陸上競技の振興のためにサッカーをぶっ倒す必要はない

noteの中のラジオ放送の中での日本陸上競技連盟の発言が、話題になっている。

「サッカーをぶっ倒したい」
「陸上で叩きつぶすしかないな、サッカー」

2人の対談形式での話の中での発言である。

2人の中の1人はFC東京のファンだ。
サッカーはむしろ好きな部類だろう。

話全般を通して、基本的に建設的な内容ではある。

しかしながら、サッカーを強烈に敵視する言葉がところどころに混ざっている。

今はSNSが有る。
変な言葉がすぐにSNSのまな板に乗る。

過激な言葉だけを切り取られても文句は言えない。

当然、この言葉がサッカーファンの間で炎上している。

どこかにそういう気持ちがある。
そうでなければ、こんな言葉は出ない。

陸連の人間なんて、こんな輩の集まりなのか。
俺は残念な気持ちになった。

メルボルン・ビクトリーでプレーしている本田圭佑は、ACLでサンフレッチェ広島と闘う際にこんな発言をしていた。

「(広島では)カープ人気が高いと聞いていますが、サンフレッチェもいいサッカーをしていましたし、もっとサッカーを応援してもいいんじゃないかなと思います」
「別に野球ファンがサッカーを応援してはいけないというルールはありませんし、サンフレッチェのマーケティングのやり方としては、いかにカープファンを巻き込むかだと思いますけどね」

「サッカーのファンが陸上競技を応援してはいけない」と考えるから問題が起こる。

「いかにサッカーファンを陸上競技に巻き込むか」と考えれば、陸上競技関係者にとってもサッカー関係者にとっても幸せになる。

日頃スタジアムに足繁く通うJリーグのサポーターでも、オリンピックの時期になると陸上競技に釘付けになる。
そこでうまくマーケティングすれば、普段の陸上競技の大会にも目を向けてもらえる。

たとえばJリーグが開催される陸上競技場の場合、駅からスタジアムまでの通路に陸上競技の広告を出す。

こういう所から始めるほうがいいのでは?

そういう努力もしないで「サッカーをぶっ倒す」なんておかしい。
サッカーファンだって「こちらもサッカー専用スタジアムを作るように働きかけようか」という話になる。

サッカーの試合を陸上競技場で行うクラブがある。
専用スタジアムで行うクラブもある。

陸上競技場には観客席とピッチの間に陸上トラックがある。
専用スタジアムにはトラックはない。

当然、サポーターにとって陸上競技場より専用スタジアムの方が試合を見やすい。

「陸上競技関係者がサッカーをぶっ倒す」という考えでいくと、専用スタジアムが増えることになる。

すると陸上競技場で開催されるサッカーの試合が減る。
陸上競技場の収入が減る。
存続の危機に陥る競技場も出てくる。

困るのは陸連では?

ぶっ倒すのではなく、共存共栄を願いたい。

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