他サポとコミュニケーションを取るのは悪い事じゃない

他のクラブのサポーターとサッカーについてワイワイガヤガヤ語り合うのは悪か?

俺は悪だとは思わない。

他のクラブのサポーターとの交流を拒むサポーターがいる事は知っている。
「戦意を削ぐ」「談合になる」という理由で贔屓のクラブのサポーター同士で固まる人たちもいる。
クラブと契約している選手や裏方なら、他サポとの交流が契約条項に抵触する場合もあるだろう。

だが俺たちはサポーターだ。

無理に「他サポと語り合え」と言うつもりはない。
ただ他サポとコミュニケーションを取ることを引け目に感じる必要はない。

たかがサッカーじゃないか!
戦争をしているわけじゃないだろう!

サッカーは闘いだ。
だが本来は楽しいものだ。

スタジアムで対戦するクラブのサポーター同士が試合直前や試合中に戦闘モードになるのは仕方ない。
そうでなければ、せっかくのサッカー観戦も興ざめだ。

ただし試合が終わればノーサイド。

ラグビーのこの発想がサッカーにも有っていいはずだ。

普段他のクラブのサポーターとサッカーについて語り合うことは、談合じゃない。

他のクラブのサポーターとの共闘が必要な時がある。

分かりやすいのが2ステージ制の件の場合だ。

2015年からJリーグディビジョン1を前期・後期の2ステージに分け、それぞれの優勝クラブと年間合計勝ち点上位のクラブが複雑すぎるトーナメントを経て年間順位を決める(2016年一杯で廃止)方式の事だ。

あまりに複雑な爆弾案件を2013年当時のJリーグ常務理事の中西大介らが電光石火のように推し進めたことで、多くのサッカーファンの怒りを招いた。

こういうJリーグ上層部の暴走に対しては、1つのクラブのサポーターズグループだけで対抗するのには無理がある。

他のクラブのサポーターズグループと一緒になって闘うべきことだ。
事実、2013年の時は浦和レッズのサポーターズグループはセレッソ大阪のサポーターズグループにスタジアムで共闘を呼びかけた(そして無事OKされた)。

2ステージ制やクライマックスステージ制をJリーグが短期間でも導入した事については、俺はいまだに納得していない。

金銭面での逼迫が導入の原因だと言われる。

ただ試合方式の変更を避ける努力を当時のJリーグがしてきたのか?
最後の手段としてではなく、最初の手段として2ステージ制やクライマックスステージ制を導入したように思えてならない。

ここまで他サポとの共闘が必要な分かりやすい例は、そうそうない。
むしろ、頻繁に有っては困る。

他サポとの共闘が必要な卑近な例としては、例えばこういう場合だ。

浦和レッズと鹿島アントラーズが優勝争いしている。
湘南ベルマーレとサガン鳥栖が残留争いしている。

少し前の対戦でレッズが鳥栖に、湘南が鹿島に勝っていたとする。

レッズvs鹿島、湘南vs鳥栖の優勝/残留争い直接対決が目の前に迫っている。

その状況で、サッカーバーでレッズサポーターが湘南サポーターにこう呼びかける。

「鹿島の弱点を教えてほしい。俺も鳥栖の弱点を教えるから」

「他サポと共闘すべき時がある」という意識でいれば、こういう風に取引をもちかける事もできるのだ。

「他サポとのコミュニケーションは断固NG」という偏食家は、こういう貴重な機会を失うことになる。

だいたい選手でさえオフシーズンの時には合同トレーニングなどで他のクラブの選手と交流する場合がある。

サポーターが他のクラブのサポーターと少しぐらい交流したって、バチは当たらない。

俺は少し前から「やどかり」というサッカーファン同士がサッカーを語り合う飲み会に参加させてもらっている。

当然だが、そこに来る人たちに偏食家はいない。
むしろ純粋な、純粋すぎる良い意味でのサッカー馬鹿である。

日本は狭いようで広い。
「やどかり」は今のところ、開催場所が都内に限定されている。

他のサポーターも同じような催しをやればいい。
西日本でも北日本でも海外でもやる人がいてもいい。

こういうムーブメントが日本中に、世界中に広がるのを願っている。

いろんなクラブのサポーターが集まれば、それはサッカーを愛する人たちの力になる。

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