サッカーは勝って嬉しいはないちもんめ

勝って嬉しいはないちもんめ。
負けて悔しいはないちもんめ。

良い選手は、負けてばかりのチームから勝てるチームに移籍する。

これがプロサッカーリーグの常ではないだろうか?

実社会で例えると分かる。

全く同じ業種のA社とB社がある。

A社では仕事場に会社が買ったパソコンがあり、メールでやり取りしている。
入社したての新人が妻と子供2人の家庭で家族旅行を年2回程しても貯金が出来る程度の収入がある。

B社では仕事場にパソコンを置くという発想すらない。
社長の親族でもない限り、平社員は自分がパソコンを買ったり携帯電話を買い換えたりする金すら稼げず、連日サービス出勤サービス残業。
当然家庭を持つなんて夢のまた夢。

業績はA社の方がB社より圧倒的に良い。

A社の雰囲気は冗談がたまに出てくるくらいに程よく明るい。
仕事のない時にツイッターやインスタグラムをいじる程度の余裕もある。

B社の雰囲気は常に斜陽感や場末感が漂っている。
常に仕事仕事と急き立てられ、旧式の携帯電話をいじる時間さえない。

どんな人でも「B社でなくA社で働きたい」と思うのではないか?

B社で働いている20代の社員Cを考える。

Cに、A社から引き抜きのスカウトの話が舞い込んだとする。

ここでスカウトの話に応じ、すぐにCはA社に移籍した。

移籍したての頃は、パソコンの事など分からない。
そりゃそうだ。今まで触れる機会すら無かったのだから。

スカウトの人からB社のパソコン事情の話やCがパソコンにもSNSにも触れられなかった話も聞いている。
周りの社員は「まだ若いし、教えればいい。多目に見るか」となる。

こうしてCはA社に馴染み、無事にA社で幸せに生活できる。

もしB社にいた時にスカウトの話を断っていれば、どうなるか?

奴隷労働の日々が続き、Cには陰鬱な人生が待っている。
他の会社ならメールで一斉送信するところを、FAXを1回1回送信する。
当然時間が足りなくなり、業績不振になる。

数年後、こういう日々に耐えられなくなり命からがら自主退職。
職業安定所に行ってA社に転職しようとしたとする。

募集条件には、こうある。

「要Excel、Word、PowerpointなどのPCスキル」

ここで普通はキャリアアップの道は絶たれる。
何故なら今までこういうPCスキルを磨く時間も金も無かったのだから。

ここで親戚に居候して親戚のパソコンでPCスキルを何とか覚えて、職安経由でA社に転職したとする。

今までのくせでFAXを流そうとするたびに「君はメールも知らないのか?」と同僚から小言を言われるだろう。
SNSでしか回っていない世の中の裏話に付いていけず、孤独な職場生活になるだろう。
うだつも上がらないCは、結局A社を辞めて唯一の引き取り手であるB社に出戻りするしかなくなる。

ステップアップできる時に転職しないという事は、自分の市場価値を下げること。

サッカー選手も同じことではないだろうか?

環境も給与も素晴らしいクラブから声が掛かれば、移籍するのがプロサッカー選手だ。
そこで移籍しないと、市場からの評価は「そこのクラブでしかプレーできないうだつの上がらない選手」というレッテルが貼られてしまう。

移籍を食い止められないのは、クラブの経営陣が悪い。
選手の魅力を失うことばかりしてきたからだ。

Jリーグははないちもんめの世界だ。
選手とサポーターだけに努力させ、経営陣や監督がのうのうとしているクラブに輝く明日などない。



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