2018年のJリーグを終えて(その5)

今回はJ1の13〜15位のクラブを特集。
辛うじてJリーグの1部に残る事が出来たクラブについて触れる

◆湘南ベルマーレ

Jリーグ:13位(勝ち点41/10勝11分け13敗/38得点43失点)
天皇杯:4回戦で敗退(川崎フロンターレに3-1で敗戦)
ルヴァンカップ:優勝(横浜F・マリノスに1-0で勝利)

ライザップと資本提携した事で、湘南はJリーグの話題をさらった。
湘南は早速1995-1996シーズンのアジアカップウィナーズカップ優勝以来のタイトルを獲得した。
チョウ・キジェのお腹にはコミットしなかったが、チームの結果には見事にコミットした。

このクラブのタイトル獲得は、浦和レッズサポーターの俺でもなぜか心から喜べる。

なぜか?

キジェ。梅崎司。岡本拓也。
そして今オフに期限付き移籍で加入した武富孝介。

レッズゆかりの人達が多い。多すぎる。
浦和レッズ神奈川支部か?

リーグ戦では低迷。
リーグ戦とカップ戦との両立が課題か。
ライザップが赤字な今、この辺をどうコミットするのか?

公式戦でレッズはこのチームに2戦全敗。
来年こそは。

◆サガン鳥栖

Jリーグ:14位(勝ち点41/10勝11分け13敗/29得点34失点)
天皇杯:準々決勝で敗退(浦和レッズに2-0で敗戦)
ルヴァンカップ: グループステージ敗退(グループ最下位/勝ち点5/1勝2分け3敗/5得点8失点)

マッシモ・フィカデンティ就任3年目の鳥栖のシーズンは、谷あり谷ありの1年だった。

8月に鳥栖ユース監督のキム・ミョンヒがトップチームのコーチを兼任。
10月にフィカデンティの辞任を受けて監督に就任。

この辺が組長とかぶる。

入団するしないの紆余曲折の末、7/10に元スペイン代表フェルナンド・トーレスがアトレティコ・マドリードから移籍加入。
ヴィッセル神戸の一員になったイニエスタに並ぶ超大型補強だ。

低予算での質実剛健なイメージを俺は鳥栖に持っていた。
だからこの爆買い路線には正直驚いた。

谷あり谷ありはここからが本番。

8月28日には鳥栖の社員が性犯罪容疑で逮捕された事が発覚した。
10月には大口スポンサーのCygamesがクラブスポンサーから撤退する可能性があるという報道がなされた。
「トーレス移籍か?」と色めき立ったのはこの時だ。

悲鳴と期待が入り混じった中で、彼は注目を集めていた。
だが思いのほか彼は鳥栖愛が強いので、レッズサポの俺としては少しガッカリしたが。

さて、得点数が18チーム中最低。
1試合平均得点数が1点を割っているのはこのチームだけだ。
点獲らなくちゃ、そりゃ勝てない。

一方で、失点数は34。
1試合平均失点数は1.00。
鉄壁の守備だ。

2位タイの失点数の少なさが無ければ、降格まっしぐらだ。

トーレスはわずか4ゴール。
彼はピッチで孤立しているように見える。
スペシャルな者が1人だけでは、良い結果は出ない。

鳥栖の今年のホーム開催試合は、お盆の真っ只中。
俺はこの試合を観ようと、関東地方から自家用車でスタジアムに向かってしまった。
お盆のど真ん中に。

アウェーに車でたどり着けなかったのは悔しい。

◆名古屋グランパス

Jリーグ:15位(勝ち点41/12勝5分け17敗/52得点59失点)
天皇杯:3回戦で敗退(サンフレッチェ広島に延長の末敗戦)
ルヴァンカップ: グループステージ敗退(グループ最下位/勝ち点6/2勝0分け4敗/9得点14失点)

24ゴールを挙げたJリーグ得点王のジョーはこのクラブの選手である。

なぜこんな名手がいながら、残留争いの主役になってしまうのか?
レッズにはぜひジョーの補強に動いてほしい。

独特な攻撃戦略に定評のある風間八宏の2年目では、得点数は上位チーム並みにまで上がった。
去年J2にいた事を考えると、これは凄い事だ。

そんなクラブが、なぜ最終節の試合終了後に選手達がJ1残留の報を求めてスタッフ達と確認し合うほど苦戦したのか?

失点数が多すぎたからだ。

ランゲラックの台頭で、楢崎正剛はポジションを完全に失っていた。

だがJリーグでの失点数は1位タイ。
楢崎としても歯がゆいシーズンではなかったか。

その彼は川口能活の現役引退セレモニーにサプライズで登場。
「まだ続けてください。僕の分も頑張ってください」と声をかけられた。

また名古屋は天皇杯2回戦奈良クラブ戦での「PK戦後日やり直し事件」でも話題になった。
ルールに則った決定ではある。
アマチュアクラブにとって少々酷な決定でもある。

なお、オフシーズンにはこのクラブを愛してやまない玉田圭司が退団する際「労いの言葉の1つもなかった」とメッセージを出している。

「大丈夫か? このクラブ」
こう思ったのは俺だけではないだろう。

名古屋グランパス「エイト」だから。
名古屋は日本の真ん中だから。

こう言われてJ1中位が定位置だったのも、昔の話。
名古屋中位伝説が復活するのはいつの日か?

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