スイスのサッカーリーグのまとめ

スイスのサッカーリーグについてまとめてみました。

◆公式サイト
https://www.sfl.ch

◆連盟
欧州サッカー連盟(UEFA)

◆1部リーグ名称
スイス・スーパーリーグ(Swiss Super League/Super League/Championnat de Suisse de football/Super League)

◆所属チーム数
10

◆試合形式
リーグ戦(1ステージ制/ホーム&アウェー4回戦総当たり)
※試合数36

◆開催期間
7月下旬〜5月下旬

◆移籍期間
2021-2022年シーズンは7/20〜10/12と1/16〜2/15

◆順位決定方法
勝ち点→得失点差→総得点→直接対決での得失点差→アウェーゴール数→抽選

◆チャンピオンズリーグ枠
0.0625(スイス・スーパーリーグ優勝チームが予選1回戦に参戦)
※スイス・スーパーリーグ準優勝、3位のチームとスイス・カップ優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグの予選2回戦に参戦

◆2部リーグ(スイス・チャレンジリーグ/Swiss Challenge League/Challenge League/Championnat de Suisse de football de deuxième division/Challenge League)
10チームが所属。ホーム&アウェー4回戦総当たり。

◆昇降格枠
1.5±0.5(スイス・スーパーリーグの10位のチームとスイス・チャレンジリーグの1位のチームが自動昇降格。スイス・スーパーリーグの9位のチームとスイス・チャレンジリーグの2位のチームが昇降格プレーオフに進出)

◆それ以外の大会
◇スイス・カップ(Swiss Cup/Schweizer Cup/Coupe de Suisse de football/Coppa Svizzera)
スイスのプロ、アマチュアの64クラブが参加する一発勝負のトーナメントの大会。スイス・スーパーリーグ勢はラウンド64から参戦。8月中旬から5月中旬にかけて実施。

◆平均入場者数
不明

◆チーム名
FCバーゼル(FC Basel/FC Basel/FC Bâle/Fußballclub Basel 1893)
グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ(Grasshopper Club Zürich/Grasshopper Club Zürich/Grasshopper Club Zurich/Grasshopper Club Zürich)
FCローザンヌ・スポルト(FC Lausanne-Sport/FC Lausanne-Sport/Football Club Lausanne-Sport/Football Club Lausanne-Sport)
FCルガーノ(FC Lugano/FC Lugano/Football Club Lugano/Football Club Lugano)
FCルツェルン(FC Luzern/FC Luzern/FC Lucerne/Fussball Club Luzern)
セルヴェットFC(Servette FC/Servette FC/Servette Football Club 1890/Servette Football Club Genève 1890)
FCシオン(FC Sion/FC Sion/Football club de Sion/Football Club de Sion)
FCザンクト・ガレン(FC St. Gallen/FC St. Gallen/FC Saint-Gall/Fussballclub Sankt Gallen 1879)
BSCヤングボーイズ(BSC Young Boys/BSC Young Boys/Berner Sport Club Young Boys/Berner Sport Club Young Boys)
FCチューリッヒ(FC Zürich/FC Zürich/FC Zurich/Fussballclub Zürich)

◆最近の概要
世界中を荒らしている新型コロナウイルスはスイスでも無縁ではいられなかった。この影響で2019-2020年シーズンは終盤に4ヶ月近くに渡り中断した。ただし降格チーム数や1部リーグの所属チーム数を変動させる事はなく、最後までスイス・スーパーリーグやスイス・カップは行われた。
スイス・スーパーリーグには中型のスタジアムが並んでいて、極端に座席数の少ないスタジアムは見られない。収容人員の多いスタジアムは37,994人収容のザンクト・ヤコブ・パルク(FCバーゼルのホームスタジアム)、31,789人収容のスタッド・ドゥ・スイス・バンクドルフ(BSCヤングボーイズのホームスタジアム)が挙げられる。
世界中の重要機関の本部が集まる国柄だけに、サッカーリーグでも世界中から満遍なく選手を獲得している。その中でも国としての公用語の関係からかドイツ人、フランス人、イタリア人が多めであり、欧州のリーグの中では自国籍の選手は少ない。ブラジル人やコートジボワール人の選手も目立つ。日本人選手も多く、川辺駿(ジュビロ磐田→グラスホッパー・クラブ・チューリッヒ)、鈴木冬一(湘南ベルマーレ→ FCローザンヌ・スポルト)、若月大和(湘南ベルマーレ→ FCシオン)の様にJリーグを経由してスイス・スーパーリーグでプレーするケースが散見している。柿谷曜一朗(FCバーゼル)、久保裕也(BSCヤングボーイズ)、中田浩二(FCバーゼル)の様に日本代表クラスの選手も過去このリーグでプレーしてきた。
BSCヤングボーイズがスイス・スーパーリーグ4連覇を果たしており、国内リーグに関してはこのクラブの一人舞台である。ただしUEFAチャンピオンズリーグではグループステージで1勝も挙げられずにいて(グループステージには2018-2019シーズンに参戦)国際大会では苦戦している。
フェデラー、ヒンギス、ベンチッチの活躍にある様に、スイスのスポーツ界ではテニスのイメージが強い。日本に入るスイスサッカーのニュースと言えば、大抵は代表チームのものである。但しコロナ流行前の数字ではあるが1試合平均観客動員数が11,868人(2018-2019年シーズン)を記録していて、スイス・スーパーリーグの人気は決して低くない。
クラブサッカーが世界の舞台で渡り合える日が来るのか、楽しみにしている。

◆最終更新日時
2021/8/24

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