セルビアのサッカーリーグのまとめ
セルビアのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
https://www.superliga.rs
◆連盟
欧州サッカー連盟(UEFA)
◆1部リーグ名称
セルビア・スーペルリーガ(Serbian SuperLiga/Суперлига Србије/Superliga Srbije)
◆所属チーム数
16
◆試合形式
スプリット制。ホーム&アウェー方式の2回戦総当たり戦のレギュラーシーズン終了後に上位と下位の8チームずつに分け、それぞれで1回戦総当たり戦のプレーオフを行う。
※試合数37
◆開催期間
7月中旬〜5月中旬
◆移籍期間
2021〜2022年シーズンは6/28〜9/17と1/17〜2/11
◆順位決定方法
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→直接対決でのアウェーゴール数(関与する2チームの数字が同じ場合)→得失点差→総得点→フェアプレーランキング→抽選
◆チャンピオンズリーグ枠
0.125(セルビア・スーペルリーガ優勝チームはUEFAチャンピオンズリーグ予選2回戦に参戦)
※セルビア・スーペルリーガ準優勝、3位のチームおよびセルビア・カップ優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグ予選2回戦に参戦
◆2部リーグ(セルビア・プルヴァ・リーガ/Serbian First League/Прва лига Србије/Prva liga Srbije)
16チームが所属。ホーム&アウェー2回戦総当たりのレギュラーシーズンの上位8チームと下位8チームに別れて前者ではセルビア・スーペルリーガ昇格を目指し、後者ではセルビア・プルヴァ・リーガ残留を目指して争う。
◆昇降格枠
3±1(セルビア・スーペルリーガの15位、16位のチームとセルビア・プルヴァ・リーガの1位、2位のチームが自動昇降格。セルビア・スーペルリーガの13位、14位のチームとセルビア・プルヴァ・リーガの3位、4位のチームが昇降格プレーオフに進出)
◆それ以外の大会
◇セルビア・カップ(Serbian Cup/Куп Србије/Kup Srbije)
セルビア・スーペルリーガ、セルビア・スーペルリーガなどの39クラブが参加する一発勝負のトーナメント方式の大会。2020-2021年シーズンは9月上旬から5月下旬に掛けて実施された。セルビア・スーペルリーガ勢は1回戦(ラウンド32)より参戦する。
◆平均入場者数
不明
◆チーム名
FKチュカリチュキ(FK Cukaricki/ФК Чукарички/FK Čukarički)
FKコルバラ(FK Kolubara/ФК Колубара/FK Kolubara)
FKメタラツ・ゴルニ・ミラノヴァツ(FK Metalac Gornji Milanovac/ФК Металац Горњи Милановац/FK Metalac Gornji Milanovac)
FKムラドスト・ルチャニ(FK Mladost Lucani/ФК Младост Лучани/FK Mladost Lučani)
FKナプレダク・クルシェヴァツ(FK Napredak Krusevac/ФК Напредак Крушевац/FK Napredak Kruševac)
FKノヴィ・パザル(FK Novi Pazar/ФК Нови Пазар/FK Novi Pazar)
パルチザン・ベオグラード(FK Partizan/ФК Партизан/FK Partizan)
FKプロレテル・ノヴィ・サド(FK Proleter Novi Sad/ФК Пролетер Нови Сад/FK Proleter Novi Sad)
FKラドニチュキ1923(FK Radnicki 1923/ФК Раднички 1923/FK Radnički 1923)
FKラドニチュキ・ニシュ(FK Radnicki Nis/ФК Раднички Ниш/FK Radnički Niš)
FKラドニク・スルドゥリツァ(FK Radnik Surdulica/ФК Радник Сурдулица/FK Radnik Surdulica)
レッドスター・ベオグラード(Red Star Belgrade/ФК Црвена звезда/FK Crvena zvezda)
FKスパルタク・スボティツァ(FK Spartak Subotica/ФК Спартак Суботица/FK Spartak Subotica)
FK TSC(FK TSC Bačka Topola/ФК ТСЦ/FK TSC)
FKヴォイヴォディナ・ノヴィサド(FK Vojvodina/ФК Војводина/FK Vojvodina)
FKヴォジュドヴァツ(FK Voždovac/ФК Вождовац/FK Voždovac)
◆最近の概要
世界中を震撼させた新型コロナウイルスは、セルビアのサッカー界にも容赦なく牙を剥いた。
2019-2020年シーズンの終盤にコロナ禍でセルビア・スーペルリーガが中断し、大会の短縮化を余儀なくされた。その影響でセルビア・プルヴァ・リーガへの降格チームは発生せず、翌2020-2021年シーズンは20チームで開催された。大所帯のリーグで試合を消化する都合上、このシーズンはレギュラーシーズンのみの大会になった。こうして無観客で行われたシーズンをレッドスター・ベオグラードが制した。6チームが降格し所属チーム数が16チームに戻った今シーズンでは「収容人員の50%まで」という上限付きながらも有観客での開催が認められている。
51,735人を収容できるスタディオン・ツルヴェナ・ズヴェズダ(レッドスター・ベオグラードのホームスタジアム)、29,735人収容可能なスタディオン・パルチザーナ(パルチザン・ベオグラードのホームスタジアム)といった大型のスタジアムも有るには有るが、セルビア・スーペルリーガの基本は収容人員が2万人未満のスタジアムである。それどころか5千人未満の小規模なスタジアムもいくつかある。首都ベオグラードとノヴィ・サドの2大都市に6つのクラブが集中してはいるものの、国土全体に満遍なくクラブが点在していて、国民はどこに住んでいても地元のクラブを応援できるリーグになっている。
現在志村謄(FKスパルタク・スボティツァ)、道渕諒平(FKラドニチュキ・ニシュ)の2人の日本人選手がこのリーグに在籍している。昨シーズンまで2年間に渡り浅野拓磨がパルチザン・ベオグラードに所属していた事でも知られている。ただその彼の退団の理由が給与未払いである等、マネタイズに不安を感じるリーグでもある。
コロナ禍になる前は発煙筒を点火したサポーターがスタジアムに陣取る中でレッドスター・ベオグラードとパルチザン・ベオグラードががっぷり四つでベオグラードダービーが行われるほど熱気が高かった。熱狂が戻る日が来るのを願っている。
◆最終更新日時
2021/8/4
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