ブルンジのサッカーリーグのまとめ

ブルンジのサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
なし

◆連盟
アフリカサッカー連盟(CAF)

◆1部リーグ名称
ブルンジ・プレミアリーグ(Burundi Premier League/Championnat du Burundi de football)

◆所属チーム数
16

◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー2回戦総当たり)
※試合数30

◆開催期間
8月中旬~

◆移籍期間
2021-2022年シーズンは6/1〜8/19と1/3〜1/31

◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→直接対決でのアウェーゴール数→得失点差→総得点

◆CAFチャンピオンズリーグ枠
0.25(ブルンジ・プレミアリーグ優勝チームは予選1回戦に参戦)
※クープ・デュ・プレジダン・ドゥ・ラ・レピュブリク優勝チームはCAFコンフェデレーションカップ予選1回戦に参戦

◆2部リーグ(ブルンジリーグB/Burundi Ligue B/Ligue B du Burundi)
詳細不明

◆昇降格枠
3(ブルンジ・プレミアリーグ 14位、15位、16位のチームが自動降格)

◆それ以外の大会
◇クープ・デュ・プレジダン・ドゥ・ラ・レピュブリク(Coupe du President de la Republique/Coupe du Président de la République)
ブルンジ・プレミアリーグ等のチームが参加するトーナメント方式の大会。基本的に一発勝負だがラウンド16、準々決勝、準決勝はホーム&アウェー方式で闘う。2020-2021年シーズンはラウンド32を3月上旬から始め、6月上旬まで開催された。
◇ブルンジ・スーパーカップ(Burundian Supercup/La Super Coupe du Burundi)
ブルンジ・プレミアリーグとクープ・デュ・プレジダン・ドゥ・ラ・レピュブリクの優勝チーム同士が闘う一発勝負の大会。

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
エーグル・ノワール・マカンバFC(Aigle Noir Makamba FC/Aigle Noir Football Club de Makamba)
アトレティコ・オリンピックFC(Athletico Olympic FC/Atlético Olympic Football Club)
ブマムルFC(Bumamuru FC/Bumamuru FC)
ブジュンブラ・シティFC(Bujumbura City FC/Bujumbura City FC)
ブルンジ・スポルト・ディナミク(Burundi Sport Dynamik New Look/Burundi Sport Dynamique)
フランボー・デュ・セントル(Flambeau du Centre/Flambeau du Centre)
フランボー・ドゥ・レFC(Flambeau de l’Est FC/Flambeau de l’Est Football Club)
カヤンザ・ユナイテッド(Kayanza United/Kayanza United)
ムソンガディFC(Musongati FC/Musongati FC)
ル・メッサジェルFCドゥ・ンゴジ(Le Messager FC de Ngozi/Le Messager Football Club Ngozi)
レ・クロコFC(Les Crocos FC/Les Crocos FC)
オリンピック・スター(Olympique Star/Olympique Star)
ロワイアルFCドゥ・ムランヴィヤ(Royal FC de Muramvya/Royal FC)
ルキンゾFC(Rukinzo FC/Rukinzo FC)
トップ・ジュニオールFC(Top Junior FC/Top Junior FC)
ヴィタロFC(Vital’O FC/Vital’O Football Club)

◆最近の概要
世界中で幅を利かせている新型コロナウイルスはアフリカ大陸の奥地も見逃さなかった。
2019-2020年シーズンのブルンジ・プレミアリーグはコロナ禍の影響で数ヶ月中断したが、それでも全30節の消化には成功した。このシーズンと続く2020-2021年シーズンの国内リーグはル・メッサジェルFCドゥ・ンゴジが連覇した。
この様なクラブでさえ所属選手の名前を突き止めるのは困難を極める。都市部でも電気の通じないエリアが多いので、アクセスするのに電力を食う公式サイトを拵えるクラブはほぼ無いに等しい。
ブルンジには鉄道は無い。車道が舗装される事はあっても歩道は土が剥き出しになったまま。つまりスタジアムへの移動距離が長いと、それだけで選手の士気に大きく影響を及ぼす。この様な状況では複数のクラブが1つのスタジアムをホームスタジアムとして利用するのが普通になる。経済上の国内最大の都市であるブジュンブラには22,000人収容できるスタッド・イントワリがあるが、そこにはなんと5つ(ブルンジ・スポルト・ディナミク、ヴィタロFC、アトレティコ・オリンピックFC、ルキンゾFC、ブジュンブラ・シティFC)ものブルンジ・プレミアリーグ所属クラブの本拠地なのだ。
この様な都市の市街地の広い道でさえ車の数は疎で、殆どの人は徒歩で移動している。たまに利用する人がいる乗り物といえばバイクか自転車だ。そして建物の数も疎で、商業地帯でも掘立小屋の様な建物が主流である。インフラの遅れがサッカー界を始めとして様々な産業界の発展の足枷になっている。
アフリカ最貧国の水準まで経済が落ち込んでいるのには、民族間の虐殺の悲しい歴史が影を落としている。1970年代にはこれで十数万人が犠牲になってしまったし、1990年代には大統領が対立する民族に暗殺されたのをきっかけに内戦に突入した。そして2015年には大統領の追放を目論みクーデターが起き、対抗する為にブジュンブラで銃撃戦が起きた。この様な武力抗争が頻繁に起こる状況では、インフラを整えたくても至難の業だろう。
「サッカーを求めれば戦争は終わり」とならないのだろうか?

◆最終更新日時
2021/9/30

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