京都アニメーション襲撃事件の被害者に向けて

これほど理不尽な事件はない。

日本のアニメ文化を支えてきたアニメ制作会社である京都アニメーションが、1人のフーリガンに襲撃された。

加害者はパクられた事を叫んでいたという。
その割には、パクられたとされる作品らしい作品は加害者の中からは見つかっていない。

つまり動機は完全な逆恨みだ。

単なる逆恨みで建物を丸ごと燃やされ、33人の尊い命と全作品が灰になった。

あまりにも身勝手で卑劣な事件だ。

この事件への海外からの反響もものすごい。

それほど日本のアニメ文化は世界中に影響を与えていた。
それほど今回の事件で失った物は計り知れない。

この犯行は、全てのクリエーターの存在を無き者にしようとする行為だ。
全てのクリエーターへの挑戦行為だ。

なぜなら、こんな事がカジュアルにまかり通ってしまったら、誰も安心して作品を作ることなどできなくなってしまうからだ。

もちろん俺も1人のクリエーターとして、この事件を許すことなどできない。

最近、noteなどの様にクリエーターが作品を販売する場が出てきている。

そういう所で作品を売るクリエーターに対して「けしからん」と批判する輩が増えてきている。

作品の質が低い事で「けしからん」と言われるならば、仕方ない。

だが作品を全く見ないうちから、ただ売るだけの行為を批判するのは、全く受け入れられない。

それはクリエーターを殺す行為だ。

今回の凶行に及んだ奴は、その路線の延長上にある究極の例だ。

他人が作品を作る。
その作品を売り、金を稼ぐ。

それが許せない。
だから売る行為を批判する。
パクりでなくても「パクりだ」と怒鳴る。

こういう行為を働く輩は、クリエーターの敵だ。

創作物を破壊する行為が大手を振って行われれば、どんな社会になるか?

例えばベネズエラ。
一般人にとっては非常に厳しい国だ。

ベネズエラでは貧しすぎて誘拐が常態化している。

それも警察が誘拐に協力する。
日本人にとって、あり得ない状況だ。

誘拐犯はモノを持つ者をターゲットにする。
金や命を奪われた犠牲者は、当然モノを作る行為を続けるのが非常に難しくなってしまう。

この国ではモノを壊す者が、モノを作る者よりも立場が上だ。

モノを作ってもすぐに襲われ、誘拐される。

そんな状況では、モノを作るどころではない。
それどころか、誘拐してモノを壊す側に回らないと生きていけない。

食糧難で動物園の動物まで誘拐されるという。
そのうち誘拐するモノまでなくなり、誘拐で生計を立てていた人達が途方にくれるではないか。

創作物の破壊行為が大手を振って行われるというのは、こうなる事である。

モノを作る者が焼かれたり、悲嘆の涙にくれたりする。
モノを壊す輩が成功し、金持ちになる。

そんな社会にしてはいけない。

京都での犯行は、基本的には建物にガソリンを撒いて火を放つという単純なもの。

それだけに模倣犯の発生が心配だ。

実際、韓国では早速模倣犯が出ている。
日本大使館にガソリンを積んで車ごと突っ込んだ老人が重体になっている。

今回の京都の事件は、俺はテロ事件だと思っている。

実際、過去にも文化物の破壊活動を働いたテロ組織があった。

残虐行為をSNSで流す事で知られたISは、文化遺産の爆破動画を公開してそこの住民を不幸のどん底に陥れてきた事でも知られている。

京都アニメーション襲撃事件の加害者は、ISの構成員に匹敵するテロリストだとも言える。

そんな行為を断じて許してはいけない。

1人の自分勝手な奴に日本のアニメ文化の破壊を許してはいけない。

この事件が卑劣なのは、これからクリエーターを志す人達が「クリエーターになればあの事件のように殺される」と言われてしまう事だ。

そうさせない為に、裁判では正しい審判を下してほしい。
簡単に破壊活動を起こせない様に、法律やインフラを整備してほしい。

安心してモノを作れない社会になってしまったら、クリエーターは外国に移住するしかなくなる。
日本がならず者しかいられない国になってしまう。

それでも良いのか?

破壊行為に対しては、毅然と対処しよう。
そしてクリエーターはひるむ事なく作品を作り続けて、モノを壊して喜ぶ奴を見返してやろう。

京都アニメーション襲撃事件の犠牲者に哀悼の意をここに表し、冥福をお祈りいたします。

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