サッカーをビジネスにするのはこれほど大変なのか

先日、自作したばかりのTシャツをメルカリに出してみた。

実際にやってみて分かった事がいくつかある。

まず、手間暇かかる。

インスタグラムに上がっていた画像の元データをTシャツ製造会社のウェブサイトにアップロードする。

自宅に商品が来たら、それをメルカリ便で送る。

これだけを書くと簡単に見える作業だ。

ただそのためには商品が来たらスムーズに発送できる体制を整えなければいけない。

俺は生まれてこのかたメルカリなんてやった事がない。

プロフィールや商品説明文、保管する際の注意書きを書き上げるのも結構大変。
いろんな人の文章を参考にさせてもらった。

商品が自宅に着いたら、それを撮影する事になる。
まさかカーペットの上で撮るわけにもいかない。
Tシャツの下に敷く物も必要になる。

発送するからには、梱包資材も必要だ。
ホームセンターで資材を吟味することになる。

プリントする画像を受け付けてTシャツを作成する業者を見つけるのにも、意外と時間がかかる。

Tシャツの下地の色。
透過画像の受け入れの有無
受け付けるデザインのサイズや形。

そういう事を考えると「業者はどこでもいい」という訳にはいかない。

予算面や価格面まで考えると、業者はかなり絞られる。

実際に発注してからも、商品が自宅に着くまである程度の時間が掛かる。

商品が着いても、まだまだやる事が残っている。

メルカリに載せるTシャツの撮影。
商品の梱包。
メルカリへの紹介記事のアップ。

ここまでやっても、売れない。
やはりというか、当たり前なのだが。

Tシャツの画像の文字は、浦和レッズが今年の2〜5月辺りで闘う試合のカード。

画像をインスタグラムに上げたり、Tシャツを着て「やどかり」というサッカーファンのオフ会に行ったりした時の反応が良かった。
だから浦和レッズサポーターしか求めないデザインのTシャツをメルカリに出せばどうなるか、実験してみた。

SNSにもメルカリに出した事を報告した。
良いリアクションはいくつかあった。

ただそれと実際に商品が購入されることとは、話は別。

メルカリでの俺のTシャツの価格は4100円。

ブティックに陳列してある商品と比べれば、それほど安くはないが、それほど高くもない。

ただしまむらやユニクロにある無地のTシャツと比べると、どうしても高額商品という印象が付いてしまう。

実際、メルカリからは毎日のように値段を安くするように通知が来ている。

だからといってメルカリで新商品を売る場合、これ以上値引きをすればこちらの利益がなくなってしまう。
こちらとしても、ギリギリの価格で出している。

なぜこんな事になるか?

今回のTシャツを作る場合に関わる人は、

原材料を収穫する人。
工場で真っ白なTシャツを作る人。
デザインの注文を受ける人。
白いTシャツに工場でプリントする人。
それを自宅に届ける人。
出品情報を処理するメルカリの職員。

これらの人達の全てにコストがかかる。
これらの人達に当然お金が行く。

これらが全て価格に反映される。

更に出品した商品の取り引きが成立した場合、以下の工程が更に加わる。

発送の要望を処理するクロネコヤマトの職員。
商品を発送するクロネコヤマトの販売員。

これだけ工程が多いと、新品を作って売る場合はどうしても価格を高くせざるを得ない。

つまりメルカリは販売サイトではなく転売サイトだからだ。

転売サイトなので、新品も中古品も並ぶ。

拾い物の場合、原価はタダ。
だから4千円の新品は売れず、1000円もしない中古品が売れるという事が起こる。

980円の品物と4000円の品物が隣同士に並べば、実際に買うのはどうしても980円の物になる。

メルカリではより安いものを。

これを軽く考えていたのが、俺の今回のTシャツ販売の失敗の一番の要因だ。

失敗だが収穫も有った。

例えばTシャツをプリントしてもらう際、下地の色によって価格が異なる業者がある事だ。

業者によっては、白地以外のTシャツにプリントする場合は白地のTシャツにプリントする場合より500円多くかかる所もある。

こういう事は実際にTシャツを作ってみないと中々分からない。

この失敗を次に活かす。

次に同様の事をやる時は、今回の問題点を色々改善する。

これらの事を解決しようとすると、どうしても自分自身をストイックに律さざるを得ない。

さて実際にグッズを作ってみると、Jリーグのクラブがグッズを作って自宅に届けるのがどれほど大変かが少しずつ分かる。

プロサッカークラブの場合、上記の手間のほかに「選手の入退団」「スポンサーの加入と離脱」という2つの事情がある。

これらの事情が出来るだけ決まってから商品を製作するとなると、当然「ホーム開幕戦までに自宅に商品が着かない」といった事が起こる。

「グッズが着くのは遅い!」といったクレームは、クラブには極力ぶつけないようにしよう。
クラブの中の人は絶対に中で死に物狂いでやっているはずだから。

それにしても、改めて思う。

サッカーをビジネスにするのは、これほどまでに大変なのか!

さて、今日はサッカーソングっぽく聴こえて、実はサッカーソングではない曲を紹介しよう。

今日の一曲
Seu Jorge 『Olê Olé』

この下のアルバムの中に収録されている。

※本ブログの広告からの収益金の1%を多発性硬化症や視神経脊髄炎の患者の支援団体であるMSキャビンに寄付いたします。

◆こちらの記事もオススメ
人の挑戦を笑うな
またまたローストチキンコオロギに行ってみた
日本のプロサッカーリーグのまとめ

Follow me!