サポーターの命は永遠ではない

湘南ベルマーレのあるサポーターが、闘病生活の末に息を引き取った。

この彼女の冥福を心から願う。

Jリーグが出来てから、今年で27年。
それだけ経っていると、寿命を迎えるサポーターだっている。

病気で入院していた大宮アルディージャの子供のサポーターを見舞いに選手が病院に通っていた事があったが、亡くなってしまったという。

ベガルタ仙台には「戦術くん」という名物サポーターがいたが、彼も命を落とした。

浦和レッズにも亡くなったサポーターがいる。
サッカー観戦の翌日にサッカーの試合をしていた最中に倒れて、そのまま帰らぬ人になってしまった。
彼が国立競技場の聖火台で掲げた「PRIDE OF URAWA」のメッセージは、彼の姿と共にゲートフラッグに織り込まれ、ゴール裏で生き続けている。

明日のことなど分からない。

今がどんなに健康だろうが関係ない。
今どんなにスタジアムに通えていようが関係ない。
シーズンチケットを持っていようが関係ない。
足繁くスタジアムに通える仕事をしていようが関係ない。
アウェーの遠征に耐えられる体力と時間があろうが関係ない。
どんなにお金があっても関係ない。

サポーターも人間だ。
死ぬときは呆気なく命を落とす。

今が元気でも、難病や癌が発覚するかもしれない。
交通事故に巻き込まれて寝たきりになってしまうかもしれない。
自分が元気でも親が倒れて、介護でスタジアム観戦を断念せざるを得なくなるかもしれない。

受け入れがたい現実は、ある日突然訪れる。

人の命は永遠ではない。

誰もが病気になる時がくる。
誰もが息を引き取る時がくる。

その時に「我が人生一片の悔いなし」と言い切れるのか?

「サポーターならスタジアムに行くのは当たり前」

この考えでいるうちは、無理だと思う。

日本では70〜80年前は戦争に明け暮れていた。
男性は本人の意思に関係なく、戦場に行かされた。
そんな状況では、とてもサッカーどころじゃない。

他の国では、今も紛争地帯となっている所がある。
そんな所でサッカーの国内リーグの開催など、至難の業だ。
大体どこに地雷が埋まっているか分からない所で、サッカーなんか出来るのか?

リバプールでは、何かの手違いで大勢のサポーターが亡くなってしまった。
「You’ll never  walk alone」とリバプールサポーターが歌う風習は、ここから来ている。

ヴィッセル神戸では、試合前にサポーターが必ず「神戸賛歌」を歌う。
クラブ発足後の初練習の日に起きた阪神淡路大震災にちなんだ歌だ。

サポーターがスタジアムに行けるのは、当たり前じゃない。

やっぱり後で後悔しないように、今を生きないと。

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