喧嘩の御作法を教えます

俺は喧嘩を勧めるつもりはない。

俺だって、できれば喧嘩は避けたい。

ただ避けられず喧嘩に巻き込まれる時は、誰にでもある。

止むを得ず喧嘩をする際に心掛ける御作法がある。

「自分の行為の責任は自分で取れ」

これが喧嘩の御作法だ。

なぜこんな事を書くか?

それは7月13日の横浜F・マリノスvs浦和レッズの試合での出来事に原因がある。

あの試合では色んな事があった。
色々と残念な事があった。

一番残念だったのは、試合前の一部のレッズサポーターの行為だ。

試合前に一部のレッズサポーターが日産スタジアムの横断幕掲出禁止エリアに横断幕を掲出し、マリノスのスポンサーのバナーを隠した。

それが原因で怒ったマリノスサポーターがレッズサポーターに雪崩れ込み、傘が飛び交う乱闘騒ぎになった。

いわばレッズがマリノスのナワバリを侵した形だ。

レッズサポーターは直近のJリーグのアウェー戦、6月30日の大分トリニータ戦でも全く同じトラブルを起こしていた。

「たかがナワバリをちょっと侵したぐらいで?」
と軽く考えているのではないか?

動物の世界では、他の動物のナワバリを侵す事は死に直結する。

蛇が他の蛇のナワバリを侵せばどうなるか?

YouTubeにこういう動画が収められているが、凄惨な内容なので敢えてここにリンクは貼らない。

侵された側の蛇は、侵した側の蛇に背後から気づかれないように近づく。

そしていきなり背後から、首元にガブリと噛みつき猛毒をたっぷりと体内に流し込む。
一切の事前警告なしにだ。

何分間も猛毒を注入し続け、虫の息になったところで、主の蛇は侵入者の蛇を咥えたまま巣に引きずり込む。
そして生きたまま、蛇を頭から飲み込む。

それぐらいナワバリを侵すのは危険な行為だ。

人間界で同じ事をやっても、危険な結果になる。

国がナワバリを侵せば、その瞬間に戦争が始まる。
ヤクザがナワバリを侵せば、銃撃戦が始まる。
サポーターがナワバリを侵せば、殺し合いにまでは発展しなくても、喧嘩にはなる。

さて冒頭に書いた「自分の行為の責任を取る」とは?

例を挙げよう。

相手を張り倒し、相手が怪我をした場合だ。

この場合、張り倒したのはどう考えても張り倒した本人だ。

だからといって「自分の行為の責任」が張り倒した側に有ると言い切れるのか?

そこに至る原因がもしかしたら相手側にあるかもしれない。
そうなると「張り倒した者が全面的に悪い」とは言えない。
ケースバイケースになる。

さて相手を張り倒した弾みで、そばにあった第三者の自転車が倒れて壊れた場合はどうだろうか?

この場合、どう考えても自転車の持ち主に非はない。

明らかに張り倒された側に非がある場合(強盗しようとして反撃に遭ったなど)でもない限り、張り倒した者が自転車を弁償すべきだ。

もちろん張り倒された側に非がある場合は、その者が弁償すべきだ。

禁止区域で応援横断幕を貼れば、当然トラブルや喧嘩の原因になる。

今回は、いや今回もレッズサポーターは喧嘩を売った側だ。

レッズのレプリカを着てレッズサポーターとしてそんな事をしていると、レッズに悪評を付ける事になる。
Jリーグからレッズに制裁金を課せられれば、評判的にだけでなく金銭的にもレッズに迷惑をかける事になる。

先ほどの例に例えると、レッズサポーターがマリノスサポーターを張り倒した弾みに浦和レッズの自転車が壊れた形だ。

自分でレッズの自転車を壊しておいて、自転車を弁償せずにその場を去るようなものだ。

禁止区域に横断幕を貼った輩は「自分の責任はクラブが取ってくれる」と開き直っている。

輩は責任をクラブに押し付け、甘えている。

それを良いことに、アウェーに行く先々で同様のトラブルを起こして回る。
これは卑怯者のする事だ。

俺は「聖人君主になれ」と言うつもりはない。
レッズサポーターは聖歌隊じゃない。

行儀の悪い所が有ってもいい。
やんちゃで逞しいのは大いに結構だ。

ただレッズの足を引っ張る事をしていて開き直るなら、それはもはやサポーターじゃない。

「それでもどうしてもそういう事がしたい」と言うのであれば、最低でも制裁金はクラブや他のサポーターでなく実行者が全額払うべきだ。
たとえ何百万円、何千万円であろうともだ。

そしてクラブからボランティアで社会奉仕活動活動を求められたら、その輩は無条件で参加すべきだ。

自分の行動でクラブに金銭的にも評判的にもダメージが行かない様にする。
そこまで責任を持つ覚悟のない輩が無責任な行動を続ければ、あとでゆっくりたっぷり痛い目に遭う。

自分の行動に責任を持つ事が、喧嘩の御作法だ。

自分の責任を他人に押し付けるのは、もはや喧嘩とはいえない。
爬虫類の共喰いでしかない。

共喰いに明け暮れると、それがレッズサポーター全体のイメージとして定着してしまう。

「レッズサポーターだと名乗らない方がいい」
「レッズサポーターと関わるな」

そんな風に言われる。
他人を誘って自由にスタジアムに行く事など出来なくなる。

蛇を見る目でレッズサポーター全体が見られてしまう。

一部の輩の無責任な行為が、他の色んな人達の肩身を狭める。

喧嘩にもルールがある。

テメエのケツはテメエが拭け。

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