超大型台風対策10ヵ条

史上初ともいえる規模の台風が迫っている。

過去に超大型台風を迎えた時の経験から、このつぶやきをツイッターに投稿した。

この10ヵ条を1つずつ解説する。

その前に、超大型台風に襲われると、何で困るか?

電気と水だ。

これが2019年9月上旬に台風15号が襲った時の感想だ。

これを踏まえて解説する。

1) 風呂桶に水を貯める

特に集合住宅に住んでる方にとっては重要だ。

アパートやマンションではポンプを使って屋上の貯水タンクに水を貯め、そこから各部屋に水道管経由で水が送られる。

このポンプを動かすのは電気である。

つまり台風で停電すれば、蛇口をひねっても水が出なくなる。
たとえ住んでいる部屋が1階でもだ。

トイレの水を流そうにも、トイレのタンクの水が枯れていれば水は出ない。
洗濯しようにも水が必要だ。
手を洗うにも体を洗うにも水が必要だ。

水道が復旧するまで乗り切れるように、風呂桶に水を貯めておこう。

風呂桶の水は飲み水ではないので、水質に極端にナイーブになる必要はない。

なお、有れば便利な防災グッズとして、サーファー御用達のポリタンクケースがある。

波乗りした後の体を洗うために、あらかじめポリタンクに水やお湯を入れておき、それで体を洗うために使うものだ。

これが防災グッズになる。

台風で家の中にいられないぐらい屋内が壊れている。
かといってどの店も水は売り切れている。
銭湯も営業できず、体も洗えず水も調達できずに困っている。

そんな時にこのポリタンクケースが使える。

あらかじめポリタンクに水を入れておき、万が一のときに生活用水として使えばいい。
もちろん本来の目的通り外で体を洗ってもいい。

2) 飲料水を確保する

人間は水が無ければ生きられない。
生活用水だけでなく、飲み水も必要だ。

ミネラルウォーターのような水も必要だ。
非常食は長持ちさせるために、一般的に水分を抜いている。
水が有れば食べ物が喉を通りやすくなる。

ただミネラルウォーターだけでは体が電解質失調を起こしてしまう。
スポーツドリンクの類も用意しておきたい。

ただここで注意すべきなのは、人間の舌は冷たい物の味を感じないようにできていることだ。

スポーツドリンクの本来の味は、非常に甘い。
普段は冷たくしてあるものを飲んでいるので、甘みを感じないだけだ。
常温の生温いスポーツドリンクを非常時に飲むと、甘ったるい味になるので注意。

250mLペットボトルのスポーツドリンクを数本、そして500mLのミネラルウォーターを数本用意したい。

そしてミネラルウォーターを2、3本ほど冷凍庫に入れておけば、暑さ対策にもなる。

3) 非常食を確保する

非常食といっても、なんでも良いわけではない。

電気が通らない、つまり冷蔵庫が使い物にならない事を想定して準備しておこう。

スーパーやコンビニの冷蔵棚に陳列されている物(飲み切りタイプのゼリーなど)はおすすめしない。
たとえ水分がほとんどなくても良いから、賞味期限が長く電気がなくても食べられるものを選ぶべきだ。

例えばカロリーメイトなどのバータイプの非常食、缶詰め各種、チョコレート、クラッカーなど。

クラッカーについては、ルヴァンカップの冠スポンサーがこういう物を作っている。

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それでも「どうしても果物が食べたい」となる時もあるだろう。

早く傷む果物は非常時にはあまりおすすめしない。
それでも敢えて用意するなら、暑さに強いバナナ辺りが手頃だ。

4) 雨戸を閉める

雨戸は雨風をしのぐためにある。
これを使わない手はない。

ただし「ウチの窓には雨戸がない!」という家庭もある。
雨戸のある家でも、全ての窓に雨戸が備わっているわけではない場合が多い。

そんな時は窓に養生テープを貼ろう。
米印の形に貼ると、窓ガラスが割れた際の飛散防止になる。

窓対策をせずに窓ガラスが丸ごと無くなると、風がモロに部屋に入る。
行き場の無くなった空気は上に向かい、最悪の場合屋根が吹き飛んでしまう。

実際に台風が来た時は窓際に近づかないようにするのは、言うまでもない。

5) 屋外の物を片付ける

軽めの物干し竿や植木鉢など、風で飛ぶ物は早めに屋内にしまっておこう。
屋外に置きっぱなしだと、風で飛ばされて建物や車の破損の原因になる。

普段外で飼っている番犬や魚なども、こういう時だけは必ず屋内にしまおう。
台風で一度飛ばされた犬や魚は、基本二度と戻ってこない。

6) 携帯電話、モバイルバッテリーを充電する

非常時は情報が命だ。

安否確認の際に頼りになるのは携帯電話だ。
生活支援グッズの配給情報を知るのにも、携帯電話が有れば随分容易になる。

台風で電波塔が倒れてインターネットが使えなくなってしまっても、災害用にWiFiスポットを開放する携帯電話キャリアもある。

こんな時ケータイやバッテリーが電池切れなら、万事休す。

7) 車のガソリンを満タンにする

「超大型の台風直後は電車は使えない」と考えておくべきだ。

つまり自家用車の重要度が増す。

公民館に届いた飲料水やブルーシートなどの生活物資を家に持ち帰るにも、車が有れば非常に便利だ。
家に住めなくなってしまっても、車が仮設住宅代わりになる。

ただ車を動かすには、普通はガソリンが必要だ。
電気自動車の場合なら、電気が必要だ。

ガソリンスタンドでガソリンを補給するのに電気を使う。
つまり停電中はガソリンの補給が難しくなる。

電気が復旧してもガソリンスタンドやEV充電スポットには長蛇の列ができる。

事前にガソリンを満タンにするなり電気を充電するなりしておきたい。

8) 洗濯を済ませておく

電気や水道が不自由になれば、洗濯するのが大変だ。
何日も着替えないでいると、円滑に生活するのが難しくなる。

事前に洗濯をしておくのも重要になる。
だからといって、台風が近づいてくるタイミングで外に干すと、洗濯物や物干し竿の飛散の原因になってしまう。

たとえ部屋干しでも良いから、台風が来る前に洗濯を済ませておきたい。

9) 振込業務を済ませておく

停電になるとコンビニはもちろん、最悪の場合銀行のATMまで使えなくなる可能性も出てくる。

こんな時、水道光熱費や家賃の振込期限が迫っていたら?
電気が復旧する前に、振込期限が過ぎてしまったら?

意外と盲点になることなので、金まわりのことも台風が来る前に片付けておきたい。

10) 1週間分の現金を財布に入れておく

これも盲点になりがちなことだ。

進みの遅い日本でも、ようやく社会がキャッシュレスの方向に動き出している。

クレジットカードや交通系カード、Pay系サービス、プリペイドカードなどを活用して、手元に現金をあまり持たない人が徐々に増えている。
これは外国では当たり前の習慣だ。

キャッシュレスのサービス元も利用すればおトクになるようにしているので、電子マネーを使えば経済的にもなる。
俺も普段はキャッシュレスのサービスを使うようにしているので、財布に現金をあまり入れておかない。

ただし非常時は話が別だ。

停電で飲食店は軒並み店じまい。
「食べ物がある以上営業しよう」と、電線からの電気が使えなくても移動式キャラバンで食べ物を販売する店舗が現れた。

キャラバンはあくまで臨時のものなので、当然電子マネーを読み取る機械などない。

その時、もし手元に現金が無かったら?

キャッシュレス社会を否定する気はない。

防犯の意味でも、キャッシュレス化は必要だ。
信用スコアを個人に紐づける社会になった場合も、キャッシュレス化は不可欠になる。

ただ電気がなければキャッシュレスの取り引きが成立しないことも踏まえておく必要がある。

台風が去って1週間も経てば、大半の地域では電気が復旧する。
停電中の地域でも、少し移動すればキャッシュカードなどが使えるようになる。

そうなるまで持ち堪えられるだけの現金を、手元に用意しよう。

金を現金で用意するのが重要だ。

この記事で獰猛な台風のダメージをまともに受けなくて済む方が少しでも増えるように願う。

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