パレスチナ(ヨルダン川西岸地区)のサッカーリーグのまとめ

パレスチナ(ヨルダン川西岸地区)のサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
http://www.pfa.ps

◆連盟
アジアサッカー連盟(AFC)

◆1部リーグ名称
ウェストバンク・プレミアリーグ(West Bank Premier League/الدوري الفلسطيني الممتاز للضفة الغربية)

◆所属チーム数
12

◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数22

◆開催期間
9月中旬〜

◆移籍期間
2021-2022年シーズンは7/10〜9/29と1/1〜1/30

◆順位決定方法
勝ち点→得失点差→総得点

◆ACL枠
0
※ウェストバンク・プレミアリーグの優勝チームとパレスチナカップの優勝チームがAFCカップのそれぞれグループステージ、プレーオフラウンドに参戦
※ただし2020-2021年シーズンのパレスチナカップは中止になったので、同年のシーズンのウェストバンク・プレミアリーグの準優勝チームが2022年シーズンのAFCカップのプレーオフラウンドの枠に入る

◆2部リーグ(ウェストバンク・ファーストリーグ/West Bank First League/دوري الضفة الغربية الدرجة الأولى)
12チームが所属。ホーム&アウェー2回戦総当たり。

◆昇降格枠
2(ウェストバンク・プレミアリーグの11位、12位のチームとウェストバンク・ファーストリーグの1位、2位のチームが自動昇降格)

◆それ以外の大会
◇パレスチナカップ(Palestine Cup/كأس فلسطين لكرة القدم)
パレスチナのクラブチームが参加するトーナメント方式の大会。つまりウェストバンク・プレミアリーグのチームだけでなくガザ地区にあるガザ地区リーグのチームも参戦する。ウェストバンクカップ、ガザ地区カップとして一発勝負として大会を進行し、両大会の優勝チーム同士が「パレスチナカップ決勝」としてホーム&アウェー方式で実施して優勝チームを決める。ウェストバンク・プレミアリーグ勢はウェストバンクカップとしてのラウンド32より参戦。

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
シャバーブ・アルビレ・インスティテュート(Shabab Al-Bireh Institute/مؤسسة البيرة)
ヒラール・アルクドゥス(Hilal Al-Quds Club/هلال القدس)
イスラミ・カルケレア(Islami Kalkelea/إسلامي قلقيلية)
ジャバル・アルムカビル(Jabal Al-Mukaber Club/نادي جبل المكبر)
マルカズ・バラタ(Markaz Balata/مركز شباب بلاطة)
マルカズ・トゥルカレム(Markaz Tulkarem/مركز طولكرم)
マルカズ・シャバーブ・アルアムアリー(Markaz Shabab Al-Am’ari/مركز شباب الأمعري)
シャバーブ・アルダヒリヤSC(Shabab Al-Dhahiriya SC/نادي شباب الظاهرية)
シャバーブ・アルハリルSC(Shabab Al-Khalil SC/نادي شباب الخليل)
シャバーブ・アルサム(Shabab Alsamu/نادي شباب السموع)
タカフィ・トゥルカレム(Thaqafi Tulkarem/ثقافي طولكرم)
トゥバス・クラブ(Tubas Club/طوباس)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

これなら覚えられる!アラビア語単語帳 ([CD+テキスト]) [ 師岡カリーマ・エルサムニー ]
価格:2640円(税込、送料無料) (2021/10/25時点)

◆最近の概要
ここに住む誰もが尋常じゃない困難に直面しているこの地でも、新型コロナウイルスは無慈悲だった。
2019-2020年シーズンのウェストバンク・プレミアリーグはコロナ禍の為3月中旬から3ヶ月間中断した。国内リーグに関してはこの程度のダメージで済んだが、パレスチナカップはラウンド32が終わった所で打ち切られた。翌2020-2021年シーズンのパレスチナカップは1試合も行われず中止された。現2021-2022年シーズンについてもカップ戦に関しては開催の兆候すらない。
パレスチナの国内リーグなのに何故「ウェストバンク」という名前になるかというと、パレスチナがガザ地区とヨルダン川西岸地区の2つの分断された領土から成る国だからである。この2つの地区は「ガザ地区リーグ」「ウェストバンク・プレミアリーグ」として別個にリーグ戦を開催している。
第二次世界大戦後にイスラエルに占領されていたが、その一部が1988年にパレスチナとして独立した。日本や韓国、欧米の大部分の国は国家として承認していないが、パレスチナを承認している国は100ヶ国を超えている。形の上では独立しているもののヨルダン川西側地域の多くの地域がイスラエルの実効支配を受けている。
2018-2019年シーズンのパレスチナカップの決勝はファーストレグがガザ地区側で行われた。当然セカンドレグはヨルダン川西岸地区側で行われる予定で、そのためにウェストバンク・プレミアリーグ側のチームであるマルカズ・バラタはホームタウンに戻ろうとしたが、戻る許可が降りたのは4人だけで他の選手は全員イスラエル政府に拒否された。結局セカンドレグは行われず、パレスチナカップはCOGAT(イスラエル占領地政府活動調整官組織)の法廷での判決により打ち切られてしまった。パレスチナの大会なのにイスラエルが打ち切るという理不尽極まりない結果になった。自分達の人生が赤の他人の支配下に置かれるのがどういう事かを痛感させられる。
サイズが大きくても収容人員が1万人台のスタジアムしか見当たらない規模のリーグだが、色んな国籍のアジア人選手が在籍している。様々な困難に負けず国内リーグが行われ、シャバーブ・アルハリルSCが2020-2021年シーズンのウェストバンク・プレミアリーグの優勝クラブになった。
色んな人が実にカジュアルに「誇り」という言葉を口にするが、「誇り」こそこの地に住んでいる人たちが一番飢えている物かもしれない。

◆最終更新日時
2021/10/25

◆こちらの記事もオススメ
シリアのサッカーリーグのまとめ
レバノンのサッカーリーグのまとめ
日本のサッカーリーグのまとめ

Follow me!