港との二重籍である市川聡悟(中国名は趙聡悟)が傑志体育会の、日経中国人の中村祐人が理文足球会の一員になっている。ちなみに中村祐人は浦和レッズゼネラルマネージャー中村修三の実子である。元Jリーガーとしては元・ガンバ大阪のキム・スンヨンが理文足球会の選手であり、京都サンガ、鹿島アントラーズ、清水エスパルスでプレーしたジュニオール・ドゥトラが理文足球会にいる。Jリーグ勢の壁となってきた選手としては傑志体育会所属のデヤン・ダミヤノヴィッチがいる。彼は中韓のクラブを渡り歩き、これまでACLで大暴れしてきた。香港プレミアリーグ所属の外国人選手全体としては欧州人を中心に国籍の構成が多岐に渡っている。中でもブラジル人、スペイン人、イングランド人が多い。
2020-2021年シーズンの香港プレミアリーグでもタイトルを掴んだ傑志体育会が連覇した事になったが、2021年シーズンのACLではグループステージで惜しくも敗退している。
コロナ禍が落ち着き選手がサッカーに集中できる様に願う。

◆最終更新日時
2021/11/26

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