金崎の移籍について思う
鹿島アントラーズの金崎夢生のサガン鳥栖への移籍が突如、発表された。
金崎が鳥栖に電撃移籍。スペインマネーが入る事を見越しての獲得だろう。今はドイツでもイタリアでもスイスでもDAZNを観られる。それを観た欧州の人がJリーグを観に来る。当然クラブに金が入る。移籍ウインドーが開いてる間は何が起きても不思議じゃない。Jリーグのウインドーは8/15まで開いてる。
— 紅夢 (@beniyume_) 2018年7月24日
ワールドカップ開催期間中は、J1は中断期間。
再開後のJリーグでこそ金崎の出番は少なかった。
だが中断期間前は彼は普通に試合に出場していた。
出場機会を求めての移籍ではない。
鹿島の主力を鳥栖が引き抜く。
今までは、この構図はまずあり得なかった。
九州の地方都市のクラブに過ぎなかった鳥栖に今、何が起きているのか?
DAZNマネーがJリーグに入ってきて、Jリーグへの風向きは明らかに変わった。
外国人がJリーグを目を向けるようになり、イニエスタが神戸と、トーレスが鳥栖と契約した。
鳥栖は元々国際派クラブだった。
キム・ミヌは徴兵制度さえなければ今も鳥栖でプレーしていただろうし、セレッソ大阪の監督のユン・ジョンファンも元々鳥栖の関係者だった。
Jリーグで最も韓流に近いのが鳥栖だった。
外国へのアンテナを元から張っていたクラブがトーレスの獲得競争に名乗りを挙げるのは自然だ。
「親会社がただ損するだけだから」と、今までは大物外国人の獲得をどのクラブも二の足を踏んでいた。
だがダゾーンマネーが見込める今、そういう選手に触手を伸ばすクラブも出てきている。
鳥栖の本拠地ベストアメニティスタジアムは、電車にしても車にしてもアクセスが非常に良い。
道路での移動は快適だが、電車事情はほぼ壊滅的なカシマサッカースタジアムとは違う。
電車事情の快適さは、アウェーサポーターを受け入れる素地がクラブ側にある事を意味する。
トーレス目当てで大勢の人たちが、電車や車で駆けつけるだろう。
その中の何割かは、そのまま鳥栖のサポーターになっていく。
そういう収入が見込めて、鹿島の主力を引き抜きに行ったと俺は思う。
これまで主力の引き抜きには、ほとんどのクラブが及び腰だった。
金回りが良くなった今、及び腰ではなくなっている。
世界中の国内リーグ所属選手の移籍ウインドー(所属選手が移籍出来る期間)は、こちらを見れば分かる。
Jリーグの夏の移籍ウインドーは7月16日から8月15日まで。
この期間は、何が起きても不思議じゃない。
ワールドカップでプレーしたような選手が、これからはJリーグにも出てくる。
Jリーグを観に行こう!
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