タンザニアのサッカーリーグのまとめ
タンザニアのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
https://tff.or.tz/ligi-kuu-tanzania-bara/
◆連盟
アフリカサッカー連盟(CAF)
◆1部リーグ名称
タンザニアン・プレミアリーグ(Tanzanian Premier League/Ligi Kuu Tanzania Bara)
◆所属チーム数
16
◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数30
◆開催期間
9月下旬~6月中旬
◆移籍期間
2021-2022年シーズンは6/15〜8/10と12/16〜1/15
◆順位決定方法
勝ち点→得失点差→総得点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→プレーオフ
◆CAFチャンピオンズリーグ枠
0.5(タンザニアン・プレミアリーグの優勝チームと準優勝チームは予選1回戦に参戦)
※タンザニアン・プレミアリーグの3位、4位のチームはCAFコンフェデレーションカップ予選1回戦に参戦
◆2部リーグ(タンザニアン・ファースト・ディビジョン・リーグ/Tanzanian First Division League/Ligi Daraja la Kwanza)
詳細不明
◆昇降格枠
降格枠は3±1(タンザニアン・プレミアリーグの15位、16位のチームが自動降格。13位、14位のチームはタンザニアン・ファースト・ディビジョン・リーグのチームとホーム&アウェー方式の昇降格プレーオフを闘う)
◆それ以外の大会
◇アザムスポーツフェデレーションカップ(Tanzania FA Cup/Azam Sports Federation Cup)
タンザニアのトーナメントのカップ戦。大会方式の詳細は不明。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
アザムFC(Azam F.C./Azam F.C.)
ビアシャラ・ユナイテッドFC(Biashara United F.C./Biashara United F.C.)
コースタル・ユニオンSC(Coastal Union F.C./Coastal Union S.C.)
ドドマ・ジジFC(Dodoma Jiji FC/Dodoma F.C.)
ゲイタ・ゴールドFC(Geita Gold F.C./Geita Gold F.C.)
カゲラ・シュガーFC(Kagera Sugar F.C./Kagera Sugar F.C.)
キノンドニ・ムニシパル・カウンシルFC(Kinondoni Municipal Council F.C./Kinondoni Municipal Council F.C.)
ムベヤ・シティFC(Mbeya City F.C./Mbeya City F.C.)
ムベヤ・クァンザFC(Mbeya Kwanza F.C./Mbeya Kwanza F.C.)
ムティブァ・シュガーFC(Mtibwa Sugar F.C./Mtibwa Sugar F.C.)
ナムンゴFC(Namungo FC/Namungo F.C.)
ポリシ・モロゴロ(Polisi Morogoro/Polisi Morogoro)
プリズンズFC(Prisons F.C./Tanzania Prisons F.C.)
ルヴ・シューティングFC(Ruvu Shooting F.C./Ruvu Shooting)
シンバSC(Simba S.C./Simba S.C.)
ヤング・アフリカンズSC(Young Africans S.C./Young Africans S.C.)
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◆最近の概要
世界中で影響を及ぼしている新型コロナウイルスはコーヒーの産地で有名なアフリカのこの地でも無縁ではなかっただろう。
2019-2020年シーズンのタンザニアン・プレミアリーグはシーズン中の3月に突如3ヶ月近く中断した。中断の理由は明らかになっていないが、おそらくコロナ禍が原因だと思われる。このシーズンの閉幕は7月下旬だった。
タンザニアは典型的な農業国であり、キリマンジェロ山やザンジバル島を備えていて観光業が伸びている。ただ国民の暮らしぶりは決して豊かとは言えず、アフリカの中でもむしろどちらかと言えば貧しい方に入るであろう。タンザニアの1部リーグで試合しているクラブも例外ではない。欧州などの他の大陸の国籍の選手はこのリーグには見当たらず(あくまでインターネットで確認できた限定的な情報ではあるが)、DRコンゴ人、ウガンダ人、ブルンジ人等の様に近隣の国から外国人を調達している。シンバSCやヤング・アフリカンズSCの様に外国人選手をかき集めて多国籍軍にしているクラブもあるが、こういったクラブでも外国人はアフリカ人ばかりである。
タンザニアン・プレミアリーグ加盟クラブがホームスタジアムとして使っているのは収容人員が1万人前後の所が多く、その意味では規模が決して大きいリーグと言えないが、極端に小さいリーグでも決してない。1つの都市だけにスタジアムが集中している訳でもなく、地方都市にも小規模ながらリーグ戦を開催するスタジアムが点在する。中でも収容人員が群を抜いているスタジアムはタンザニア最大の都市ダルエスサラムにある60,000人収容のベンジャミン・ムカパ・ナショナルスタジアムであり、シンバSCとヤング・アフリカンズSCがホームスタジアムとして使用している。この2つのクラブがタンザニアの代表的な強豪であり、2019-2020年シーズンのヤング・アフリカンズSCとシンバSCの試合では入場者数が58,400人を記録した。タンザニアのサッカー熱は高い。
ここ数年で優勢なクラブはシンバSCであり、国内リーグで4連覇を果たし、アザムスポーツフェデレーションカップでも2連覇している。それどころか2020-2021年シーズンのCAFチャンピオンリーグでは準々決勝に進出した。アフリカサッカーに確かな爪跡を残しているクラブである。
タンザニアはキリマンジェロコーヒーだけでなくサッカーも健在である事を世界中に知らせてほしい。
◆最終更新日時
2021/11/12
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