J2の最高か最低の週末がすぐそこに迫っている

J2も残すところあと1試合。

あと1試合だというのに、昇格チームも降格チームも決まっていない。
それどころか昇格枠や降格枠すら決まっていない。

◆J2順位表
1. 山雅 76
2. 大分 75
3. 町田 75
4. 横浜FC 73
5. ヴェルディ 70
6. 福岡 69
7. 大宮 68
8. 甲府 59
9. 山口 58
10. 水戸 57
11. 徳島 55
12. 山形 55
13. 千葉 54
14. 岡山 53
15. 新潟 53
16. 金沢 52
17. 栃木 49
18. 愛媛 48
19. 岐阜 41
20. 京都 40
21. 熊本 31
22. 讃岐 31

1〜7位の昇格争いグループ
8〜18位の中位グループ
19、20位の命からがらJ2残留を決めたグループ
21、22位のJ3降格濃厚なグループ

この4つのグループが出来ていて、その中で熾烈な争いを繰り広げている。

J3降格枠が本来2なのに残り1試合でロアッソ熊本とカマタマーレ讃岐の降格が決まっていない。
理由はJ2ライセンスを持たないJ3のアスルクラロ沼津がJ2自動昇格圏の2位以上に入る可能性があるから。

それにしてもジェフ千葉やアルビレックス新潟がJ2で2桁順位にいるなんて!
タイムマシンで10年前の人たちに教えても、誰1人信じなかったのではないか?
時の流れは残酷だ。

例年なら残り数試合の時点で昇格チームが1チームぐらいは決まっていた。
それだけ今年は大混戦だ。

J2最終節もすぐそこに迫っている。

ここではJ1昇格争いに絞る。
それに絡むチームについて簡単に触れる。

◆松本山雅

徳島ヴォルティスに勝てば文句なしの昇格決定。
ただし引き分け以下ならJ1参入プレーオフに回る可能性が濃厚だ。
それどころかJ1での残留争いにも多大な影響を与える。

最終節を本拠地のサンプロアルフィンで迎えられるのは大きい。
既に全席種が完売済みだと言う。

J1復帰を願う熱狂的なサポーターが大挙してアルフィンに押し寄せるのは間違いない。
最終節は間違いなく熱い試合になるだろう。

◆大分トリニータ

3位の町田ゼルビアと勝ち点73で並んでいる。
ただし得失点差で7点もの大差を付けている(大分トリニータは+25、町田ゼルビアは+18)。
勝てなかったり昇格できない町田ゼルビアがなぜか突然8-0で勝ってしまったりとかいう八百長じみた事をしたりしなければ、J1復帰は決まりだ。

逆に言えば、アウェーでのモンテディオ山形戦を落とせば、昇格争いに一気に暗雲がたちこめる。

一時期J1でタイトル争いに絡み、2008年にはナビスコカップ(現ルヴァンカップ)を制覇した。
その一方で経営問題が噴出してJ3にまで降格した事もあった。

大分トリニータはエレベータークラブではない。
ジェットコースタークラブだ。

苦労してきただけに、J1復帰を願うサポーターの想いは非常に強いだろう。

大分トリニータは浦和レッズで長らくゴールマウスを守っている西川周作の古巣でもある。
古豪のJ1復帰を願っている。

◆町田ゼルビア

このチームが2位で終わろうが1位で終わろうが、J1昇格の可能性は全くない。
そんなJ1ライセンスを持たないクラブがJ1自動昇格圏の2位以上を狙える位置にいるのは、驚きだ。

このクラブの最終順位が、他のJ1昇格争いをしているクラブの動向に影響する。
それどころかJ1での残留争いにまで大きく影響する。

全試合同時キックオフの最終節が終わってこのクラブの最終順位が3位以下に確定した瞬間、J1のV・ファーレン長崎のJ2降格が決まる。

そしてこのクラブの最終順位次第でJ1での自動降格枠が変動する。

J1ライセンス取得のためには、10328人しか収容できない町田陸上競技場の観客席の拡張が必須。

かつて東京ヴェルディを支援していたサイバーエージェントが、町田ゼルビアへの支援へ動いている。
正式に支援が決まれば、J1ライセンス取得への追い風になるのは間違いない。

このクラブが近い将来にJ1昇格を果たすためには、早い時期にJ1ライセンスをつかめるかに掛かっている。
その為にもこのクラブには勝利が求められている。
勝ってサポーターやスポンサーを集めやすくして、スタジアムの改修資金にしたいところだ。

その勝利が求められている最終節の相手は、J1昇格が掛かっている東京ヴェルディ。
東京ダービーをホームで迎える。

◆横浜FC

2位の大分トリニータに勝ち点で2しか離れていないこのクラブには、J1自動昇格の可能性が残っている。

横浜FCにはレジェンド三浦知良が所属している。
横浜FCがJ1に復帰する事は、カズがJ1に復帰する事だ。

カズは「リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手」としてギネス世界記録に認定されている。
彼は今後ゴールを決めるたびにギネス記録を更新し、世界的な話題を集めることになる。

最終節の相手は、試合4日後に天皇杯準々決勝鹿島アントラーズ戦を控えるヴァンフォーレ甲府。
アウェー山梨中銀スタジアムでの大一番にも要注目だ。

◆東京ヴェルディ

サイバーエージェントにフラれてしまった東京ヴェルディだが、J1参入プレーオフへの参入には若干有利な立場にいる。
ただし7位の大宮アルディージャと勝ち点が2しか離れてなく、得失点差で不利(東京ヴェルディは+15、大宮アルディージャは+16)。
絶好調の町田ゼルビアとの最終戦で勝利を落とせば、この1年の頑張りが無駄になる。

アウェー町田陸上競技場での最終戦は、熾烈な闘いになるだろう。

◆アビスパ福岡

「台風の目」町田ゼルビアに敗れながらも、続くロアッソ熊本戦で勝利してJ1復帰に望みをつないでいる。

J1昇格圏外の7位大宮アルディージャと勝ち点がわずか1差。
スリリングな状況ではある。

突出したスター選手はいない。
ただJ2での3位タイの少ない失点数42の堅い守備が好調を支えている。

九州勢では唯一のJ1参入クラブであるサガン鳥栖が経営陣での問題で揺れ、残留争いに巻き込まれてしまっている。
アウェー長良川競技場でのFC岐阜戦で勝利し、九州勢を面白くできるか?

◆大宮アルディージャ

最終節目前の今でも、まさかあの大宮に昇格の可能性が残っていたとは!

去年のJ2降格直前に、前所属の清水エスパルス時代と比べて腹回りがだらしなく太ってしまった大前元紀の画像がツイッターに出回った。

大宮の街には食の誘惑があり過ぎるぐらいある。
誘惑に負けてしまっていたのだろうか?

そんな大前だが、現在ではJ2得点ランキングで首位(24得点)に付けている。

大宮アルディージャには自力でのJ1復帰の可能性は消えている。

敵地シティライトスタジアムでのファジアーノ岡山戦で勝利し、さらにJ1昇格プレーオフを3戦連続でモノにして、J1所属チームの最後の1枠に滑り込めるか?

ついでにJ2残留争いについても少しだけ触れる。

J3のFC琉球のJ2昇格が決まっている。
つまり最終節でJ2の21位ロアッソ熊本と22位カマタマーレ讃岐の最低でもどちらか1つのJ3降格が決まる。

自動昇格枠は2つ。
J2からのプレーオフ枠は4つ。

いま昇格争いの位置に参入いるのは、昇格できない町田ゼルビアを含めると7つ。

この中から町田ゼルビア以外で1チームが、次の試合で確実に結論が出る。

最高の週末にできるか?
最低の週末になるのか?

全ては自分たち次第だ。

J2最終節は全試合11月17日14時にキックオフ。

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