命を守る判断を。命を守る行動を

台風12号の影響で、Jリーグディビジョン1では名古屋グランパス対北海道コンサドーレ札幌戦、湘南ベルマーレ対川崎フロンターレ戦、横浜F・マリノス対清水エスパルス戦の3試合が順延になった。
他にも多くのイベントが延期や中止になっている。

開催者や参加者にとって、苦渋の決断だっただろう。
この日にやるからこそ集客が見込めただろうし、中止にもなれば関係者の落胆も大きい。

だが俺は、この決断は正しいと思う。
何故なら開催していれば、間違いなく参加者や客を命の危険に晒していたからだ。

猛威を振るう台風12号が、よりによってイベント当日にイベント会場に直撃してしまう。
彼らにとっては、残念ながらこれが現実だ。

その現実の中で最善の選択肢を採らなければいけない。

延期や中止してしまえば、少なくない経済的損失を開催者側は負うことになる。

だからといって暴風雨の中で強行開催という選択肢を採れば、最悪の事態を招く危険性が高くなる。
飛んできた看板や倒れた電柱の下敷きになり重い障害を負う場合もある。
運転中に土砂崩れに巻き込まれて生き埋めになる場合もある。

そうなった場合、開催者側は責任を取れるのか?
「命を守る判断を採る気の無かった奴ら」という悪評が出回り、彼らはもう2度とイベントを開催することはできなくなってしまう。

今回の台風で延期や中止を決定したイベント開催者側は、別の機会があればまたイベントを開く側になれるだろう。
彼らは参加者や関係者から信頼される運営を出来るはずだ。
何故なら命を守る決断を下した実績があるのだから。

40℃近くにもなる猛暑の炎天下の中で、同じような「命を守る判断」を下す気も見せずに開催するイベント関係者のメッセージを目にするたびに、俺は暗澹たる気分になる。
「どの団体がそうだ」とここで書く気はないが。

参加しなければ村八分に遭う。
一流企業への就職が絶望的になる。
退学に追い込まれる。

そういう理由で、参加者はやむなく参加してしまう。

そういう状況に追い込む開催者側には、関係者や参加者の命を守る気などない。
何か有っても「自己責任」で終わりだ。

もし参加中にそういう事に気付いた場合、躊躇なく逃げるべきだ。

甚大な災害に直面する際、ニュースキャスターは「命を守る行動を採ってください」と言うだろう。
この場合の「命を守る行動」とは、そういうことだ。

命あっての物種だ。
命があれば、やり直せる。
命を失えば、全ては御破算だ。

関係者や参加者を危険な状況に晒すのを分かっていて開催に踏み切る。
そういう開催者側はハイエナだ。
そんな団体には、同じようなハイエナしか寄って来ない。

だから、命を守る判断や行動が大切だ。

どうやり直すかは、その後で考えれば良い。



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