2018年のJリーグを終えて(その1)

今シーズンの長いJリーグが終わった。
天皇杯やJ1参入プレーオフに臨む6クラブ以外は、既にオフシーズンに入っている。

◆J1順位表
1. 川崎 69
2. 広島 57
3. 鹿島 56
4. 札幌 55
5. 浦和 51
6. FC東京 50
7. セレッソ 50
8. 清水 49
9. ガンバ 48
10. 神戸 45
11. 仙台 45
12. マリノス 41
13. 湘南 41
14. 鳥栖 41
15. 名古屋 41
16. 磐田 41
17. 柏 39
18. 長崎 30

一部試合が残っているクラブがあるが、今シーズンの総括を6回に分けて行う。
1回目は上位の3クラブについて触れる。

◆川崎フロンターレ

Jリーグ:優勝(勝ち点69/21勝6分け7敗/57得点27失点)
ACL:グループステージ敗退(グループ最下位/勝ち点3/0勝3分け3敗/6得点9失点)
ゼロックススーパーカップ:準優勝(セレッソ大阪に2-3で敗戦)
天皇杯:準々決勝で敗退(モンテディオ山形に2-3で敗戦)
ルヴァンカップ:準々決勝敗退(鹿島アントラーズに2試合合計2-4で敗戦)

今年のJ1は1強17弱の構図だ。

川崎フロンターレは終盤に独走態勢に入っていた。
大逆転優勝だったためダミーのシャーレを掲げざるを得なかった昨年と違い、今回は2位のクラブに4ゲーム差を付けての優勝。
今年はサポーターの前で本物のシャーレを掲げることができた。

優勝チームにしては決して得点数は高くないが、失点数は1試合平均1点未満。
チョン・ソンリョン、谷口彰悟、車屋紳太郎と守備陣は実力者揃いだ。
攻撃面では小林悠がチーム全得点の4分の1を占めている。

リーグ戦で充実した闘いぶりを見せた一方で、他の大会と掛け持ちするにはまだまだ心許ない現状もさらした。

ACLでは、ホームでの初戦・上海上港戦で負けたのが大きかった。
昨年のJリーグ王者の威厳を見せられないまま、未勝利で敗退。
何気に国際経験豊富なクラブなだけに、実にもったいない。

ACLに挑戦していたためプライムステージからの参戦になったルヴァンカップでは、初戦敗退。
天皇杯ではJ2勢に敗れるなど、カップ戦でももろさを見せた。
気合いや精神力が重要な試合を落とす傾向があるのは、このクラブの伝統か?

1サポーターの立場を超えてクラブを支援していた川崎フロンターレのサポーター西城秀樹が、今年5月に夭折。
その次の公式戦では、中村憲剛がYMCAのゴールパフォーマンスを披露した。
西城の冥福を祈る。

川崎フロンターレの企画物で見せる自由奔放さは、今年も健在である。
ピッチにアルパカを連れてきたと思えば、ドイツ伝説のゴールキーパーであるオリバー・カーンに豆まきをさせたりしていた。

「何だ、このクラブは?」という驚きが、未だに拭えない。

来年のACLはグループステージからの出場。
そのグループステージでは、因縁の相手である上海上港と同組。
リベンジを果たせるか?

◆サンフレッチェ広島

Jリーグ:準優勝(勝ち点57/17勝6分け11敗/47得点35失点)
天皇杯:4回戦で敗退(鹿島アントラーズに延長戦の末2-0で敗戦)
ルヴァンカップ:グループステージ敗退(グループ3位/勝ち点7/2勝1分け3敗/9得点7失点)

8月25日の時点では、Jリーグでは17勝4分け4敗。
25試合で勝ち点55。
普通に考えれば優勝しない方が難しい。

ここから天皇杯も含めて10戦未勝利。

この10戦を開幕直後にやらかせば、城福の首は完全に飛んでいる。
まさかサンフレッチェ広島が世紀の大失速をやらかしてしまうとは!

Jリーグでは1巡目で絶好調。
2巡目では絶不調。
そして城福は監督就任初年度。

ということは、このチームは研究されると弱いということなのか?

その意味では、来年のACLではこのチームに何気に期待できるかもしれない。

ACLのタイトルを2度獲っている広州恒大や、絶好調の本田圭佑がいるメルボルン・ビクトリーが同組だ。

ただ彼らは今のサンフレッチェ広島のサッカーを深くは知らない。

グループステージ3節までにどれだけ勝ち点を稼ぐかが勝負である。

◆鹿島アントラーズ

Jリーグ:3位(勝ち点56/16勝8分け10敗/50得点39失点)
クラブワールドカップ:準々決勝から参戦
ACL:優勝(決勝でペルセポリスに2試合合計2-0で勝利)
天皇杯:準決勝に進出(ヴァンフォーレ甲府に1-0で勝利)
ルヴァンカップ:準決勝敗退(横浜F・マリノスに2試合合計3-4で敗戦)

鹿島アントラーズは国内大会では優勝経験が豊富ながら、国際大会では早期敗退で悩む内弁慶体質だった。
それがジーコがテクニカルディレクターに就任したことで一掃。
アジア制覇は見事だ。

カップ戦の戦績も、憎らしいくらいにバランスが取れている。
「この大会は明らかに捨てている」と思わせる部分が、このクラブには全くない。

最大で年間62試合にも達する過密日程の中、これだけの戦績を残すクラブがある。
こういうクラブがある以上、他のクラブが明らかにACLを捨ててかかって敗退した時に「大事な試合が控えてるから」とサポーターが口にしたところで、やっぱりそれは言い訳でしかない。
そういう部分を、鹿島のサポーターからは一切感じない。

レッズサポーターの俺にとって、鹿島アントラーズは敵だ。
ただ鹿島サポーターのこういう負けん気の強さはリスペクトすべきだと思う。

ただし天皇杯では、いや天皇杯でも泣いてもらうぜ。

なお、J1を3位で終えたので来年のACL挑戦権は獲得している。

J1の3位に与えられた権利はプレーオフからの参戦である。

天皇杯で優勝した場合、鹿島アントラーズが入る枠は天皇杯優勝枠に切り替わる。
その場合、グループステージからの参戦になる。
空席になったJ1の3位の枠には、4位の北海道コンサドーレ札幌が入る。

棚ぼたで権利が手に入るほど、世の中は甘くない。



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