17年間浦和で闘ってきた漢の花道
2003年に初のタイトルであるナビスコカップを掴んだ時も
そしてその後の数年間とここ最近の数年間でのタイトル獲得ラッシュの時も
平川はそこにいた。
2011年に危うくJ2に降格しかけて最終節で辛くもJ1残留を決めた時も
その後の数年間シルバーコレクター止まりでタイトルを掴めずに苦しんでいた時も
平川はそこにいた。
良い時も悪い時も、平川はそこにいた。
決して目立つ選手ではない。
だが彼は浦和での全てのタイトルに絡んでいる。
「浦和レッズというチームは、関わる全ての人達の大きな愛によって成り立ってる」
ありがとう、平川!
— 紅夢/【ACL参戦記2017】連載中 (@beniyume_) 2018年12月1日
17年間レッズで闘ってきた。
その平川忠亮は、今シーズン限りでの現役引退を表明した。
ツイッター浦和レッズ公式アカウントには、引退を惜しむ声が続々と寄せられている。
#平川忠亮 選手へのメッセージ、FC東京のスカウトで筑波大の同期 #羽生直剛 さんからもいただきました。羽生さん、ありがとうございます。最終節はみなさんと共に平川選手が望む、いつもの熱い埼スタを作り上げられれば幸いです。#urawareds#最終節も共に#FC東京さんご協力ありがとうございました pic.twitter.com/s5udE98Yxa
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2018年11月29日
#平川忠亮 選手へのメッセージ、FC東京のスカウトで筑波大の同期 #羽生直剛 さんからもいただきました。羽生さん、ありがとうございます。最終節はみなさんと共に平川選手が望む、いつもの熱い埼スタを作り上げられれば幸いです。#urawareds#最終節も共に#FC東京さんご協力ありがとうございました pic.twitter.com/s5udE98Yxa
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2018年11月29日
C&K、CLIEVYさん @ck4649 ご本人こだわりのメッセージが新たに届きましたので更新させていただきます。CLIEVYさん、あらためてのメッセージ、ありがとうございます。最終節はみなさんと共に平川選手が望む、いつもの熱い埼スタを作り上げられれば幸いです。#urawareds#wearereds#最終節も共に pic.twitter.com/9RMYas4lRF
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2018年11月29日
#平川忠亮 選手が「彼がいなかったら今の自分はなかった」という大親友 #小野伸二 選手から。小野選手、ありがとうございます。最終節はみなさんと共に平川選手が望む、いつもの熱い埼スタを作り上げられれば幸いです。#urawareds#wearereds#最終節も共に#札幌さんありがとうございます pic.twitter.com/fwsEv9F5oc
— 浦和レッズオフィシャル (@REDSOFFICIAL) 2018年11月30日
正直ヒラに関してコメント下さいと言われた時は原稿用紙20枚でも足りないと思いました
自分がへたれた時でも彼なら泣き言なんて言わずと思い自分も頑張れた
今日は泣いても良いようにハンカチ持って埼玉へ向かいます! https://t.co/5UvsulZpK1— dj kohno (ケツメイシ) (@kohnodj) 2018年12月1日
Jリーグ最終節、FC東京戦のベンチ入りメンバーに平川の名前が入っていた。
それを見て、俺は「もしかして」と思った。
その「もしかして」が起こった。
「デスゴール」の異名を持つ前田遼一にゴールを決められ、リードを1点差に詰められた。
そんな緊迫感漂う後半44分に、最後の交代選手として平川がピッチに登場した。
割れんばかりの拍手と共に、このタイミングで交代する柏木が涙を流しながらキャプテンマークを平川の腕に貼った。
スタンドからは「We are Reds!!!」の大コール。
通常このコールは大一番のキックオフ直前か大一番を制した時、あるいは試合中の非常に大事な局面でしか起こらない。
レッズの交代枠は使い切った。
脚を攣らせて倒れる選手が続出している。
そんな状況で、平川は落ち着いて試合をコントロールした。
そのままタイムアップの笛が鳴った。
3-2で見事に逃げ切り勝利に成功した。
その笛は、Jリーグでもう2度と平川がピッチに立つことがない事を告げる笛でもあった。
最大でも2試合残っている天皇杯が終われば、平川には指導者への辛い道のりが待っている。
今までの様には稼げなくなるだろう。
子供の選手のためにピエロにならなければならない場面も出てくるだろう。
それもまた人生だ。
一度人生を完結させて別の新たな人生を始める人は、今となっては珍しくない。
景気の悪くなった今、1つの会社で定年まで勤めあげられる人の方がむしろ貴重になった。
同じサッカーの仕事とはいえ、今までとは勝手が違う局面が続出するに違いない。
選手としては、漢の花道をきちんと飾った。
ただサッカー選手は、選手時代より選手を辞めてからの期間の方が長い。
平川のこれからの武運を願う。
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