投手が2日連続で先発で投げて何も感じないのか?

選抜高校野球は準決勝を終えたばかり。

その決勝がその翌日だと知って、非常にビックリした。

一定以上のレベルの投手は、投球による負荷で肘周辺を中心に毛細血管が切れる。
だからある程度当番間隔を空ける必要がある。

中3日でも短いくらいだ。
先発で連投するのは、もちろん自殺行為だ。

これはプロ野球でもメジャーリーグでも常識だ。

だが高校野球では、残念ながら決勝に出場した先発投手である東邦の石川昂弥と習志野の山内翔太の2人とも、前日の準決勝も先発として球を投げていた。

選手生命が大幅に縮んでしまったのは、想像に難くない。

もし一生治らない肩の故障を負ってしまっていたら、それは本人の自己責任になるのだろうか?

あるいは投げさせた学校関係者の責任になるのか?

もし高野連が本気でそう考えているとしたら、ここの連中は血も涙もない奴らだ。

プロ野球も連日開催している。
これは高校野球と変わらない。

但しプロ野球には興行収入やスポンサー収入がある。
これらの収入が球団にあるから、優秀な投手を何人も揃えられる。
ローテーションを組んで、投手の連投を避けられる。

興行収入もスポンサー収入もチームに還元されない完全アマチュアの高校野球では、そういうわけにいかない。

当然、闘える投手が1人しか居ないチームばかりなのが普通だ。
その1人が連投し、肩に負担がかかる。

これを勝てば日本一になれる一世一代の大舞台で、肩がボロボロだからといってそのたった1人の闘える投手を休ませられるだろうか?

ここで無理をさせてしまうのは、人間の性だ。
このことで投手本人や監督を責めるのは、その学校に「八百長をやれ」と言っているようなものだ。

投手や監督任せではなく、投手に無理がかからない状況を高野連が整備すべきではないのか?

たとえば球数制限をする。
甲子園ではなく他の球場も使って数ヶ所で開催して、大会を早く進行させて試合間隔を多くさせる(と同時に地元のローカル局に放映権の一部を譲渡する)。
サッカーのACLや天皇杯のように長期分散開催する。
甲子園を長期間使えるように数ヶ月前からNPBと掛け合って、決勝の日程を遅らせる。

この中で簡単にできそうなのが、最初と最後だ。

なぜその程度の簡単なことを、高野連はやろうとしない?

球数制限なんか新潟県の高野連が主張していたそうじゃないか。
「足並み揃わないから」断るなんて、ただの言い訳だ。
足並みが揃うように新潟県高野連の主張を他の県の高野連に伝えなかった幹部の怠慢だ。

ダルビッシュや松坂など、これまで多くの選手が高校野球で連日連投を強いられ、肘の手術を受けている。
連投の代償として、高校生にして投手生命を終えざるを得なかった人も多い。

この状況を、高野連の幹部は何も感じないのか?

感じなければ、幹部達は人間じゃない。
動物を飲み込んで生き血をすするだけの爬虫類だ。

選手の体や人生なんて、どうでもいい。
自分に金さえ入れば、他のことはどうでもいい。

そんな連中が仕切っている興行に金を落とすつもりはない。

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