海外とネットワークを組み立てるのは意外と難しい

浦和レッズが海外クラブとのネットワーク構築推進プロジェクトを立ち上げる事になった。

さらに発展し、「あらゆる分野でアジアナンバー1」になるというビジョンを実現し、世界でも活躍するクラブとなるためだとの事。

そのために、これまでトップチームのヘッドコーチを務めてきた「組長」大槻毅がその部門に赴任した。
当然、彼はトップチームを離れることになる。

では「ネットワーク構築推進プロジェクト」の中身とは?

レッズ公式サイト以上の情報が分からないので、推測になる。

まず頭に浮かぶのは、外国人選手を補強しやすくする様に人材紹介ルートを構築することではないか。

ポルティモネンセのテクニカルディレクターであるロブソン・ポンテがレッズの元選手という事で、ポンテ経由でマウリシオ、ファブリシオ、エヴェルトンという実力者が浦和にやって来ている。

安心と信頼のポンテブランドは心強い。

但し、ポンテがサッカークラブを離れればこのパイプをレッズは失う事になる。
そうなっても良い様にパイプを増やしてリスクヘッジするのは当然だ。

そしてレッズの課題として、公式ホームページもSNS公式アカウントも日本語でしか記載されていないという問題がある。

「レッズに興味を持った外国人がレッズをもっと知りたい」と考えた時、この状態はハードルが高い。

「Youは何しに日本へ?」の番組の中で、ドイツ人のレッズサポーターがレッズに外国語対応を求めていた。

俺も全く同感だ。
日本語でしか記載していないというのは、外国人へのビジネスチャンスを失っているという事になる。

公式サイトや公式アカウントを多言語展開するだけでなく、常時更新しているクラブが欧州には沢山ある。
これを実現するにはクラブの内外に多数の翻訳者と契約しておかなければならないのはもちろん、その状態を維持するためのノウハウも必要になる。

外国人がレッズの情報に気軽にアクセスできるようになれば、「レッズのグッズが欲しい」と思う外国人も出て来る。

グッズを海外展開する。
言葉にすれば簡単だが、実行するのは難しい。

インボイスや納品書の現地語での作成。
配送料の計算。
配送ラベルの作成。
配送先の国の事情に合わせた決済システム(例えばPaypalやStripeなど)の導入。
FAQやカスタマーサービス。

これらは一朝一夕にはできない。
どれ1つ採っても、難題山積だ。
費用だってそれなりに掛かる。

だからこそ越境ECに踏み込む日本企業は珍しい。
アジアのサッカークラブでこれらの課題を解決している所を、俺は知らない。

逆に言えば、これをやればアジアナンバーワンになれるという事でもある。

簡単な事は、誰もが出来る。
簡単な事をやるだけでは、ナンバーワンにはなれない。

困難な事に取り組むからこそ、ナンバーワンになれるのではないか?

レッズのこういう取り組みを、俺は応援したい。

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