浦和レッズには英語対応が必要だ

浦和レッズの試合を観る為にはるばる海を渡って来たドイツ人が「YOUは何しに日本へ?」というテレビ番組の中で、レッズの公式サイトや公式SNSアカウントでの外国語対応の必然性を訴えていた。

彼の訴えは当然だ。

俺も同じ意見を持っている。
今まで何度か同様の主張を発信してきた。

レッズには英語対応に真面目に取り組む必要がある。

レッズのスマホ版公式アプリには、英語版が無い。

PCサイトに外国語版があるかどうかは、確認していない。

外国人がレッズを知りたくなる時は、大体は外出先で不意にレッズを調べたくなる時だろう。
普通はスマホでその場で調べる。
「家に帰ってからパソコンで調べよう」とは思わないだろうし、思ったとしても家に着くまでに忘れる。

ツイッター公式アカウントにも、発信しているのは日本語版のみ。
外国語版のアカウントへの案内は無いし、そもそも外国語版自体が存在しない。

インスタグラム公式アカウントにも、発信する言葉は基本は日本語。
英語が混ざるのはACL直前の時ぐらいだ。

欧州のメガクラブは、基本的に多言語対応をしている。

例えばドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンの公式サイトでは、母国語であるドイツ語版のほか英語版など全8ヶ国語で対応している。
その中には日本語版も含まれている。

ツイッターにはドイツ語版のほかに英語版(イギリス向け/アメリカ向け)、スペイン語版、アラビア語版のアカウントがある。

レアル・マドリード、バルセロナ、ユベントス、パリ・サン=ジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドなど、欧州を代表するクラブのほとんどはツイッターで多言語版のアカウントを複数持ち、運営している。

もしバイエルンの情報を知りたいときに日本語版が無ければ、情報を知るのに骨を折ることになる。

英語版すらなければ、ドイツ語を知らない大抵の日本人にとって公式サイトから何かを知るのは至難の業だ。
Google翻訳を使うにしても、現時点ではまだまだトンチンカンな訳語が多い。

それでも日本人がバイエルンの情報を知る事はできる。
欧州の最新事情を伝えてくれる日本人のジャーナリストがいるからだ。

逆の立場ならどうか?

ドイツにいるドイツ人が浦和レッズに興味を持った。
レッズの事を調べようと、持っているスマホで調べた。

ツイッターアカウントでも公式サイトでも、載っている文字は漢字とカナばかり。
アルファベットしか知らない人たちにとって、役に立つ代物ではない。

かと言って、Jリーグやレッズの情報をドイツ語で発信している情報など見当たらない。
英語で発信した情報すら、目的の物を見つけるのは難しい。
嘘だと思うなら、ツイッターで #UrawaReds で検索してみるといい。

この状況でドイツにいるドイツ人がレッズを知ることなど、無理。

きっとフランスにいるフランス人も、スペインにいるスペイン人も、イタリアにいるイタリア人も同じことを思っているに違いない。

つまりレッズは海外ファン向けのビジネスチャンスをドブに捨て続けている。

サポーターの応援風景や選手のプレーの動画など、目に留めてもらいさえすれば虜になるネタがレッズには山ほどある。
そのネタを外国人に伝える努力を、レッズはしていない。

今やドイツにいてもDAZN経由でJリーグを観られるというのに。
これは、あまりにもったいない。

それでは、レッズが今年のACLでの対戦が決まっている3つのクラブの事情はどうか?

タイのブリーラム・ユナイテッドの公式サイトはタイ語でしか対応していない。
そもそもツイッターの公式アカウントが無い。

韓国の全北現代には鮮度が悪いものの、英語版の公式サイトが存在する。
ツイッターの公式アカウントには韓国語版はあるが、他の言語版は無い。

中国の北京国安の公式サイトは鮮度が悪すぎて、最新情報の収集には向かない。
当然、これでは多言語版を期待する事など無理。

中国では情報規制の影響で、中国人がツイッターを利用するのは一般的ではない。
中国版ツイッターである微博には、中国版である故、中国語でしか書かれていない。

つまりアジアのクラブでは、多言語展開は一般的ではない。

今レッズが公式サイトとツイッターで英語対応するだけで、ACLの大抵のライバルチームに頭1つ抜けられる。
最新情報を英語版で更新し続ければ、全北現代をも抜き去れる。

できればドイツ語版も対応するのが望ましい。
DAZNを見たドイツ人の中には「なんだあのクラブは?」と衝撃を受けている視聴者もいるだろうから。

ツイッターでは鮮度と数が命。
当然、素早い更新が求められる。

つまり多言語展開している欧州のメガクラブには、急ぎの記事発注に対応出来る多数の翻訳者と契約を締結していることになる。

AI翻訳や機械翻訳、長引く日本の不景気で、報酬額の単価下落に悩む翻訳者は多い。
「翻訳業は今から乗り込むべき業界じゃない」という意見をあちこちで目にする。
米国在住の日本人の翻訳者が翻訳業を廃業して続々と帰国したという情報も流れたことがある。

今、レッズが「翻訳者急募!」と募集をかければ、翻訳者がこれでもかと殺到するのは間違いない。

No risk, no return.
リスクを負わなければ、リターンは得られない。

投資をしてこそ、サポーターが増える。

外人票獲得の投資だと割り切って、翻訳者を募集すればいいじゃないか。

俺も翻訳者を本気で目指していた。

レッズの採用担当者の方へ。

自分でよければ相談に乗ります。
ただこちらにも生活があるので、契約する際にはこちら側のややこしい条件をいくつか飲んでいただきますが。

レッズが本気で外国人サポーターを増やすように願う。
それだけの力があるクラブなのだから。

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