2018年のJリーグを終えて(その4)

今回はJ1の10〜12位のクラブを特集。
2ケタ順位は決して本意な結果ではないだろう面々の話である。

◆ヴィッセル神戸

Jリーグ:10位(勝ち点45/12勝9分け13敗/45得点52失点)
天皇杯:4回戦で敗退(サガン鳥栖に3-0で敗戦)
ルヴァンカップ:プレーオフステージで敗退(横浜F・マリノスに2試合合計5-3で敗戦)

スペイン代表としてロシアワールドカップに出場したばかりのバルセロナの重鎮イニエスタを獲得した事で、夏の主役に躍り出た。

既にいる選手が後から入った選手に背番号を譲るという「イニエスタルール」がJリーグに出来てしまった。

これだけでも他の国なら連日大ニュースになる。
サッカーの話題を隅に追いやりがちな日本では、一部メディアが話題にしただけ。
そういう国だからこそ、イニエスタは日本を選んだのだろうか?

鳴り物入りで入団したイニエスタだが、その後怪我をしてみたり(そのお陰で9月23日の試合は勝たせてもらった)、良いプレーをするものの中々勝ち点が伴わなかったりと苦労の多いシーズンだった。

夏は確かに主役だった。
だがその後は主役であり続けることはできなかった。

ポドルスキ。イニエスタ。
それに今オフにはビジャ。

爆買いしている割に、戦績が伴わない。
どうも燃費が悪すぎる。

イニエスタ欠場と言えば、埼玉スタジアムでの試合前にその情報をバラしたことで、高橋峻希が処分を受けた。
そのせいもあり、今年の後半戦は試合から遠ざかり気味だ。
奮起を待たれる。

神戸と言えば、那須がいる。

浦和レッズで一時代を支えた那須大亮は、埼スタでの試合で観客席にわざわざ挨拶に来た。

試合に出た場合の影響力を考えると、本来なら選手紹介の際に彼に一番強くブーイングしなければいけなかった。

だが、どうしても出来なかった。

那須は対戦相手のサポーターをそういう気にさせてしまう選手だ。
これからも成功を願う。

あと、清水エスパルス戦で追加タイム19分事件が起こった。

主審の柿沼亭が批判されている裏側で、ウィリントンやポドルスキがやんちゃを働いていた。

サッカーは乱闘じゃない。

◆ベガルタ仙台

Jリーグ:11位(勝ち点45/13勝6分け15敗/44得点54失点)
天皇杯:準優勝(浦和レッズに1-0で敗戦)
ルヴァンカップ:プレーオフステージで敗退(湘南ベルマーレに2試合合計4-3で敗戦)

リーグ終盤になってもACL挑戦権獲得の可能性もJ2降格の可能性も残る、非常に稀有なクラブだ。

いや、稀有なのは仙台ではなく、そういう状況にしたJリーグというべきか。

ベガルタホームでの浦和レッズ戦で、普通の感覚なら選手が思いっきりピッチでウォーミングアップする時間帯に、ブラスバンドがピッチで演奏を始めた。

選手の後押ししようと応援歌を歌っていたレッズサポーターが、どういう訳か仙台側から批判された。

演奏中にチャントをかぶせるな?

いやいや、準備運動の時間帯に演奏をかぶせる様に仕向けたのは仙台の運営担当者だから。

メインイベントはブラスバンドの演奏ではなく、サッカーの試合だ。
前座を試合の邪魔になる形に持っていく仙台が悪い。
浦和は悪くない。

さて、天皇杯では見事に仙台を倒して、レッズは国内タイトルを獲得することができた。
関口訓充や石原直樹の元気な姿も見られてよかった。

矢島?

レッズに砂を掛ける真似を続けれいれば、レッズサポーターからの反感を招くのは当然じゃないか?

◆横浜F・マリノス

Jリーグ:12位(勝ち点41/12勝5分け17敗/56得点56失点)
天皇杯:4回戦で敗退(ベガルタ仙台に2-3で敗戦)
ルヴァンカップ:準優勝(湘南ベルマーレに1-0で敗戦)

12位なのに土壇場まで残留争いに巻き込まれた。
残留ライン近辺が団子状態である今年のJリーグを象徴するチームだ。

そんなマリノスの今シーズンは、齋藤学の川崎フロンターレへのまさかの移籍から始まった。
これを受けて「齋藤学許すまじ」という熱烈なネガティヴキャンペーンを、一部と言うには多すぎるマリノスサポーターが展開している。

海外移籍希望や怪我などが複雑に絡み合っているので、マリノスサポーターでもない俺はこの問題に深く突っ込むつもりはない。
ただ2014年7月にシティ・フットボール・グループが経営に参画して以来、マリノスは随分ビジネスライクなクラブになった。

その流れの中で中村俊輔や榎本哲也、小林祐三などが退団し、移籍した。

そして2017年のオフには負傷を負っていた齋藤学が退団。
これを「近年のビジネスライクな路線へのしっぺ返し」と断定するのは、勘違いだろうか?

さて、マリノスのエースはウーゴ・ヴィエイラ。
レッズは今年のマリノスとの2試合で、2試合とも奴の得点を許した。

ウーゴ・ヴィエイラめ!

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