2020年のACLについて

今年のACLは、例年と一味も二味も様子が違う。

なにせ現行方式の最後のACLなのだ。

とは言っても、リーグ戦形式のグループステージを勝ち上がったクラブがホーム&アウェー方式のノックアウトステージに進むやり方は変わらない。

今年の32の参加クラブが、来年になると40になる。
少し増えるに過ぎない。

日本勢の出場枠は本戦2+プレーオフ2から来年には本戦3+プレーオフ1に増える。
これは日本勢のAFCクラブコンペティションランキングが東アジアの中で3位から2位に上がった事によるもの。
ACL全体の参加クラブの増加とは無関係だ。

日本勢にとって今回のACLの一番の変化は、今年の大会が今年のクラブワールドカップだけでなく来年のクラブワールドカップの予選にもなることである。

実は毎年の年末恒例だったクラブワールドカップも、今年の大会が現行方式最後。

今年のクラブワールドカップに関しては、ACLで優勝した1クラブだけがアジア大陸から出場する。
来年夏のクラブワールドカップには、アジア大陸から2.5クラブ出場する。

今年のACL優勝クラブは、2大会続けてクラブワールドカップに出場することになる。

そして準優勝クラブも来年のクラブワールドカップに出場する。

準決勝で敗退したクラブは、詳細な決定方法は未定だが2クラブのうち1クラブがオセアニアのクラブと出場権を争うことになる。

そしてもう1つ大切なこと。

今大会からACL優勝クラブは来年のACLのプレーオフに参加できるのだ。

浦和レッズサポーターの俺としては、あと3年早くこの方式にしてほしかった。

だから今大会は今まで以上に重要になる。

そのACLが、いよいよ2月10日から本戦グループステージが始まる。
日本勢は2月11日にFC東京が敵地で蔚山現代と、12日に横浜F・マリノスが敵地で全北現代と、ヴィッセル神戸が本拠地でジョホール・ダルル・タクジムと一戦を交える。

ACLは予選を経て参加クラブ数が32に絞られた。
予選についても、ここで簡単に触れておく。

◆予選1回戦(1月14日に実施)
チェンナイ・シティ(インド) 0-1 アルリファー(バーレーン)
アルファイサリー(ヨルダン) 1(延長)2 アルクウェート(クウェート)
セレス・ネグロス(フィリピン) 3-2 シャン・ユナイテッド(ミャンマー )
タンピネス・ローバース(シンガポール) 3(延長)5 バリ・ユナイテッド(インドネシア)

◆予選2回戦(1月21日から25日にかけて実施)
ブニョドコル(ウズベキスタン) 4-1 アルザウラー(イラク)
ロコモティフ・タシュケント(ウズベキスタン) 0-1 イスティクロル(タジキスタン)
シャハル・ホドロ(イラン) 2-1 アルリファー(バーレーン)
エステグラル(イラン) 3-0 アルクウェート(クウェート)
ケダ(マレーシア) 5-1 大埔(香港)
ブリーラム・ユナイテッド(タイ) 2-1 ホーチミン・シティ(ベトナム)
ポート(タイ) 0-1 セレス・ネグロス(フィリピン)
メルボルン・ビクトリー(豪州) 5-0 バリ・ユナイテッド(インドネシア)

ACLの予選には今まで1回戦、2回戦、プレーオフラウンドの3段階に分けて行われていた。
この予選方式が、来年からプレーオフのみの1段階になる。

◆プレーオフラウンド(1月28日に実施)
アルアイン(UAE) 1-0 ブニョドコル(ウズベキスタン)
アルアハリ(サウジアラビア) 1-0 イスティクロル(タジキスタン)
アルサリヤ(カタール) 0(PK4-5)0 シャハル・ホドロ(イラン)
アルラーヤン(カタール) 0-5 エステグラル(イラン)
FCソウル(韓国) 4-1 ケダ(マレーシア)
上海上港(中国) 3-0 ブリーラム・ユナイテッド(タイ)
FC東京(日本) 2-0 セレス・ネグロス(フィリピン)
鹿島アントラーズ(日本) 0-1 メルボルン・ビクトリー(豪州)

鹿島がプレーオフで敗れた。
日本勢が本戦の前に敗退した事も、例年と違う雰囲気を醸し出している。

で、本戦グループステージに挑む32クラブのグループ分けはこちら。

◆グループA
アルワフダ(UAE)
アルショルタ(イラク)
エステグラル(イラン)
アルアハリ(サウジアラビア)

◆グループB
アルヒラル(サウジアラビア)
シャバブ・アルアハリ(UAE)
パフタコール(ウズベキスタン)
シャハル・ホドロ(イラン)

◆グループC
アルドゥハイル(カタール)
アルタアーウン(サウジアラビア)
シャールジャ(UAE)
ペルセポリス(イラン)

◆グループD
セパハン(イラン)
アルサッド(カタール)
アルナスル(サウジアラビア)
アルアイン(UAE)

◆グループE
北京国安(中国)
チェンライ・ユナイテッド(タイ)
メルボルン・ビクトリー(豪州)
FCソウル(韓国)

◆グループF
蔚山現代(韓国)
上海申花(中国)
パース・グローリー(豪州)
FC東京(日本)

◆グループG
ヴィッセル神戸(日本)
水原三星(韓国)
広州恒大(中国)
ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)

◆グループH
シドニーFC(豪州)
横浜F・マリノス(日本)
全北現代(韓国)
上海上港(中国)

ここで例年と様相が違う事柄にもう1つ触れる。

グループステージ前半戦で中国勢がからむ試合のほとんどが延期になった。

もちろん日本勢も影響を受けている。

4月3日のヴィッセル神戸vs広州恒大戦が5月26日に
4月4日のFC東京vs上海申花戦が5月27日に
4月4日の横浜F・マリノスvs上海上港戦が5月27日にずれ込んだ。

原因は言うまでもなくコロナウイルスの大流行である。

こればかりは仕方ない。
命あっての物種だ。

AFC(アジアサッカー連盟)は当初1月29日の時点では、2月11日から4月4日にかけて行う予定だったグループステージ前半戦の第1節から第3節の中国開催の試合をアウェー開催にする様に提案していた。

ところが豪州連邦政府が中国からの旅行客の入国禁止措置を採った。
これで豪州のクラブが中国勢と国内で試合できなくなってしまった。

オーストラリアサッカー連盟からの通告を受けてAFCは2月4日に緊急会議を開き、チェンライ・ユナイテッドvs北京国安戦以外の前半戦全ての中国勢絡みの全ての試合の延期が決まった。

これが現段階で起こっている事である。

新型肺炎はまだ収束の兆しを見せていない。
つまりここからACLのスケジュールが更に変わる可能性がある。
だからグループステージの日程は、敢えてここには詳しく書かない。

コロナウイルスの流行が収まるように願っている。

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