真剣勝負の場に入れ替えは付き物だ

世界中が注目する「エル・クラシコ」バルセロナvsレアル・マドリードでレアルが5-1で敗れ、レアルの監督のロペテギが解任された。

率直に書けば、今のロペテギにはレアルの監督を務める資格は無い。

国内のプロスポーツの大会では、戦績上位のチームが翌年度の国際大会に出場する場合がある。

BリーグではFIBAアジアチャンピオンズカップがあり、8チームが本戦に参加する。

サッカーではもっと大規模だ。
アジアのチームが参加するACLや欧州のチームが参加するUEFAチャンピオンズリーグの本戦には、32チームが参加する。

Jリーグの戦績上位のチームと天皇杯優勝チームが、翌年度のACLに出場する。
欧州の国内リーグや戦績上位のチームが、翌年度のチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグに参加する。
スペインの国内リーグであるラ・リーガでは、1〜4位のチームがチャンピオンズリーグに参加し、5、6位のチームがヨーロッパリーグに参加する。

バルサに敗れた現在のレアルは9位。

今のまま2018-2019シーズンが終わると、レアルは欧州の舞台から消えてしまう。

それは仕方がないのではないか。

国際舞台から姿を消すには、そうなっても仕方ない理由がある。

クラシコではボールを一方的にバルサの選手に持たれていた。
バルサは左を狙う対角線パスを繰り返し、レアルの右サイドバックを執拗に狙っていた。

それらへの意味のある対策を打ち出すことなく90分を終えた。
監督がこの調子では、どこにも勝てない。

レアルの会長ペレスの責任も大きい。

スペイン代表監督としてやってきた位だから、ロペテギは本来無能な監督ではない。
むしろ優秀な部類だろう。

ただワールドカップ突入直前にレアルの監督内定の報をもらした事でスペイン代表監督を解任されショックに陥っていたであろうロペテギのメンタル面を、ペレスはケアしているようにはとても見えない。
それどころか、ロペテギの選手獲得の希望をペレスはことごとく無視してきたと言う。

これまで移籍市場を席巻してきたレアルの会長ペレスが、今季のオフでは交渉のもつれから50ゴールを奪取したクリスティアーノ・ロナウドを失い、それに匹敵する補強が出来ずにきてしまった。

スペイン代表監督として指揮を振るうつもりだったのに、ワールドカップ直前にレアル転職内定の話を明らかにしたのが仇となり、ロペテギは代表監督を緊急解任された。
針のむしろにいたロペテギがレアルでは快適に仕事できるように、ロペスが整えることはなかった。

自分の上司が一緒に闘わず、自分の銭算段だけに熱心な職場で、まともに働けるだろうか?
結果を出せるだろうか?

これでは戦績不振も当然だ。

レアルが国際大会に出られなくなるのは、レアルに力が無いからだ。

レアルが国際大会に出られないという事は、力のある別のチームが新たに国際大会に出られるようになる事を意味する。

ACミランがベルルスコーニ一族の迷走で戦績が低迷し、サポーターから猛反発を食らい、その代わりにナポリがチャンピオンズリーグの舞台に上がってきたように。
マンチェスター・シティやチェルシーが資金を投入して大物選手を獲得して、アーセナルをチャンピオンズリーグのピッチから追い出したように。

集団の質を低くしないようにする為には、メンバーの入れ替えは必要だ。
大会の場合でも。チームの場合でも。

高い質が求められる世界の中にその場にふさわしくない者が居れば、退場もやむを得ない。

今のロペテギにはレアルの監督を務める資格は無い。

あくまで「今の」だ。

下部リーグで地道に仕事して結果を出せば良い。
今資格が無ければ、時間かけて結果出して資格を得ればいい。

「今」資格が無くても「将来」も資格がないとは限らない。

全ては自分次第だ。



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