スポットライトの届かない所にもサッカーは息づく

今月2月5日に、ついにACLの予選が始まった。

5日に行ったのは予選1回戦。
参加チームはわずか6つ。
国ごとに割り当てられた出場枠の最も低いチームが闘った。

結果は以下の通り。

アルワフダート 2-3 アルクウェート
ホーム・ユナイテッド 1-3 ペルシジャ・ジャカルタ
セレス・ネグロス 1-2 ヤンゴン・ユナイテッド

クウェートのクラブがヨルダンのクラブを下し、
インドネシアのクラブがシンガポールのクラブを下し、
ミャンマーのクラブがフィリピンのクラブを下した。

ここに登場した6つのクラブは、全て出場枠がたった1つしか与えられていない。

敗れた3つのクラブがある国にとっては国際大会の夢がいきなり散ってしまった事になる。
勝った3つのクラブにとっても、あと2回勝たないと本戦グループステージには進めないので、前途多難だ。

ノーシードのクラブが本大会に出場した事など、俺の記憶にはない。

ノーシードで敗れたからといって、ヨルダンやシンガポール、フィリピンで全くサッカーが話題になっていない訳ではない。

敗れたチームにも、彼らを必死に支えるサポーターがいる。
国内リーグでの勝敗に日頃から一喜一憂している人がいる。

スポットライトの当たらない場所でも、サッカーはちゃんと息づいている。
実際、レッズと闘うブリーラム・ユナイテッドにはフィリピン人が在籍している。

さて今回の予選1回戦を調べた限りでは、勝ったのは3つともアウェーチームだ。

ACL予選のアウェーとは、全部外国。

Jリーグでもアウェーでの試合には手こずる。
国際大会のアウェーだと、Jリーグのそれよりはるかに難易度が上がる。

2年前のACLでは、レッズはノックアウトステージに進んでからはとうとう1度も敵地で勝てなかった。

実際、普通は予選ではホームチームが勝ち上がっていく。

今まで日本勢が予選を闘う場合、常に最終段階のみ、つまりプレーオフ1試合の参戦だった。
それも全部ホームゲームであり、全部勝ってきた。

それほどクラブチームの国際大会のアウェーで勝つのは難しい。

クウェートのクラブはこの後イランとカタールのクラブに敵地で続けて勝たないとグループステージに出られない。
イランもカタールも、サッカー熱の非常に高い国だ。

インドネシアのクラブは豪州のクラブ、そして鹿島アントラーズをアウェーで倒さないと、その先はない。
日本をロクに知らない選手だらけのチームが、鹿島をアウェーでだ。

ミャンマーのクラブはこの後タイのクラブとサンフレッチェ広島の試合に勝たないと、そこでジ・エンドだ。

この後2回続けて勝たないと、ACL本戦には出られない。

敵地で3連勝するのはレッズだって大変だ。

外国で3連勝するのはどんなに大変だろうか。

きっと途中で敗れ去って、ほとんどの人達の記憶に残らないままACL本戦が開幕するだろう。
そうなるのは彼らのチームがたまたま悪い枠にいたからで、サッカーへの情熱が冷めているわけではない。

予選なので、勝ったところで賞金はゼロ。
それでもサッカーにエネルギーを注ぐ人達がいる。

世界中どこでもサッカーは息づいている。

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