ギリシャのサッカーリーグのまとめ

ギリシャのサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
https://www.slgr.gr/el/

◆連盟
欧州サッカー連盟(UEFA)

◆1部リーグ名称
ギリシャ・スーパーリーグ(Super League Greece/Πρωτάθλημα Ελλάδας ποδοσφαίρου ανδρών)

◆所属チーム数
14

◆試合形式
スプリット制。ホーム&アウェー方式の2回戦総当たり戦のリーグ戦のレギュラーシーズンを実施。レギュラーシーズン終了後に上位6チームと下位8チームの2グループに分け、前者では2回戦総当たり戦のプレーオフラウンド、後者では1回戦総当たり戦のプレーアウトラウンドを行う。
※試合数33または36

◆開催期間
9月中旬~5月中旬

◆移籍期間
2021-2022年シーズンは7/1〜8/31と1/1〜1/31

◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→総得点→総失点の少なさ

◆チャンピオンズリーグ枠
0.0625(ギリシャ・スーパーリーグ優勝チームは予選1回戦に参戦)
※ギリシャ・スーパーリーグ準優勝、3位のチームとキペロ・エラーダスの優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグの予選2回戦に参戦

◆2部リーグ(ギリシャ・スーパーリーグ2/Super League Greece 2/Α2 Εθνική ποδοσφαίρου ανδρών)
32チームが所属。南北の2グループに分かれて実施。2回戦総当たり方式のリーグ戦。

◆昇降格枠
1.5±0.5(ギリシャ・スーパーリーグの14位のチームが自動降格。13位のチームは昇降格プレーオフに進出。ギリシャ・スーパーリーグ2の各グループ1位のチームがタイトルプレーオフに進出。タイトルプレーオフの勝者は自動昇格。敗者は昇降格プレーオフに進出。昇降格プレーオフの勝者も来シーズンのギリシャ・スーパーリーグ所属チームになる)

◆それ以外の大会
◇キペロ・エラーダス(Greek Football Cup/Κύπελλο Ελλάδας)
プロ、アマチュアの125チームが参加するトーナメント方式の大会。基本的に一発勝負だがラウンド16から準決勝はホーム&アウェー方式で実施。ギリシャ・スーパーリーグ勢は5回戦(ラウンド28)もしくはラウンド16から参戦する。8月下旬から5月下旬まで実施。

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
AEKアテネFC(AEK Athens F.C./Α.Ε.Κ.)
アポロン・スミルニFC(Apollon Smyrnis F.C./Απόλλων Σμύρνης)
アリス・テッサロニキFC(Aris Thessaloniki F.C./Άρης Θεσσαλονίκης)
アステラス・トリポリスFC(Asteras Tripolis F.C./Αθλητικός Γυμναστικός Σύλλογος Αστέρας Τρίπολης)
アトロミトスFC(Atromitos F.C./Α.Π.Σ. Ατρόμητος Αθηνών)
イオニコスFC(Ionikos F.C./Ιωνικός Νίκαιας)
PASラミア1964(PAS Lamia 1964/Π.Α.Σ. Λαμία)
OFIクレタFC(OFI Crete F.C./Ο.Φ.Η.)
オリンピアコスFC(Olympiacos F.C./Ολυμπιακός Σ.Φ.Π.)
パナシナイコスFC(Panathinaikos F.C./Παναθηναϊκός)
パネトリコスFC(Panetolikos F.C./Παναιτωλικός Γ.Φ.Σ.)
PAOKテッサロニキFC(PAOK FC/Π.Α.Ο.Κ.)
PASヤニナFC(PAS Giannina F.C./Π.Α.Σ. Γιάννινα)
ヴォロスNPS(Volos F.C./Βόλος Ν.Π.Σ.)

◆最近の概要
世界的に独自の文化を誇るこの国でも新型コロナウイルスの影響を受けていた。
コロナ禍のため2019-2020年シーズンのギリシャ・スーパーリーグは3月から3ヶ月間中断し、7月中旬に閉幕してから2ヶ月もしない内に新シーズンが始まる事になった。コロナ禍で延期になったのはカップ戦も同じであり、2019-2020年シーズンとしてのキペロ・エラーダス決勝が行われたのは2020-2021年シーズンのギリシャ・スーパーリーグ開幕戦の翌日の9月12日なので、ファイナリストであるオリンピアコスFCとAEKアテネFCの選手にとってはオフシーズンらしいオフシーズンもなくプレーを続ける事になった。なお2020-2021年シーズンのキペロ・エラーダスはコロナ対応のため参加チームがギリシャ・スーパーリーグ勢のみの14チームと大幅に絞られる事になり、開催期間も1月中旬から5月下旬に短縮された。
ここ近年ギリシャの国内リーグでは構造改革に取り組んでいる。ギリシャ・スーパーリーグは2018-2019年シーズンまで単純な1ステージ制の方式であり、16チームが所属していた。これを翌シーズンに14チームに減らし、スプリット制を導入して現在の形になった。ギリシャ・スーパーリーグ2の改革はもっとドラスティックであり、2020-2021年シーズンは所属チーム数がわずか12チームであり、スプリット制を敷いていた。プロリーグを3部制から2部制に圧縮した事で翌2021-2022年の「新・2部リーグ」は32チームの大所帯になった。1年で公式戦を消化するためにグループを2つに分け、スプリット制を撤廃したという訳である。
国土の広い範囲にギリシャ・スーパーリーグを開催するスタジアムがあるが、5チームのホームスタジアムが首都アテネとその近郊に存在している。中型のスタジアムが多めだが、客席数はバラエティーに富んでいる。中でも69,618人収容可能なアテネ・オリンピックスタジアム(AEKアテネFCのホームスタジアム)は2004年アテネオリンピックのメインスタジアムであり「オリンピック発祥の地」だと感じさせる。
ギリシャ・スーパーリーグは国際化が進んでいる。アステラス・トリポリスFCにスペイン人選手が11人在籍していたりパナシナイコスFCに5人のスペイン人選手、OFIクレタFCに4人のオランダ人選手がいたりという風にクラブによって国籍のバラつきを有する所もあるが、基本的に欧州各国から選手が来ていて多国籍軍の様相を呈している。EU圏外の選手についてはアフリカ人、南米人が多めではあるが特定の国から多く押し寄せている訳ではない。日本人選手では香川真司(PAOKテッサロニキFC)が2020-2021年シーズンからギリシャに活躍の場を移している。少なくともサッカー界に関しては国籍がかなりバラエティーに富んでいる。
2019-2020年と2020-2021年のシーズンにおいてオリンピアコスFCが国内リーグでもカップ戦でも連覇を達成した。このチームは国際大会でも健闘していて、2020-2021年シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでは予選を突破しグループリーグに参戦。同大会の準優勝チームであるマンチェスター・シティFCと同居するグループCでグループ3位の戦績を挙げた。
不法入国者が多く、一般人としての外国人に対し決して寛容な国柄とは言えないが、不法移民にとってギリシャ・スーパーリーグで活躍する外国人選手の姿は希望の星なのだろう。事実1試合当たりの観客動員数は2018-2019年シーズンでは5,433人だったのが翌2019-2020年シーズンでは6,626人に伸びている。コロナ禍の影響で動員数が大幅にダウンしただろうが、サッカーの力を裏付ける姿でもある。
サッカー界では国際化が進んでいる。法律に則った形で様々な人達がサッカーを通じて共に歩みあえる姿が来るのを望んでいる。

◆最終更新日時
2021/10/23

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