発煙筒についてちゃんと考えよう

去年12月に埼玉スタジアム2002で行われた天皇杯決勝で、スタジアム入口付近の公道で陣取って発煙筒を炊いたとして、29歳と55歳と61歳(!)の3人の浦和レッズサポーターが書類送検されたという。

公道に陣取っていたのは、言うまでもなくスタジアムに入るレッズのチームバスの中の選手を応援するため。

「発煙筒をスタジアムに持ち込むレッズサポはけしからん!」

そんな意見を結構見かける。
これは事実ではない。

実際に発煙筒が炊かれた場所はスタジアムの中ではなく、スタジアムを覆う公園の中ですらなく、公園の近くにある公道なのでお間違いのないように。

赤々と燃える発煙筒は迫力がある。
だから欧州のスタジアムでは、時折発煙筒を炊く絵面が風物詩になる。

発煙筒をスタジアムで炊く姿は、熱いサッカー文化を象徴する場面だ。
だから日本以外のスタジアムでは、度々炊かれることがある。

ただしこれは世界基準ではない。
欧州基準だ。

その欧州基準といえども、発煙筒を炊く行為を白昼堂々と認めたものではないだろう。

実際、発煙筒がらみの事件は多い。

ベルギーでスタンダール・リエージュvsアンデルレヒトの試合で事件が起きたばかりだ。
試合序盤で退場者を出し劣勢となったアンデルレヒトのサポーターがキレて発煙筒を何本もピッチに投げ込んだ。
2-0となった前半30分で試合は打ち切りになっている。

欧州でも普通は発煙筒の使用は禁止されている。
スタジアムで炊かれる物は監視の目をすり抜けた物だという情報が入っている。

「けしからんものはけしからん」
「法律は守らなくちゃ」

こういう意見も、分かる。

それに本当にスタジアムの中で、俺の隣で炊かれたら気管支がやられるし。
呼吸器の弱い俺にとっては、たまったモンじゃない。

ただなんとかして選手を鼓舞したいサポーターの気持ちも、痛いほどよく分かる。
俺だってレッズサポーターだ。

発煙筒を使ってまでも選手を奮い立たせようとした61歳の心意気を見習いたい。
61歳の心意気だけを見習いたい。

発煙筒の代用品も売られている。

既にJリーグでも煙も炎も出ない発煙筒であるサイリウムをサポーターが使っているクラブがいくつもある。
サイリウムを公認しているクラブさえある。
サイリウムの使用に関しては、レッズは後発組だ。

赤々としたサイリウムでレッズの選手を鼓舞したいサポーターにおススメなのがこちら。

さらに迫力を上乗せしようと、どうにかして「工夫」してしまう者もいる。

やっぱり煙がないと盛り上がらない。
そう考えた者がわざわざドライアイスやバルサン(!!)をスタジアムに持ち込んで使用したという例もある。

ドライアイスや燻煙材の使用はスタジアムの中では禁止されている。

バルサンは使用上の注意に基づき正しくお使い下さい。

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