サンマリノのサッカーリーグのまとめ
サンマリノのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
https://www.fsgc.sm/campionato-sammarinese/
◆連盟
欧州サッカー連盟(UEFA)
◆1部リーグ名称
カンピオナート・サンマリネーゼ(Campionato Sammarinese di Calcio/Campionato Sammarinese)
◆所属チーム数
15
◆試合形式
リーグ戦のファーストフェーズとトーナメント戦のセカンドフェーズから成る。ファーストフェーズは2回戦総当たり方式で実施。上位4チームはセカンドフェーズに進出。5〜12位のチームは1発勝負のプレーオフを行い、勝った4チームもセカンドフェーズに進出。セカンドフェーズは準々決勝と準決勝はホーム&アウェー方式で行い、3位決定戦と決勝は1発勝負になる。
※試合数28〜34
◆開催期間
9月中旬~5月下旬
◆移籍期間
2021-2022年シーズンは6/11〜9/2と1/8〜1/31
◆順位決定方法
勝ち点→得失点差→総得点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点
◆チャンピオンズリーグ枠
0.03125(カンピオナート・サンマリネーゼ優勝チームは予備予選に参戦)
※カンピオナート・サンマリネーゼの準優勝チームとコッパ・ティターノの優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグの予選1回戦に参戦
◆2部リーグ
なし
◆昇降格枠
なし
◆それ以外の大会
◇コッパ・ティターノ(Coppa Titano/Coppa Titano)
カンピオナート・サンマリネーゼの15チームが参加するトーナメント方式の大会。決勝以外はホーム&アウェー方式で実施。9月下旬から5月にかけて実施。
◇スーペル・コッパ・サンマリネーゼ(San Marino Super Cup/Super Coppa Sammarinese)
カンピオナート・サンマリネーゼとコッパ・ティターノの優勝チーム同士が対戦する一発勝負の大会。カンピオナート・サンマリネーゼ開幕直前に開催する。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
SPカイルンゴ(S.P. Cailungo/Società Polisportiva Cailungo)
SSコスモス(S.S. Cosmos/Società Sportiva Cosmos)
FCドマニャーノ(F.C. Domagnano/Football Club Domagnano)
SCファエターノ(S.C. Faetano/Società Calcio Faetano)
FCフィオレンティーノ(F.C. Fiorentino/Football Club Fiorentino)
SSフォルゴーレ・ファルチャーノ(S.S. Folgore Falciano Calcio/Società Sportiva Folgore Falciano)
ACユベネス・ドガーナ(A.C. Juvenes Dogana/Associazione Calcio Juvenes Dogana)
SPラ・フィオリタ(S.P. La Fiorita/La Fiorita 1967)
ACリベルタス(A.C. Libertas/Associazione Calcio Libertas)
SSムラタ(S.S. Murata/Società Sportiva Murata)
SSペンナロッサ(S.S. Pennarossa/Società Sportiva Pennarossa)
SSサン・ジョバンニ(A.S. San Giovanni/Società Sportiva San Giovanni)
SPトレ・フィオリ(S.P. Tre Fiori/Tre Fiori Football Club)
SPトレ・ペンネ(S.P. Tre Penne/Società Polisportiva Tre Penne)
SSヴィルトゥス(S.S. Virtus/Associazione Calcio Virtus)
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◆最近の概要
世界中を席巻してきた新型コロナウイルスはイタリア半島の中の小国でさえ見逃してはくれなかった。
カンピオナート・サンマリネーゼは2019-2020年シーズンまで2フェーズ共リーグ戦方式だった。2つのグループに分けて1回戦総当たり方式のファーストフェーズを行い、戦績上位のチームと下位のチームに分けてグループを組み直して2回戦総当たり方式のセカンドフェーズを行うのが旧方式の国内リーグだった。2019-2020年シーズンはこのセカンドフェーズの途中でコロナ禍のために打ち切られた。このシーズンのコッパ・ティターノも同じ理由で準々決勝終了時点で打ち切られた。翌2020-2021年シーズンから国内リーグは1つのグループでのリーグ戦の戦績上位のチームがトーナメント戦に進出する方式の現在の形になった。このシーズンはコロナ対応のためリーグ戦は1回戦総当たり方式に、トーナメント戦は全て1発勝負になった。カップ戦も同様にこのシーズンに関しては全て1発勝負になった。なおこの変則的なシーズンのカンピオナート・サンマリネーゼではSSフォルゴーレ・ファルチャーノが優勝した。
サンマリノは国土の広さが十和田湖なみのミニ国家である。それゆえサッカークラブの数が非常に少なく、2部リーグが存在しない。収容人員が1,000人以下のスタジアムが大多数であり、最も収容人員が多いスタジアムでも7,000人しか入れられない。このサンマリノ・スタジアムはSSフォルゴーレ・ファルチャーノ とACユベネス・ドガーナのホームスタジアムとしてだけでなくサンマリノ代表も本拠地として使用する国立競技場である。
国中をイタリアで囲まれた非常に小さな国という事情なので、国中の人達と誰もが顔見知りになる。自国籍の選手だけでチームを賄えるはずもなく、当然ながらこのリーグのクラブチームにはイタリア人選手が非常に多い。日本の町や村なみの人口しかない国では生活の色んな面で外国人の助けを上手に借りながら暮らしている。
こんな牧歌的なリーグが有ってもいいのではないか。
◆最終更新日時
2021/10/28
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