ルーマニアのサッカーリーグのまとめ
ルーマニアのサッカーリーグについてまとめてみました。
◆公式サイト
https://lpf.ro
◆連盟
欧州サッカー連盟(UEFA)
◆1部リーグ名称
リーガ・プロフェショニスタ・デ・フォトバル・リーガⅠ(Liga I/Casa Liga I)
◆所属チーム数
16
◆試合形式
スプリット制。ホーム&アウェー方式の2回戦総当たり戦のレギュラーシーズン終了後に上位6チームがプレーオフラウンドに、下位10チームがプレーアウトラウンドに進む。プレーオフラウンドでは2回戦総当たり戦で優勝チームとヨーロッパカンファレンスリーグ出場枠を、プレーアウトラウンドではヨーロッパカンファレンスリーグ挑戦権とリーガⅡへの降格回避を求めて争う。
※試合数39〜41
◆開催期間
7月中旬〜5月下旬
◆移籍期間
2020〜2021年シーズンのウインドーは6/15〜9/6と1/18〜2/14
◆順位決定方法
◇レギュラーシーズン
勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→得失点差→総得点→プレーオフ
◇プレーオフラウンド
勝ち点→プレーオフラウンド以外での勝ち点→直接対決での勝ち点→直接対決での得失点差→直接対決での総得点→得失点差→総得点→プレーオフ
◇プレーアウトラウンド
勝ち点→プレーオフラウンド以外での勝ち点→レギュラーシーズンでの勝ち点→得失点差→総得点→プレーオフ
※プレーオフラウンド、プレーアウトラウンドではレギュラーシーズンでの「勝ち点×2」(小数点以外は切り捨て)が加算される
◆チャンピオンズリーグ枠
0.0625(リーガⅠ優勝チームはUEFAチャンピオンズリーグ予選1回戦に参戦)
※リーガⅠ準優勝、3位のチームおよびクパ・ロムニエイ優勝チームはヨーロッパカンファレンスリーグ予選2回戦に参戦
◆2部リーグ(リーガⅡ/Liga Ⅱ/Liga Ⅱ)
20チームが所属。ホームorアウェー1回戦総当たりのレギュラーシーズンの上位6チームと下位10チームに別れて前者ではリーガⅠ昇格を目指し、後者ではリーガⅡ残留を目指して争う。
◆昇降格枠
3±1(リーガⅠの15位、16位のチームとリーガⅡの1位、2位のチームが自動昇降格。リーガⅠの13位、14位のチームとリーガⅡの3位、4位のチームが昇降格プレーオフに進出)
◆それ以外の大会
◇クパ・ロムニエイ(Romanian Cup/Cupa României)
リーガⅠ〜Ⅲの140クラブが参加する一発勝負のトーナメント方式の大会。10月下旬から5月下旬に掛けて実施。リーガⅠ勢はラウンド32より参戦する。
◇スーペルクパ・ロムニエイ(Romanian Supercup/Supercupa României)
リーガⅠとクパ・ロムニエイの優勝チーム同士が対戦する一発勝負の大会。リーガⅠの開幕直前に実施する。
◆平均入場者数
0人(2020-2021年シーズン)
◆チーム名
FCアカデミカ・クリンチェニ(FC Academica Clinceni/FC Academica Clinceni)
FCアルジェシュ・ピテシュティ(FC Arges Pitesti/FC Argeș Pitești)
FCボトシャニ(FC Botosani/FC Botoșani)
CFRクルジュ(CFR Cluj/CFR Cluj)
AFCキンディア・ティルゴヴィシュテ(AFC Chindia Targoviste/AFC Chindia Târgoviște)
FCディナモ・ブカレスト(FC Dinamo Bucuresti/FC Dinamo București)
FCファルル・コンスタンツァ(FCV Farul Constanta/FCV Farul Constanța)
FCSB(FCSB/FCSB)
FCウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ(FC U Craiova 1948/FC U Craiova 1948)
CSガズ・メタン・メディアシュ(CS Gaz Metan Medias/CS Gaz Metan Mediaș)
CSミオヴェニ(CS Mioveni/CS Mioveni)
FCラピド・ブカレスト(FC Rapid Bucuresti/FC Rapid București)
シェプシOSKスフントゥ・ゲオルゲ(Sepsi OSK Sfantu Gheorghe/Sepsi Sfântu Gheorghe)
CSウニヴェルシタテア・クラヨーヴァ(CS Universitatea Craiova/CS Universitatea Craiova)
UTAアラド(FC UTA Arad/FC UTA Arad)
FCヴォルンタリ(FC Voluntari/FC Voluntari)
◆最近の概要
新型コロナウイルスが流行し始めてから時間が経っていたせいか、2020-2021年シーズンのリーガⅠには日程面での直接の影響は見られなかった。ただし観客面となると話は別。このシーズンは全ての公式戦が無観客試合で行われた。
ホームの試合会場が全国に比較的バランス良く点在するリーグである。ただしリーグⅠのクラブの多くのホームスタジアムが収容人員1万人以下の小規模なものになっている。その影響があるのか2019-2020年シーズンの1試合平均観客動員数は3,493人だった。そこからコロナ禍が襲い動員数がゼロに急落するのだから、財政面が気になるところだ。
FCSBとFCディナモ・ブカレストがルーマニアを代表するクラブである。この2つの首都のクラブだけで国内リーグ優勝回数は44回にも昇る。世界的なスター選手こそ不在だがUEFAチャンピオンズリーグの舞台ではFCSBは前身のFCステアウア・ブカレスト時代も入れて通算戦績52勝40分け52敗、FCディナモ・ブカレストは24勝10分け32敗という決して悪くない闘いぶりを国際大会でしてきている。
国籍豊かな選手が所属するクラブがある一方で、殆どルーマニア人しかいないクラブも幾つか存在する。所属外国人には東欧人が多いが、アフリカ人選手も目立つ。一方で日本人選手どころかアジア人選手のいないリーグでもある。
◆最終更新日時
2021/7/26
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