サッカーのアジアの舞台が整った

2019年のACL(AFCチャンピオンズリーグ)もプレーオフが終わり、出場全32クラブが出揃った。

ここでACLの状況を簡単に整理しよう。

※日付は全て現地時間

【グループA】

◆プレーオフの結果
アルガラファ 2-3 ゾブ・アハン
アルナスル 4-0 AGMK

◆参戦クラブ
アルワスル(UAEプロリーグ3位)
アルザウラー(イラクプレミアリーグ優勝)
ゾブ・アハン(ペルシア湾プロリーグ準優勝)
アルナスル(サウジプロフェッショナルリーグ3位)

◆グループステージ開幕戦
3/4(月)
ゾブ・アハン – アルザウラー
アルワスル – アルナスル

シードの低い所から上がってきたクラブが敵地で勝ち上がって本戦に出場するという番狂わせが、ここで発動した。

イランのクラブがドーハで地元カタールのクラブを倒した。
アルガラファの関係者やサポーターにとっては「ドーハの悲劇」だっただろう。

残りの1試合では、ウズベキスタンのカップ王者がメッタ打ちに遭っていた。

イスラム教での安息日は金曜日。

イスラム教国家での会社は木曜日と金曜日を休日とする事が多い。
国内リーグでも木曜日と金曜日に多く試合を組む傾向がある。

月曜日にACLの試合を行うのは、その影響だろう。

【グループB】

◆プレーオフの結果
アルラーヤン 3-1 サイパ

◆参戦クラブ
アルイティハド(サウジアラビアキングカップ優勝)
アルワフダ(UAEプロリーグ準優勝)
PFCロコモティフ・タシュケント(ウズベキスタンスーパーリーグ優勝)
アルラーヤン(カタールスターズリーグ3位)

◆グループステージ開幕戦
3/4(月)
PFCロコモティフ・タシュケント – アルワフダ
アルイティハド – アルラーヤン

こちらのプレーオフでは、カタール勢がイラン勢を倒している。

中東勢は国内リーグが真っ盛りだが、ウズベキスタンリーグだけは別。
オフシーズンのウズベキスタン勢がACLの流れの中にどれだけ早く入れるかが鍵になる。

【グループC】

※参加クラブが全て本大会ストレートイン決定済みの為、プレーオフは実施なし。

◆参戦クラブ
アルドゥハイル(カタールスターズリーグ優勝)
アルヒラル(サウジプロフェッショナルリーグ優勝)
アルアイン(UAEプロリーグ優勝/UAEプレジデントカップ優勝)
エステグラル(ハフジカップ優勝/ペルシア湾プロリーグ3位)

◆グループステージ開幕戦
3/5(火)
アルドゥハイル – エステグラル
アルアイン – アルヒラル

この組には塩谷司、中島翔哉の2人の日本人選手が同居する。
第1節ではこの2人が在籍するアルアインとアルドゥハイルは直接対決しない。

【グループD】

◆プレーオフの結果
アルナスル 1-2 パフタコール

◆参戦クラブ
ペルセポリス(ペルシア湾プロリーグ優勝)
アルサッド(カタールスターズリーグ準優勝)
アルアリ(サウジプロフェッショナルリーグ準優勝)
パフタコール(ウズベキスタンスーパーリーグ準優勝)

◆グループステージ開幕戦
3/5(火)
ペルセポリス – パフタコール
アルアリ – アルサッド

先日、俺はこのブログでパフタコールが本戦に出場する事を予想していた。
本当にプレーオフで番狂わせが起きて、自分でも驚いている。

西アジアゾーンでは、ここまではウズベキスタン勢の躍進が目に付く印象が有る。

ウズベキスタン勢にとって、アウェーは全部中東。
全部イスラム圏の国。

ACLで最も過酷なクラブは、実はウズベキスタン勢ではなかろうか。

【グループE】

◆プレーオフの結果
鹿島アントラーズ 4-1 ニューカッスル・ジェッツ
山東魯能 4-1 ハノイ

◆参戦クラブ
慶南FC(Kリーグ1準優勝)
ジョホール・ダルル・タクジムFC(マレーシアスーパーリーグ優勝)
鹿島アントラーズ(Jリーグ3位)
山東魯能(中超3位)

◆グループステージ開幕戦
3/5(火)
鹿島アントラーズ – ジョホール・ダルル・タクジムFC
慶南FC – 山東魯能

蓋を開けてみれば、去年のACL王者は危なげなく豪州のクラブを倒して本戦出場に名乗りを上げた。

ただ去年の中超の3位のクラブもベトナムリーグチャンピオンを同じスコアで下している。

多くのクラブにとって、もちろん鹿島にとってもマレーシアのクラブはほぼ未知のチーム。
敵地での苦戦が簡単に予想出来るので、良い結果を掴むならホームでの勝利は必須という所か。

ちなみにプレーオフで鹿島アントラーズが勝ち上がった事により、柏レイソルのルヴァンカップへの出場が決まった。

【グループF】

◆プレーオフの結果
サンフレッチェ広島 0(PK4-3)0 チェンライ・ユナイテッド

◆参戦クラブ
広州恒大(中超準優勝)
大邱FC(韓国FAカップ優勝)
メルボルン・ビクトリー(Aリーググランドチャンピオン)
サンフレッチェ広島(Jリーグ準優勝)

◆グループステージ開幕戦
3/5(火)
メルボルン・ビクトリー – 大邱FC
広州恒大 – サンフレッチェ広島

プレーオフがPK戦に突入した時、正直俺は「ACLプレーオフで最初に敗れる日本勢は広島か?」と思った。

ただそんなサンフレッチェ広島は、間一髪のところで本戦出場の切符を掴み取った。

開幕戦の相手は広州恒大。
いきなりアウェーの広州恒大。

タイのカップ戦王者に大苦戦したクラブが初戦から大アウェーの中国に乗り込んだら、どういう事になってしまうのか?

ちなみにサンフレッチェ広島がプレーオフを勝ち上がった事で、V・ファーレン長崎もルヴァンカップへの出場が決定した。

余計なお世話かもしれないが、柏も長崎もルヴァンカップとJ2の闘いを両立出来るのか?

【グループG】

※参加クラブが全て本大会ストレートイン決定済みの為、プレーオフは実施なし。

◆参戦クラブ
浦和レッズ(日本天皇杯優勝)
北京国安(中国FAカップ優勝)
全北現代モータース(Kリーグ1優勝)
ブリーラム・ユナイテッド(タイリーグ1優勝)

◆グループステージ開幕戦
3/6(水)
全北現代モータース – 北京国安
浦和レッズ – ブリーラム・ユナイテッド

さあいよいよレッズの組!

日本とタイの両国でのスーパーカップでは、レッズとブリーラムユナイテッドでは正反対の結果になってしまった。

ブリーラムの選手は、先日の川崎戦でのレッズの選手のデータを当然頭に入れているに違いない。

埼スタでの試合とはいえ、ブリーラムの選手を波に乗せると厄介だ。
タイから来た相手が寒冷対策にも気を使わなければならない前半の内にゴールを決めて、試合を優位に運びたい。

ただ日本人とタイ人以外の人は、このグループのメインの試合はむしろもう1試合の方だと考えるだろう。

全北現代で主力だった韓国代表のDFキム・ミンジェは、今年のオフに北京国安に移籍した。
つまり全北現代ホームで行われる北京国安戦は、キム・ミンジェの遺恨試合になる。

キム・ミンジェの選手紹介の時、全北現代サポーターはどんな反応をするだろうか?

【グループH】

◆プレーオフの結果
蔚山現代 5-1 ペラク・ユナイテッド

◆参戦クラブ
シドニーFC(Aリーグレギュラーステージ優勝)
川崎フロンターレ(Jリーグ優勝)
上海上港(中超優勝)
蔚山現代(Kリーグ1で3位)

◆グループステージ開幕戦
3/6(水)
シドニーFC – 蔚山現代
上海上港 – 川崎フロンターレ

Kリーグの3位のクラブがマレーシアリーグ準優勝クラブ相手に圧倒的勝利。
そんなクラブが乗り込むグループで、Jリーグの王者は威厳を発揮出来るか?

川崎フロンターレの初戦の相手は上海上港。

決戦の会場になる上海体育場は世界有数の大都市のど真ん中にある。
当然、日本には無い独特な雰囲気の中での試合になる。

俺は2年前にこのスタジアムに行った。
「上海八万人体育場」と、大通り沿いにわざわざデッカい看板を掲げて「このスタジアムには8万人入るんだ!」と主張してくる。

こういう小手先のアピールに惑わされない様にしたい。

さて、今年のACLはどうなる事やら?

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