ハードルが立ちはだかっていても

男子に続き女子も、レッズの選手は決勝で涙を飲む事になってしまった。

浦和レッズレディースは試合開始直後の失点がもとで、皇后杯決勝で日テレベレーザに敗れている。

男子だろうが女子だろうが、レッズの選手が肩を落とす姿を見るのは辛い。

あと1歩で届くところで届かなかった。
この悔しさはどれほどのものだろう。

涙を必死にこらえようとしていた事は、俺でも分かる。
ACL決勝でアルヒラルにコテンパンにやられるレッズの選手の姿を目の前で見たばかりだから。

ただレッズレディースの選手はベレーザ以外とも格闘していた。

10月13日に日本列島を襲った台風13号の影響で、レッズレディースの選手の練習場でもあったレッズランドが水没してしまった。

2ヶ月以上経った今でも、レッズランドは復旧していない。
2020年1月一杯までの全面休業が決まっている。
再開がいつの見込みになるかさえ、分からない。

レッズランドの復旧資金を調達するため、浦和レッズ後援会はJリーグやACLの公式戦の会場で募金を募った。
そして引き続きレッズランド復活のためのクラウドファンディングを立ち上げている。

こういう状況で準優勝になった。
満足に練習出来ない日々が続く中で、日本一の座を争う舞台で2位になった。

これは凄いことだ。

もしこれが第三者のことではなく自分のことなら、「2位になった俺を褒めてもらいたい」とはこれっぽっちも思わなかった。

俺は「1」か「初」にしか興味がない。

2位で終わっても、後になって誰の記憶にも残らない。
1位になるからこそ他の人に認めてもらえる。
俺の場合は2位とビリとは同じ事だ。

良いか悪いかは別として、自分がする事に関しては、結果の出ない努力を努力として認めることはできない。
いくら努力したところで、結果が出なけりゃ意味がない。
たとえどんなハードルがあろうが、どんな酷い仕打ちを受けていようが、結果が出ていないのに「努力したから認めてくれ」と俺の方から言うのは違うと思う。

ただこれらの価値観を他人に押し付ける気はない。
これらの価値観を他人に当てはめるのが間違っていることぐらい、俺にも分かっている。

自分ではどうにもならない自然災害という強烈なハードルをどうにかして乗り越えようと、レッズレディースの選手たちは奮闘してきた。
1位という結果こそ出せなかったが「レッズレディースの努力は立派だ」と俺は思う。

レッズレディースの選手には、どうか胸を張っていてほしい。

敗者になるのは、2位になった時ではない。
敗者になるのは、努力をやめた時だ。

だから心を折ろうとするハードルが立ちはだかっていても、どんなに苦しくても絶対に心を折ってはいけない。
心を折った瞬間に、自分だけでなく自分を信じてきた人たちも敗者にしてしまうから。

優勝出来なかったという悔しさをバネにして、いつの日か優勝するまで努力を続ければ、それは立派な勝者である。

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