北マケドニアのサッカーリーグのまとめ

北マケドニアのサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
https://ffm.mk

◆連盟
欧州サッカー連盟(UEFA)

◆1部リーグ名称
プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ(Macedonian First Football League/Прва македонска фудбалска лига)

◆所属チーム数
12

◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー3回戦総当たり)
※試合数33

◆開催期間
8月上旬〜5月

◆移籍期間
2021-2022年シーズンは6/15〜8/31と1/15〜2/11

◆順位決定方法
勝ち点→得失点差(優勝や国際大会の出場、降格がかかっていない場合)→総得点(優勝や国際大会の出場、降格がかかっていない場合)→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決でのアウェーゴール数(2チームのみが関与する場合)→直接対決での総得点→抽選(優勝や国際大会の出場、降格がかかっていない場合)→プレーオフ

◆チャンピオンズリーグ枠
0.0625(プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ優勝チームが予選1回戦に参戦)
※プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ準優勝、3位のチームとマケドニアカップ優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグの予選1回戦に参戦

◆2部リーグ(ヴトラ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ/Macedonian Second Football League/Втора македонска фудбалска лига)
20チームが所属。東西2グループに分かれてそれぞれでホーム&アウェー3回戦総当たりのリーグ戦を行う。

◆昇降格枠
3±1(プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガの11位、12位のチームとヴトラ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ各グループ1位のチームが自動昇降格。プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガの9位、10位のチームとヴトラ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガの各グループ2位のチームがプレーオフに回る)

◆それ以外の大会
◇マケドニアカップ(Macedonian Football Cup/Фудбалски куп на Македонија)
プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ所属チーム等が参加する一発勝負のトーナメント方式の大会。プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガ勢は1回戦(ラウンド28)もしくは2回戦(ラウンド16)より参戦。2020-2021年シーズンは9月下旬から5月中旬にかけて開催した。

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
FKアカデミヤ・パンデフ(Akademija Pandev/ФК Академија Пандев)
FKボレツ(FK Borec/ФК Борец)
FKブレガニツァ・シュティップ(FK Bregalnica Stip/ФК Брегалница Штип)
FKマケドニヤ・ジョルチェ・ペトロフ(FK Makedonija Gjorce Petrov/ФК Македонија Ѓорче Петров)
FKペリステル(FK Pelister/ФК Пелистер)
FKラボトニツキ(FK Rabotnicki/ФК Работнички)
FKレノヴァ(KF Renova/ФК Ренова)
KFシュケンディヤ(KF Shkendija/ФК Шкендија Тетово)
FCシュクピ(KF Shkupi/ФК Шкупи)
FKスコピエ(FK Skopje/ФК Скопје)
FCストルガ(FC Struga/ФК Струга)
GFKティクヴェシュ(GFK Tikvesh/ФК Тиквеш)

◆最近の概要
世界中を席巻している新型コロナウイルスの嵐は中欧の山岳地帯の国にも容赦なく吹き荒れた。
2019-2020年シーズンのプルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガはコロナ禍のためリーグ終盤に入ったところの23節終了時点で打ち切りが決まった。これにより降格チームは発生しなかったが、FKバルダールの優勝は決定した。ちなみにこのシーズンのマケドニアカップの方は準々決勝終了時点で打ち切りになった。翌2020-2021年シーズンでは無観客のままカップ戦の決勝を開催する事になった。この風変わりなマケドニアカップをFKシレクスが制した。なお国内リーグ戦の方は入れ替え戦に敗れてヴトラ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガへの降格が決定してしまったが、UEFAの規定によりヨーロッパカンファレンスリーグの予選1回戦に出場した(モルドバのFCペトロクブ・フンチェシュティに2戦合計1-2で敗退)。
36,400人収容のトシェ・プロエスキ・アレナ(FKラボトニツキのホームスタジアム)の様な箱が大きめのスタジアムもある一方で、この国の1部リーグのクラブには収容人員2、3千人台のスタジアムがゴロゴロある。12クラブ中4クラブが首都スコピエを根城にしている。
割と苦しい国の経済を反映しているのか、プルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガにいてもEU圏外の国籍の選手がゼロというクラブが珍しくない。外国人はセルビア人などの近隣の旧ユーゴスラビアの国々の選手が中心である。日本人選手の姿を見出だす事はできない。
2020-2021年シーズンのプルヴァ・マケドンスカ・フドバルスカ・リーガはKFシュケンディヤが優勝し、このリーグでの通算優勝回数を4に伸ばした。その一方でKFシュケンディヤを上回る最多優勝回数になる5回のリーグ優勝記録を持つFKバルダールの2部リーグへの降格が決まった。欧州では珍しく、様々なクラブにタイトルの可能性を感じるリーグである。
サッカーが人々の夢と希望になる様に願っている。

◆最終更新日時
2021/9/15

◆こちらの記事もオススメ
セルビアのサッカーリーグのまとめ
ブルガリアのサッカーリーグのまとめ
日本のサッカーリーグのまとめ